独女通信は、20歳以上の独身女性の本音を扱うコラムです。「独女」といわれる彼女たちの恋愛や結婚、仕事や将来について、ホンネのコラムを配信しています。

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料理やファッションをついネットで晒してしまう心理とは?

さらす「本日の夕食はこちら!」
「今日のファッションです!」
こんな書き出しでブログやSNSで料理写真や自前のファッションをアップするエントリーは、芸能人ブログなどをみていると必ずといっていいほど出てくるネタである。それをみてファンは「美味しそう」「カワイイ!」などと反応し、また反響が大きいと料理本を出版したり、ファッションブランドをプロデュースしたりという“商売”になるケースも多い。結果的にブログで料理やファッションを晒すのは、芸能人とってプロモーションの一種となっている部分は否定できないだろう。

しかし、芸能人でなくても自作の料理をアップしたり、ファッションを晒したりという一般人は独女を含め、たくさんいる。もちろんそれによって“人気料理ブロガー”として世にデビューするという人も増えてはいるが、多くの人がただ単純にそこを狙っているわけではない。

一人暮らしの綾子さん(28歳・独女)も家で料理をつくると、ブログに写真をアップするのが日課という一人だ。綾子さんの料理はたいていご飯、汁もの、おかず、サラダ、デザート……バランスの良い献立が並び、料理の色どりもバッチリ。お皿やカトラリー類もオシャレで、まるで料理の本に出てくるような完璧さ。
「もともと料理が好きで、食器も好き。料理の盛り付けのことを学びたくて、フードコーディネーターの学校にいっていたこともあります」(綾子さん)
しかし傍目にみると、仕事が終わって疲れている日もあるはずなのにほぼ毎日自分のために完璧な夕食をつくってブログにアップする綾子さんの熱心さのモチベーションは一体どこからくるのか? という疑問がわいてくる。
「1人暮らしだとせっかく一生懸命作っても食べてくれる人がいなくて寂しいから、誰かに見てほしいっていうのはあります。やっぱりコメントに『おいしそう!』とか『私も食べたい!』とか書いてくれるとうれしいです。私の場合はたまたま料理が得意だから料理をアップしているけど、特に一人暮らしの人だと、そういう『せっかく頑張ってつくったから誰かにみてもらいたい』存在って何かひとつくらいあるんじゃないですか? 私の友達にネイルアートが好きな子がいるけど、その子はよくネイルアップしていますよ」(綾子さん)
確かに一人暮らしの場合、一生懸命ご飯をつくっても「美味しい」という人がいないことも多い。ファッションやネイルは、出先で会う人によっては反応もあるだろうが、一人で外出したりする時は、そうもいかないこともある。

ちなみにブログのポータルサイトをみてみると、料理やファッション以外にも「コレクション」「ライフスタイル」「ペット」「インタリア」「恋愛」などなど、あらゆるジャンルで人々が自分の生きる記録をアップしていることがわかる。損得関係なく、ただ自分の生きる証みたいなのを誰かと共有したい、そんな願望はもはや現代に生きる人々にとって当然のものなのか。

そんな中、芸能人ブログで今もっとも旬となっている晒しネタは“すっぴん”だ。今年5月に当コラムでも「相次ぐ芸能人の“すっぴん”披露 その時、独女の心境は?」で、女性芸能人が続々すっぴんをブログで晒す様子をすでにお伝えしているが、最近でも佐々木希や道重さゆみなどが追随。その流れはますます加速している。さすがに一般独女が芸能人と同じようにすっぴんを晒すようになるとは到底思えないが、すっぴんのような“人前へ出るのはちょっと恥ずかしい素の姿”を何かしらで晒す流れになるかもしれない。例えば料理なら「鍋のまま食べるインスタントラーメン」とか、ファッションなら「家の中でのダサジャージ姿」とか。そういうステキじゃない姿を晒してみるとか、どうでしょう?

この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。




ほんの少しだけ頑張っている独女なりの“ちょいエコ”とは?

エコ暑い、とにかく暑い!
なんと5月31日から8月1日までの間に、熱中症で病院に搬送された人は2万人いるということが、総務省消防庁の発表で明らかになったという。しかも、そのうち死者は約100人にものぼるとか。
気象異常が話題になると、みんながエコを意識し始める。時期的にもエコを大声でアピールする『24時間テレビ』(日本テレビ/8月28日放送)などがあったり、2020年までにCO2排出量を25%カットする試みの『チャレンジ25キャンペーン』は通年で活動している。
というわけで、今回は独女のみなさんがしているエコについてアンケートを行った。

「日頃心がけているエコは?」という問いには、「ごみの分別」、「なるべくペットボトル入りの飲料を買わず、浄水した水やお茶を水筒などに入れている」、「エコバックを常に携帯し、ビニール袋をもらわない」、「風呂の残り水を掃除や洗濯で活用」という回答が多かった。

「エコのために募金をしたり、ボランティアに参加したりということまではしないけど、キャンペーンを見たり、ニュースで災害に遭遇して苦しんでいる人を見ると、少し気を遣おうかなーと思う」というのはみちえさん(30歳)。ちょっとしたことなので、気兼ねなく日常的に続けられることがいいのだとか。頑張りすぎない“ちょいエコ”が大事なのかも。

ほかにも、こんな“ちょいエコ”がある。ちょっとした工夫や生活のなかで生まれるアイデアがとても面白い。「節約しよう」とか「再利用しよう」と考えること自体がすでに“ちょいエコ”なんだ、と実感させられる。

「暑いけどエアコンを使うのはちょっとな、という時に、保冷剤をタオルにくるんで首に巻いてます(笑)。あと、日が完全に落ちてから、家の前の道路に打ち水をします。ミニバラを育てていた時は、肥料代わりに米のとぎ汁をあげてました」(桂子さん/35歳)

「お米のとぎ汁はそのまま流すと環境破壊につながる……と聞いたので、ベランダに撒いて打ち水にしています。あと、古くなったTシャツなどは15cm四方に切りミニ雑巾にしてストックしていて、猫がうっかり吐いちゃったときとか簡単な拭き掃除に使っています。それから南向きの部屋は日差しが強いので、遮光カーテンをつけました。だいぶ涼しくなって、エアコンをつける時間が短縮できるようになりました!」(絹代さん/33歳)

「可燃のゴミ袋は、A4サイズ・B4サイズの封筒をリサイクルしている。エアコンと扇風機を併用して、寒くなったらこまめに切るようにしている」(美香/36歳)

「夏野菜はかなり自宅で育てています。今育てているのはプチトマト、しそ、バジル、きゅうり、ゴーヤです。夏野菜はとにかく簡単なんですよ。安い苗でもたくさん実がなります」(めぐみさん/33歳)

「お米のとぎ汁で顔をすすいだときは米ぬかのせいか、洗い上がりがしっとりした気がします」(ゆきこさん/33歳)

「にんじんや新じゃがいも、大根などの根菜類はタワシでゴシゴシ洗って、皮ごと食べています。栄養価も高いし、ゴミも調理の手間も減っていいことづくし!」(陽子/36歳)

「昼間は暑いけどなるべく自転車や徒歩で移動します。ミニタオルと飲み物を凍らせておいて冷えたおしぼりで汗をぬぐい、凍ったボトルは水分補給と冷却剤として使っています。これは体力もついて、夏バテしませんよ! おしぼりは汚れても洗えばまた使えるので、ベタつくこの季節にはおすすめです」(ひろこ/28歳)

「休日の朝、起きたらやかんに水をたっぷり入れて、日当りのいい場所に置いておくんです。お昼ごろにはすっかり水が温まっているので、ちょっと火にかけてそうめんをゆでたりします。ガス代の節約です!」(ゆみ/37歳)

「観たいテレビ番組は全部録画します。CMを飛ばせるので、5~10分は短縮できます」(さとみ/34歳)

今回、いろいろと情報をくれた独女のみなさん。口々に「貧乏くささとエコは紙一重ですね……」、「ただケチなだけなんだけど」などと言っていたのが印象的だった。
こうした“ちょいエコ”が「貧乏臭い」「ケチ」ではなくて、当たり前と思えるようにになったら環境破壊が少し良い方向に向かっているんじゃないかと思う。

この記事の執筆者

パンチ広沢

パンチ広沢

1974年生まれ、乙女座、B型。名前からゴツイ男だと連想されるが、実は中肉中背でいわゆる“フツー”の女性フリーライター。名付けられて15年以上経つが、思いのほか名前に興味を持たれるので引くに引けないのが悩み。AKB48とグルメが得意ジャンル。とくに野菜が好きでジュニア野菜ソムリエを取得。
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男と女で認識の差アリ!? 魅惑のセクシーランジェリー

1701386「去年にも増して猛暑の毎日、ストッキングや下着の締付けのせいかお腹周辺やお尻に汗疹ができてしまいました」と語るのは、営業職で毎日スーツ着用必須の早紀さん(32歳)。アウターはジャケットを脱ぎ、涼しげなブラウスやカットソーで凌げるということだが、ボトムスの方がそうもいかないそうだ。

「午後になると蒸れて痒くなるんです。この状態を解消したいと思って色々調べていたら“ガーターベルト”にヒットしたんです。ガーターベルトとTバックのコンビは下着のラインも響かないし、なにしろ蒸れないから『コレだ!』と思い友人に話したら『エッチだね』って言われて…。なんとなく購入を躊躇ってしまいました。エッチな気持ちで購入するのではないので勘違いされるのも癪なんですけど。Tバックだって1枚くらい持っていても良いのかなと思ったんです」

という早紀さんのコメントを受けて、果たして20代後半~30代の独女たちはセクシーランジェリーを所持しているのかリサーチしたところ、大半が「持っていない」「買ったことがない」という意外な回答であった。では、彼女たちが思うセクシーランジェリーの定義とは如何なるものなのか聞いてみた。

●大事な部分が開いている下着。シースルー下着。勝負下着とは別モノ。(聖子さん)
●Tバックや透けているパンツ。大切なところを隠してない感じ。(克美さん)
●基本、乳首とアンダーヘアーが見えるレース調。透けている感じ。(佳代子さん)
●ほぼ紐でパンツとしての機能を削ぎ落としたソリッドなデザインのもの。クロッチ部分が穴あきのパンツ。(尚美さん)
●光沢のあるサテンっぽいテカテカした素材のモノで面積狭め。(綾子さん)
●メンズが面くらいそうなビジュアル先行型。下着として機能してないもの。(由香里さん)

なるほど。上記のような定義づけであれば「持っていない」という回答が納得できる。女性たちにとって、クロッチ部分に穴があいているなど、大胆なデザインかつ一般的に下着としての機能を果たさないものがセクシーランジェリーにカテゴライズされるようである。下着としての機能を果たさないアイテムは、俗にいう恋人とのマンネリ回避や、自分や相手の性欲を駆り立てるアイテムとして身につけるものという認識ということだ。決して勝負下着ではない。

では、男性が思うセクシーランジェリーの定義は一体どうなのか? 気になったので20代~30代男性にも聞いてみた。

●総レースのパンティー。(真人さん/31歳)
●ピンク×黒、紫×黒などの色はセクシー。(伸さん/25歳)
●見えそうで見えない下着。(隆さん/34歳)
●Tバックでレースの透けているもの。(浩二さん/31歳)
●布の面積が少ない下着。(和馬さん/26歳)
●隠すところが少ないけど、しっかり隠れている下着。セクシーさにも多少の上品さを求めてしまいます。(祐土さん/36歳)

同じ質問であるにもかかわらず、面白いことに男性陣の回答は、品格すらうかがえる。「総レース」「見えそうで見えない」「紫×黒」…etc。女性側から見ると、それらは勝負下着にカテゴライズされるといっても過言ではない。

思うに、パンツに穴があいていようがいまいが、一番セクシーに思えるのは、“ギャップの法則”に則ったセレクトの仕方かもしれない。空前のベストセラー本『1Q84』(村上春樹著)のヒロイン・青豆もそうであるように、普段クール系でまとめている女性が、服を脱いだ時にレースやフリルが施されている下着を身につけていたらどうだろう? 一方、清楚なお嬢様系の女性が黒や紫の下着をつけていたら? ましてそれがTバックだったら…。実はこれが一番セクシーなのかもしれない。

最後に、男性陣が好むセクシーランジェリーを聞いてみた。

○やっぱり総レース!
○ガーターベルト。どーなっているのか謎を解きたい!
○ピンクや白のベビードールがかわいい。
○見えそうで見えない薄い生地の下着。○レースのTバック。○色は赤や黒や紫がセクシーです。

ということなので、今後の下着購入の際は、自分のキャラクターを考慮しつつ、上記の男性陣に人気のセクシーランジェリーを参考にしてみてください。ちなみに、Tバックは肌が直接洋服に触れるので、お尻全体の緊張感が高まりお尻の筋肉が引き締まってくるそうです。

参考資料:「下着の品格」(カナリア書房)大鳥居舞著

この記事の執筆者

堂ナツコ

堂ナツコ

フリーペーパー編集、制作会社勤務を経てライターに。得意分野は大人女子のお話、フランスのお話、サブカルチャー、占い、その他ジャンル問わず取材記事を執筆。
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メル友男女のドライブデートは「あり」か「なし」か?

8801704メーカーにお勤めのメグミさん(28歳)は、社内のイベントで知り合って以来、メル友として連絡を取り合ってきたYさん(29歳・エンジニア)にドライブに誘われている。行き先は日帰りで行ける河口湖か山中湖あたりとのこと。

「メールでは、いろいろなことを話していますが、いきなりドライブに誘われるなんて思ってもいなかったので驚いています。映画や食事のお誘いなら、すぐにOKできるんですけど…」と戸惑う気持ちを話してくれた。まだメル友の域から出ていないこの2人の場合、ドライブデートは、「あり!」なのか「なし!」なのか?

「なし!」と答えてくれたのはユミさん(30歳・公務員)。「私だったら、いきなり2人だけでのドライブは無理です。何を話せばいいかわからないし、話に行き詰まったら嫌な雰囲気になりそうじゃないですか?男女4人でのドライブにするか、もう少し2人の距離が縮まってからのほうがいいと安心してドライブを楽しめると思います」(ユミさん)

「あり!」と言うのは、マイカー通勤をしているサトミさん(27歳・医療関連)。「彼との距離が縮まったきっかけがドライブでした。日頃から車を使っている人って、気軽にドライブにも行くから、『この人とでかけたら楽しいだろうな』とか『一緒に出かけたいな』くらいの気持ちで誘うことも多いと思いますよ。あまり深く考えないで、Yさんのことが嫌いではなかったら、チャンスだと思って出かけてみては?」(サトミさん)

サトミさんとユミさんの意見は、どちらも一理ある。ちなみに、埼玉県内の工場に勤務するYさんはマイカー通勤。買い物といえば広い駐車場があるスーパーやショッピングモールが多く、コンビニに行くのも車だという。一方、都内に住むメグミさんは電車派。2人のドライブに対する感じ方の違いは、ライフスタイルも大きく影響しているだろう。

では、もし、ドライブデートに出かけるとしたら、メグミさんはどのようなことに気をつければいいのだろうか?ドライブデートにさまざまな思い出がある女性たちにお話を伺った。

ヨウコさん(32歳・専業主婦)は、「助手席では寝ないこと」を一番にあげてくれた。「以前、お付き合いしていた男性と出かけたドライブで、行きも帰りも助手席で寝ちゃったんです。ドライブの最後に『疲れているのはわかるけど、隣で寝られちゃうと、僕も眠くなっちゃうからさあ~』と釘をさされました。気遣いの無い女だと思われちゃったみたいです」(ヨウコさん)

チアキさん(27歳・会社員)は、学生時代にドライブデートで大喧嘩をして、途中で降りて帰って来たという苦い経験がある。運転していた彼とは気まずくなったまま別れたそうだ。「思い出すと、今でも冷や汗がでますが、良い教訓になっています。渋滞にはまったときは、女性が寛容な気持ちにならないと、確実に喧嘩になりますからね。2人でいられる時間が増えたと思えれば大丈夫です」(チアキさん)

先ほど「あり!」と答えてくれたサトミさんは、持ち物についてアドバイスをしてくれた。「運転していて意外とやっかいなのがペットボトルの蓋です。ストローを持って行くか、ストローで飲めるタイプの飲み物が便利ですよ。あとは、夏のドライブなら、濡らしたタオルを保冷剤と一緒に保冷バックに入れて持って行くと眠気覚ましになるので、彼も喜ぶと思います」(サトミさん)

知人の男性たちに、お金の分担について聞いてみると、「高速代やガソリン代を出そうという気持ちで十分」とのこと。ただ、最近は「デートでも割り勘が当たり前」と考える男性もいるので、出かける前に、ガソリン代や高速代はどうしからいいかなど、話し合っておくといいかもしれない。

車内で聞く音楽を用意していくのも良いアイデアだが、私のお勧めはFM放送。会話が途切れたときは、そのままパーソナリティの話を聞いていてもいいし、笑えるネタも多いから自然と雰囲気も和んでくる。ラジオから流れる音楽も2人の話題になるだろう。

ところで、冒頭で紹介したメグミさんだが、ドライブの行き先を1時間程度で行けるアウトレットモールに変更してもらいOKしたそうだ。「1時間くらいなら、話題にも困らないだろうし、なんとかなるかも。まずは、お試しといったところですね(照笑)」とメグミさん。2人のこれからが楽しみだ。楽しいドライブデートになりますように!

この記事の執筆者

神田はるひ

神田はるひ

埼玉在住。メーカー勤務を経て、紆余曲折の末フリーライターに。コラムやエッセイの他、メルマガ制作やコピー制作など守備範囲は広い。趣味は料理と散歩。冷蔵庫にある物を使って作る創作料理には定評がある。占いによると「大器晩成」らしいが、まだそのときはきていないらしい。
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時間の流れについていけない独女たち

彼と一緒にいるとどうしてこんなに時間が早く過ぎるのだろう。恋を経験した人なら誰でも一度は実感したと思う。
でも彼だけじゃない。仲のいい友達と会話が弾んでいるときも、「えっ、もうこんな時間」と時間があっという間に過ぎたことに驚く。楽しい時間とは早く過ぎるように感じるものだ。

ところが「毎日、時間があっという間に過ぎて」と嘆くのは保険会社に勤務する宏子さん(36歳)。
「仕事が楽しくて充実しているならともかく、お客様からの苦情処理の電話に追われて、就業時間内にやらなければならない書類も作れない有様なんです」

確かに仕事に追われていても時間はあっという間に過ぎる。
雑誌の編集者の加奈さん(35歳)も、仕事に追われて時間があっという間に過ぎると嘆いている一人だ。ほっとするのは校了日だけ。毎日ネタ探しや新しい情報を追いかけ、苦労をして書いた記事も掲載された雑誌が発売される頃は、最新の情報のはずが鮮度は古くなっている。

「今の世の中は流れが速すぎます。ついていくだけでも疲れるのに、追いかけるには体力もいりますしね」と嘆く。このままでは自分がつぶれると感じた加奈さんは、取材で知り合った住職のいる山寺を訪れたという。

「携帯も通じない場所なんです。最初は仕事のことが気になって仕方がなかったんですが、夜になると星がものすごくきれいで驚きました。今まで夜空を見る余裕もなかったですから」

テレビもない寺でひと晩ゆっくり過ごした加奈さんは翌朝、身体中から毒素が出たような壮快さを感じたという。

「今まで自分がいた社会とは別の流れを持つ場所でひと晩過ごしたことで、ものすごくリフレッシュできました。自分にとってゆっくり時間が流れる場所を持つことは必要なんだと思いました」
これからは時々、リフレッシュ休暇をとり山寺を訪れたいと思っているとのこと。

大人になると子供のころに比べて時間が経つのは早く感じるようになる。
フランスの心理学者ポール・ジャネーが 提唱した説によると、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)という。例えば,1歳の子どもの1日は、30歳の独女の30日に当たる。子供のころは長かった時間は年を重ねるごとに時間の流れは加速していくことになる。何もしなくても加齢とともに時間は加速すると感じる。なのに時間に追われる生活をすれば心身ともに無残な状態になってしまうのはあきらかだ。
時にはゆっくり時間が流れる場所に自分の身を置いて、時間の流れを止めることも必要ではないだろうか。

この記事の執筆者

佐枝せつこ

佐枝せつこ

テレビ局勤務を経て小説を書き始める。著書に第24回横溝正史ミステリー大賞最終候補作「ベッド・イズ・バッド」「家内安全」「光冠」ほか。2007年より「独女通信」の執筆陣に参加。「婦人公論」に母親たちの極寒婚活模様が掲載。婚活、介護、婚外、恋愛など女性の様々な生き方をテーマに執筆活動を展開中。
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会話が多い夫婦は何を話しているの?

1169452_41235159今年の秋、結婚予定のサユリさん(28歳・不動産関連)は、姉夫婦の会話の無さに不安を覚えている。子どもたちがいるときは、家族4人で楽しそうに話しているのだが、夫婦2人になると、ほとんど話をしないという。「姉に聞いたら『ただ話すことがないだけで、嫌いなわけではないし、他の家もそんな感じじゃない』って。夫婦ってそんなものなんですか? 私と彼もそうなるのかしら?」と。しかし、結婚してから、何年たっても相変わらず会話が多い夫婦もいる。一体何を話しているのだろうか?

平日でも1時間から2時間近く会話をしているという、結婚20年目の山本さんご夫妻(夫・コウジさん、妻・ノリコさん)にお話を伺った。コウジさんの帰宅時間は21:30から22時の間。その後24時に寝るまでの間、コウジさんがお風呂に入っている時間以外は、ほとんど話しをしている。

「一番多いのは、中学生と高校生になる娘たちの話です。お互いの仕事の愚痴も言い合いますね。その他、新聞だったら、『あの記事読んだ?』とか『これ読んでみて。すごくいい話だよ』みたいな話もします。最近は、NHKの『ゲゲゲの女房』のビデオを見てから、『ゲゲゲの鬼太郎』の思い出について語ったりもします」(ノリコさん)
1歳違いのコウジさんとノリコさんには、小中学生の頃に見ていたアニメやドラマ、好きだったアイドルなど、共通の話題が多い。例えば、コウジさんがリビングで山口百恵さんの曲を流せば、2人とも歌えるし、曲にまつわる思い出をそれぞれが語りだすという。当時のアニメやドラマの数だけ、アイドルの数だけ、会話のネタがある。

「どちらかが面白い漫画や本を読んだら、相手にも読んでもらって、感想を言い合ったりします。でも、自分が読みたくないもののときは、無理して読んだりはしません。会話のコツは、お互いの話に興味を持つことと、適当に受け流すこと。そのバランスが大切なんだと思います」(ノリコさん)

40代半ばを過ぎても、ディズニーランドのアトラクション待ちのときは、永遠に終わらない「しりとり」で盛り上がるそうだ。「くだらないことほど、コミュニケーションでは大切だと思います」というコウジさんの言葉が興味深い。

次にお話を伺ったのは、結婚39年目を迎える中田さんご夫妻(夫・誠さん、妻・マサコさん)。自営業の中田さんご夫妻は、仕事でもプライベートでもいつも一緒。どんな会話をしているのだろうか?

「思えば、結婚前から会話は多かったですね。うちの場合は、旅行や食事の話題が多いです。去年からは2人で町会の理事になったので、近隣の事情などがよく話題にのぼります。気がつけば、39年間仕事でも、家でも2人でしゃべり続けています(笑)」とマサコさん。「町会でも2人ともパワー全開で、しゃべりまくっているので、周りからみると、夫婦漫才のようだとよく言われます」と誠さん。

中田さんご夫妻の場合、他の人との会話もとても多く、初めてのレストランでも、すぐに店長さんなどと親しくなり、2回目からは常連さんなみになるそうだ。できそうでできないことだけに、中田ご夫妻のコミュニケーション能力が羨ましい。

最後にマサコさんに「話のキャッチボールを続ける上で大切なポイン」について伺った。「共通の趣味や価値観が同じだと話題に事欠きませんね。似たもの夫婦は、考え方が似ているのでしょう。喧嘩をしそうになったら、どちらかが一歩引くといいかも…。我が家では、誠さんが2~3歩引いていますね」(マサコさん)

少し前の話で恐縮だが、「がっちりアカデミー」(TBS系列)というテレビ番組で、勝間和代さんが「夫婦の会話が1日16分増えると、月10万円分の『トク』」と話していた。仮に夫の給料が10万円減ったとしても、日常の会話が16分あれば、それで同じくらいの幸福度が保てるのだという。しかし、1日16分の会話でさえ難しい夫婦が少なくない。

先に紹介した山本さんご夫妻は、2人でしゃべりながら散歩をしているのを見た知人から「夫婦だったらあんなに話すはずはないから、もしかして愛人?」と聞かれたことがあるそうだ。「妻と話すのがめんどう」という男性や「夫と話しても、面白くない」という女性も少なくないだけに、この勘違いは笑えそうで笑えない。

何はともあれ、縁あって一緒になったのだから、2人でいて楽しい方がいい。夫婦の会話が少なくなってきたと感じたときは、新婚の頃を思い出して、共通の話題を見つけるのもおススメ。昔のアルバムを開いたら、思い出もあれこれでてくるはず。長い人生を2人で楽しく暮らして行くためにも、会話を増やす努力と工夫も大切だ。

この記事の執筆者

神田はるひ

神田はるひ

埼玉在住。メーカー勤務を経て、紆余曲折の末フリーライターに。コラムやエッセイの他、メルマガ制作やコピー制作など守備範囲は広い。趣味は料理と散歩。冷蔵庫にある物を使って作る創作料理には定評がある。占いによると「大器晩成」らしいが、まだそのときはきていないらしい。
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[第1回]オトコのホンネ座談会“独女と非独女は何か違うの?”

これぞリアルな“オトコのホンネ”。連載形式で続いていきます8月2日、独女通信がブログメディアとしてリニューアルを果たした。

結婚への意識を抱きながらも、理想の相手が見つからない。もしくは、交際相手が居たとしても将来への不安が拭えず、結婚への焦りを感じている――、そんな20代後半から40代までの独身女性達を「独女」と呼び、そんな彼女たちの行動や心理、エピソード、特徴をケーススタディ&エッセイとして届けているのが「独女通信」だ。

ただし、これらは逆もしかり。

「女心と秋の空」と形容されるほど、複雑怪奇な女性の心理や行動パターンを知ることは、世の婚活男子にとっても一つの参考書になるはずだ。もちろん、人生のゴールは必ずしも結婚ではない。ただ、結婚を一つのゴールであり、目標と据えている男女が増え続けていることも確かで、そんな彼&彼女らに送る恋愛WEBマガジンでありたい。

さて、今回のリニューアルでは、独女に欠かせない要素として、「出会い」「婚活の現状」「美容&ダイエット」「女子力向上」「必須アイテム」に加え、ガールズトークの中でも必ず話題になる「オトコのホンネ」を加えた。

「オトコのホンネ」では、アラサー男子による座談会を行い、自分のことはひとまず棚に上げ、ひたすら独女に対する本音をぶちまけて貰った。連載第一回目は「独女に対する率直な印象」や「非独女との違い」について――。是非ご覧頂きたい。

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ブーケトスは人権侵害なのか!?

ブーケは「幸せのお裾分け」ではなくなってしまうのか?ブーケトスは、幸せのお裾分けとして花嫁がブーケを未婚の女性に投げるもの。ところが最近では、幸せを押し付けられるのはイヤ。大勢の前で独女だと披露させられるのは人権侵害だという声まで聞こえてくる。

「昨年、職場の後輩の結婚式に出たんですけど」と話すのは咲江さん(35歳)。
「ブーケトスの時に司会の独身の方という呼びかけに私は遠慮して席を立たなかったんですよ。だってブーケは値段も高いし、できれば自分の親友に渡したいじゃないですか。義理で呼ばれたような私が間違ってもらってもと思い座っていたんです。ところが親族の方が私の席まできて、まだ独身ですよね。さあ前に行きましょうと私の腕を引っ張ったんです」固辞しているのもみっともないので、立ちあがったのだが、その親族が一緒についてきたために、ものすごく目立って恥ずかしい思いをしたという。

悪気のない親切ほど迷惑なものはない。
「幸せの押し売り、ブーケトスは大きなお節介ですね」と咲江さん。

咲江さんとは反対に、「ブーケトスをされて嬉しかった」と話すのは由実さん(25歳)。
「親友の結婚式で、事前にブーケは由実に投げるから絶対に受け取ってねと言われていました。由実って私の名前を呼んで投げてくれたので、他の人は誰も手が出せませんでした」まだ結婚の予定はないのですが、彼女からの幸せのお裾わけはしっかり受けとったという。

昨年結婚をした紀代さん(27歳)は、自分でブーケを作ったそうだ。
「学生時代の友人が受け取ったのですが、自分はお姉さんから幸せをしっかり受け取ったからって、二次会で妹に渡してくれたんです。式でも泣いていた妹はそれでまた泣いていました」
紀代さんにとってブーケトスは幸せのバトンタッチだったという。

ところでブーケを受け取るのは友人や職場の先輩だけではない。
裕子さん(38歳)は先日、従姉妹の結婚式に出席した。新婦が25歳、新郎が24歳。当然新婦の友人はみな若かった。親族の席で裕子さんは祖母と両親と座っていたが、正直、ブーケトスの時間が憂鬱だったという。
司会者が「独身の方、出て来て下さい」というので、仕方なく前に出た。目立たないように若い子たちの後ろに隠れるように立っていると、会場から笑い声が聞こえた。何と祖母が前に出てきたのだ。
「私も独身ですからって大きな声で言ったんです。確かに祖父を亡くした祖母は独身ですけど」
前列で両手を差し出している祖母の姿に会場からは拍手まで聞こえた。結局ブーケは友達の手に渡り、祖母は披露宴の最後に花嫁から花束をもらったそうだ。
「祖母は年下の従妹に先を越された私を気遣って出てきたらしいんです」と裕子さんは苦笑した。
 
ブーケトスは、幸せのお裾分けとして花嫁がブーケを未婚の女性に投げるもの。
ところが受け取る側にすれば、自分は結婚を焦っているわけではないのに、「次はあなたの番よ」と言われたり、既婚者の友人や後輩から「ホラホラ! 出番ですよ」と言われるのはあまりいい気がしないらしい。
新婦より年上の場合、自分が独身だということを人前であえて公表されたくないと思っている人も多かった。裕子さんのお祖母さんの話を聞いて、新婦より年上の招待客が多いときは、ブーケトスという演出は検討した方がいいかもしれないとも思う。

しかし独女たち、結婚式当日の花嫁は、みんな世界で自分が一番幸せだとうぬぼれている。その花嫁が幸せをお裾わけしたいという気持ちが、たとえ押し付けであっても、その日くらい、喜んで受け取ってあげてもいいのではないだろうか。
人前で独女だと公表されたくないというあなた、独女は決して負け犬ではありません。堂々と前に出て、演出を盛り上げればいいのです。それが招待をしてくれた新郎新婦への礼儀ではないでしょうか。

この記事の執筆者

佐枝せつこ

佐枝せつこ

テレビ局勤務を経て小説を書き始める。著書に第24回横溝正史ミステリー大賞最終候補作「ベッド・イズ・バッド」「家内安全」「光冠」ほか。2007年より「独女通信」の執筆陣に参加。「婦人公論」に母親たちの極寒婚活模様が掲載。婚活、介護、婚外、恋愛など女性の様々な生き方をテーマに執筆活動を展開中。
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来布十和

2002年よりフリーランスに。30代独女のモテ道を研究する日々。

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