独女通信は、20歳以上の独身女性の本音を扱うコラムです。「独女」といわれる彼女たちの恋愛や結婚、仕事や将来について、ホンネのコラムを配信しています。

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男性の家に上がったのに「その気がない」女性はアリかナシか?

6月に放映されたフジテレビ系バラエティ番組『人志松本のすべらない話』で、千原ジュニアが披露した「木村祐一兄さん」という話が、ネットを中心に話題になったのをご存じだろうか?

その話とは、ジュニアと木村祐一が深夜に女性をナンパし、女性は木村祐一の家についてきた。木村祐一は当然その女性が“その気がある”と思ったが、当の女性は“そんなつもり”じゃなかった。それに激怒した木村祐一は、その女性に「帰れ!」と言いながら冷凍された鶏肉を投げつけた……というものである。ネットでは木村祐一の行為が「傷害罪だろ」「千原もなんでそんな話を面白おかしくできるのか」「これをOAしたテレビもおかしい」等、批難が殺到した。

もちろん、この話が事実なら木村祐一のした行為は批判されても仕方がないであろう。しかしそれ以前に、女性が男性、特に一人暮らしの独身男性の家に上がった場合「そんなつもりじゃなかった」というのがはたして許されるかどうかという“定義”は、もしかすると男女でかなり考え方にギャップがあるのではないだろうか?

そこでまず独女たちに木村祐一の話題も含め「男性の家に上がったのに“その気がない”女性はアリかナシか?」という話を聞いてみることに。

まずほとんどの独女は大前提として「ナンパなど明らかに相手が“エッチ目的”という場合に家にいっちゃうのはまずい」「女性としては自分の身を守るためになるべくリスクの少ない行為をしたほうがいいのでは」と、ナンパされて家に上がってしまった女性についてはおおむね“軽率”と考えているようだ。

しかしその上で「でもよく考えたら『1人暮らしの男の家に上がったらOK』という話は、男の勝手な言い分をいつの間にか『世間の正論』にされてしまった、って感じがします。酔った勢いなどで連れ込まれたけど、いざとなったら『やっぱりイヤ』と思うことだって、時にはあると思います。性的関係を拒否するのは男女関係なく、当然の権利ではないでしょうか?」と語るのは美春さん(36歳)。確かにいくら軽率な行為をしてしまったからといって、拒否する権利すら与えられないというのはおかしな話なのかもしれない。

しかしその権利に男性は果たして納得するかどうか?

「男って“いい感じで家まで女性ときたのに何もなかった”というのは女性が思っている以上に落胆するものなんですよ。変なプライドを持っている生き物ですから」

そう男性の心理を代弁するのはAさん(33歳)。例えば合コンなどでいい感じになった女性を自分の家に連れ込むことに成功。それなのに何もなかったとなったら「次の日『あれからどうなった?』っていう男友達に『何もなかった』っていう話をするのはものすごくカッコ悪い」と語る。確かに女性にとってみれば男友達に対するその変なプライドはちょっと理解できない感覚な気が。これも男性特有の心理なのか?

しかしナンパや合コン帰りなどではなく、例えば男友達などの場合はどうだろうか? そのケースになると、独女の間でも“OK基準”はまちまちのようだ。

「昔失恋してつらい時期に、仲がいい男友達と飲んで1人で家に泊めてもらったことがある」と語るのは優さん(36歳)。
「しかも当時は知らなかったけど、その男友達は当時自分のこと好きだったらしいです。今思えば残酷なことしたなと思うけど、本当にいい人で、何もなかった。女性はどうしようもなく寂しい時に男性に慰めてもらいたい時ってありますよね。もちろんエッチはナシで」(優さん)

一方「信頼関係がある男友達でも、一人きりで家に泊まるのはマナー違反。複数の友達がいるならOKかな?」と語るのは真理恵さん(32歳)。
「実は過去に会社の飲み会で、終電を逃して男性の先輩の家に泊めてもらったことがあるんです。その時は家が同じ方向の男性の先輩がもうひとりいて、男二人、女一人という組み合わせで。でも朝になって家の主じゃない方の先輩に起こされて、一緒に帰ったんですが、延々説教されましたよ。『いつもお前って酔うと男の家に泊まっちゃうのか? そんなことしちゃダメだ』と。確かに今思うとその通りだと思います」(真理恵さん)

案外女性は「この人なら大丈夫」という信頼を抱くと、男性が思っている以上に簡単に心を許し、家の敷居をまたいでしまうところがあるのかもしれない。しかしそれが万が一女性の一方通行だった場合はどうか? そこのズレがあると、何かしらのトラブルに巻き込まれる危険性もないとはいえないだろう。
 
男性の家に上がったのに「その気がない」女性はアリかナシか?
やはり状況や相手によっても、なかなか答えが出る問題ではないようである

この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。




彼からのメールが途絶えたら?

ケータイ友達以上恋人未満の関係で、携帯メールはかなりのウエイトを占める。Googleの検索窓に「男性 メール」と入力をすると、「頻度」「返信」「来ない」などのキーワードが検索候補にずらずら。女性は悩んでいるのだ。男性からのメールが来ないことに! 

「最近、なんでメールを送ってくれないの?」。彼からのメールが途絶えてしまったとき言えずにいる言葉を、30代の独身男性にぶつけてみた。彼らの意見を参考に、今後の戦術を練り直してみては。

「そもそもメールを打つのが面倒って男は多いかも」とは、日々、仕事に忙殺されているRさん(37歳)。仕事が忙しい、仕事が第一という相手であれば、彼には今、メールをする心の余裕がなくなっていると考えてよさそうだ。

「どうしても連絡するのが面倒って時期はあるから、女性側は自分からメールを送ることはせず、返信を待つのがベスト。下手にメールを送ると粘着質と捉えられかねない。あと男は、好きな相手には必ず連絡をしますよ。仕事が落ち着くまで待ってほしいな。もしもフェイドアウトされちゃったら、男の方はそこまで好きじゃなかったってことですよね」。

「基本的にメールが嫌いではない」というマメ男・Kさん(31歳)は、好きな女性なら毎日、女友達でも2~3日に1回の頻度でメールを送ることがあるという。そんなタイプの男性が、突然メールを途絶えさせる理由とは?

「それまでのメールのやりとりにもよるけれど、“メールが来ない=興味がなくなった”とは限りません。女性側に気を遣っているか、駆け引きを仕掛けている場合もあります。男性は好きな相手に対しては、『嫌われたくない』という思いが強く、守りの姿勢になりがち。不安なら、今までのメールのやりとりや行動を振り返ってみるとよいかも。脈なしと感じて、男性側がアプローチを止めた可能性もあります」

とくに変わったところがないのに、メールを切られた場合は「飽きた」「他に好きな人ができた」といった理由が考えられる。そんな相手に対してメールの催促は絶対にNG。

「フェイドアウトしようとしているときに、『なんで返事くれないの?』と言われても困る。男だって『キミに飽きたから』なんてキツイことは言いたくないもん。無難なのは、今までとは違う話を振ってみること。それでも返事がはかばかしくなかったら、潮時と考えたほうがよいですね」

反対に、女性からのメールが途絶えたときに男性は何を思うのだろう? 

フリーランスライターのKさん(36歳)は「普通だったら、駆け引きか?と思いますね。そこで『駆け引きメンドクセー』となるか、『ほほう、そうきましたか』と思うかで、男の本気度が出るんじゃないかな」
たまには、こちらから仕掛けて様子を伺うのもアリか。
 
なお、男性の好意はメールの内容や頻度にも現れやすい。今回、取材をした男性は全員が「好きな相手には毎日メールをしたい」と回答。ただ「ウザイと思われないため」2~3日に1回程度にセーブしている人もいた。一方、それほど好きではない相手(友達レベル)には、「キープ&メンテナンスで気が向いたら返事」とそっけない。

好きな相手に対するメールの内容は「相手の興味を引く話題」、「相手が返信に困らない内容」「相手のデコメに合わせてデコメを使う」など、女性に寄り添うものが多い。「会えない時間をメールで埋めたいから、基本的には日常会話」をするという。

なお、せまりくる女性から逃げたい場合のメールの対応は「事務的な受け答えに徹する」「質問されたら、それに答えるのみ」「返事を遅らせて、できるだけ素っ気なく」など。淡々としているが、相手からのメールを一切無視するという回答はなかった。よほどのことがない限り、男は非常な態度はとらないのだ。

まとめると、「ほぼ毎日メールが来る」相手で「他愛のない内容を送ってくる」のなら、多少、メールが途絶えても心配はいらないだろう。一方で、「女性側からメールを送ると返信がくる」頻度で、内容も「聞かれたことにしか答え」ず、メールのやりとりが途絶えがちなら、相手の気持ちは遠くにありそうだ。

メールは心理戦術。行間から相手の気持ちを汲み取って上手に距離を保てば、はっきりすっぱりフラれることはない。大ケガを負わずにすむってこと。

思えばメールは当初、単純明快で便利なコミュニケーションツールだった。それが今や、愛情のバロメーターになりつつある。相手の気持ちが読めずに煮詰まり、あらぬ妄想に苦しめられることもあるだろう。メールは一方で罪つくりである。

この記事の執筆者

来布十和

来布十和

出版社、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。中学生向けから主婦系まで女性誌を中心に幅広く執筆活動を行っている。得意分野は美容、料理、30代女性の恋愛&結婚ネタ。




夢みる頃を過ぎても…あきらめるのはまだ早い!

夢年齢や不景気を言い訳に、最近あきらめてしまったことはないだろうか?

イラストレーターのミサキさん(36歳)はここ数年、仕事もプライベートもスランプ気味だったと言う。
「“アラフォー”とか“おひとりさま”という言葉が世間に浸透し始めた頃からでしょうか。周りの友人たちも段々と落ち着き始め、親からは『一人で生きて行くなら将来のことを考えなさい』みたいなことを言われ、追いつめられるというか、先の事を考えると不安で眠れなくなったことがありました」と話すミサキさん。

以前は、友人たちから「ミサキさんは常に夢に向かって進んでるよね」と言われるほど多くの夢を抱き、何事にも前向きだったが、最近では夢などという心の余裕もなく、ただ黙々と目の前の仕事をこなす生活になっていたという。そんな時、図書館で出会った1冊の本がミサキさんの心を元の姿に戻してくれたのだ。

「資料を探していた時に、あの『ベルサイユのばら』の著者、池田理代子さんのエッセイ『あきらめない人生』を手にとったんです。池田さんは、今まで積み上げてきた劇画家としてのキャリアに一旦終止符をうち、40代半ばで過酷な受験勉強と実技練習を乗り越え、47歳で見事音大に合格したんですよ。今は声楽家としても活躍されています。あんな有名な方が素晴しいキャリアを捨てて、他の夢を追いかけるってすごくないですか? その時、いつの間にかどこかへ置き忘れてしまった自分の夢と信念を思い出したんです」

それからというもの、ミサキさんは「やってみたいこと」を整理して、“こなす”仕事から“目的のための”仕事へ気持ちを切り替えたという。

ミサキさんのお話をうかがいながら、一人の女性を思い出した。以前勤務していた会社の上司である。現在、アジアンエンターテインメントを応援する“ひとりNPO”として活動している江口洋子さん(50代)だ。彼女のバイタリティには目を見張るものがあり、お話を伺うたびに元気づけられたものだった。

江口さんは、放送局でアジア(特に中華圏)のエンターテインメント情報番組をつくりあげたプロデューサー兼ディレクター。長年勤務した放送局を昨年退職し、現在は台北に語学留学中。記者、カメラマン、ライター、映画コーディネートのサポート、イベントコーディネートで台湾と日本を飛び回る勤労留学生である。

「10年間の番組作りの中で、インタビューの時に挨拶くらいしか自力でコミュニケーションがとれなく、毎回歯がゆい思いをしていました。2007年くらいから、仕事とプライベートがボーダレス状態になり“このままで良いのか”という疑問が沸いてきたんです。それまで漠然と“時間ができたら台湾に語学留学したい”と思っていたことが正比例して膨らんできました」(江口さん)

そうこうするうちに番組が終了し、これは台湾留学へ踏み出す良い機会だと退職を決意。辞意表明から2日後の電撃退職だったという。

「決してあきらめないこと、そして、あせらないこと。“機が熟す”のは、もちろん受け身で待っているだけではなく、そのための準備を少しずつ進めていく地味な作業が必要です。その積み重ねが、いざという時の決断力をつけてくれると思います」と教えてくれた江口さんは、既婚者で二人のお子さんをしっかり育てあげたお母さんでもある。

かくゆう私も前記のミサキさんと同様、将来に対し漠然とした不安が募るばかりで、近年は目の前のことだけを考える生き方をしていた。「今日を生きよう」などという格好良いものではなく、不安なことを意識的に考えないという「逃げ」であった。今回考えさせられたことは、夢を持つことは悪くない、ビジョンを持ちそれに向かって積み重ねていくことは、年齢も不景気も関係ない。信念をあきらめないことが大切だということだ。

そういえば、現在公開中の映画『アデル/ファラオと復活の秘薬』(監督:リュック・ベッソン)の主人公アデルも、信念で不可能を可能にしてしまうあきらめない強攻な女だった。芯が1本通っていると恐いものはない。みなさんも置き忘れてしまった夢があったなら、もう一度拾いにいってみてはいかがだろうか。

参考資料:「あきらめない人生」(海竜社)池田理代子
取材協力:江口洋子の華流エンタメ応援団

この記事の執筆者

堂ナツコ

堂ナツコ

フリーペーパー編集、制作会社勤務を経てライターに。得意分野は大人女子のお話、フランスのお話、サブカルチャー、占い、その他ジャンル問わず取材記事を執筆。
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彼ママが姑に変わる瞬間!

独女にとって、彼ママとの初対面は一生を決めるかもしれない緊張の日。
大好きな彼を産んでくれた人だからできれば仲良しになりたい。そう願っても意外なことで嫌われることもある。彼と結婚した途端、嫁姑のイバラの道を歩くことにならないように、彼ママたちの本音に迫ってみた。

地方都市に住む加奈子さん(54歳)は、学生時代から東京での独り暮らしをしている長男の雄一さん(27歳)が、結婚を前提にお付き合いをしている会社の同僚、由実さんを連れてくると聞いて、ものすごく緊張したという。

「ついにこの日が来たという感じで、息子の選んだ人はどんな人だろうかって、彼女に会うのを楽しみにしていたんです。昼過ぎに到着するから夕食はうちで食べてもらって、宿泊先もホテルを予約していたみたいでしたが、うちに泊まってもらってもいいんじゃない主人とも相談していたんです」
 
当日は玄関にも応接間にも座敷にも花を飾って2人が来るのを夫婦で待ちわびていた。昼過ぎに雄一さんが連れてきた由実さんは、化粧も薄くて服装も地味。手土産に東京から持参したお菓子は加奈子さんの好きな銘柄の最中。初対面の挨拶もきちんとできるし、この娘さんなら仲よくできるかもと、第一印象はとてもよかった。

応接間に通し ケーキと紅茶でもてなし、その後、加奈子さんは少し早いが夕食の準備をしようと台所へ。するとお盆にコーヒーカップと皿を載せた盆を持った由実さんが台所に入ってきた。
「何かお手伝いをしましょうか?」
「いいわよ。あなたはお客様なんだから」
と、断ったのにずっと立っている由実さんに、
「まだ結婚が決まったわけでもないのに、初めての家で台所に入ってくるのはどうか」と加奈子さんは嫌な気がしたという。

10~40代の独男を息子に持つ母親25名を対象にした、「息子が初めて彼女を連れてきたときお手伝いはしてほしいか?」というアンケート結果がある。

「何もしないで欲しい」16名、
「食器を下げる程度」8名、
「台所まで入ってお料理も一緒に」は1名だけだった。

彼の家への初めての挨拶の段階では、お手伝いまではやりすぎのようだ。気の利かない娘だと思われるかもなどと考えず、初対面ではお客様としての立場を保っていたほうがよさそうだ。
 
もう一人、息子の選んだ彼女にはがっかりしていると、久仁子さん(57歳)からも非常に参考になる話を聞かせて頂いた。

「よく笑う明るい娘さんなんですけど、初めて家に来るのにミニスカートをはいてきたんです。笑うたびに股を開くのがものすごく下品で。夫が目のやり場に困っていましたわ。うちは娘たちには、他所のお宅に伺う時は、脱いだ靴は揃えることと、畳に座ることもあるから、スカート丈は長めに。膝は隠れるような丈にするようにと教えているんです。なのに、彼女はミニスカートだったんですよ」。おまけに化粧が濃いと久仁子さんは饒舌だ。

彼に姉や妹がいる場合、彼ママは服装、化粧などに敏感だ。同じ年ごろの妹や姉がいれば自ずと比較をされる。事前に、彼ママが派手好みか地味好みかなど、服装の好みは彼から聞いておいたほうがいい。

彼ママに嫌われないポイントとしては、
○手土産は用意する。事前に彼に彼ママの好きなお菓子の銘柄を聞いておく。
○服装に気を配る。
○普段は彼の名前を呼び捨てでも、彼ママの前では彼をさんづけにする。
○彼をひたすら立てる。大切にしていることをアピールする。

彼ママは人生の先輩。あくまで謙虚な姿勢を保つ方が好感度はアップする。

最後に彼ママたちに聞いた「お嫁さん候補の女性との初対面は楽しみですか? 憂鬱ですか」のアンケート結果をお伝えしたい。
25名中、なんと「憂鬱」の回答はゼロ。
圧倒的に「楽しみ」の回答が多かった。

彼ママとの初対面、「大好きな○○さんを産んで下さってありがとうございます」。この気持ちで臨めば、きっとうまくいきます!

この記事の執筆者

佐枝せつこ

佐枝せつこ

テレビ局勤務を経て小説を書き始める。著書に第24回横溝正史ミステリー大賞最終候補作「ベッド・イズ・バッド」「家内安全」「光冠」ほか。2007年より「独女通信」の執筆陣に参加。「婦人公論」に母親たちの極寒婚活模様が掲載。婚活、介護、婚外、恋愛など女性の様々な生き方をテーマに執筆活動を展開中。
オフィス saeda 公式サイト



独女たちの好む手土産とは?

手土産お中元の季節。ビールは人気商品のひとつだが、お酒が飲めない人に送っても喜ばれない。贈り物は相手の立場に立って選ばなければならないが、これって結構難しいのだ。

「お中元に鉢植えが送られてきた」と眉間に皺をよせるのは、法律事務所に勤務する恵利子さん(32歳)。「事務所には女性は私一人だから水やりは私の仕事ですよね? 水やりを忘れて枯らしたら困るし、水のやり過ぎでも観葉植物はダメになるじゃないですか? そんなお世話が大変な植物を事務所に送られるのは困るんですけど」と。
結局、恵利子さんの困惑を見かねた所長が自宅に持って帰ったそうだ。
土日は無人になる会社、事務所への贈り物に植物を送る時は、先方の都合を確認してからの方がいいかもしれない。

「この間、お客さまから頂いた手土産は大変だったんですよ」と苦笑いするのは新入社員の洋子さん(22歳)。先輩社員から職場の全員に配るよう頼まれたのだが、菓子箱の中身は羊羹の詰め合わせ。

「切らなければならないし、切ったら載せる皿もいるし、フォークもいる。三本のうちの一本は栗羊羹で栗がうまく切れず本当に大変でした」。洋子さんによれば手土産に羊羹はNGだそうだ。

ところで手土産の達人である味澤麻央さんが提唱している、相手に喜ばれる品を選ぶ「A・K・Bの法則」をご存じだろうか?

A 安価(安いものは受取りやすい。ただし目上の方に安すぎるものはNG)
K 軽い(相手が持ち帰ることを考えれば、重たいものやかさばるものは迷惑になる)
B ばらせる(社員でシェアをすることを考え、分けられないもの、分配の手間がかかるものはできるだけ避ける。個数の足りないお菓子は論外。羊羹、メロン、ホールのデコーレーションケーキなど、仕事の片手間で食べられないものはNG)

手土産の目的は感謝や好意を伝えること。相手に喜ばれ、好感を持ってもらえて、かつ、相手の負担にならないものを選ぶのが鉄則だそうだ。

女性は男性に比べて手土産への評価は厳しい。客先に手土産を持参することの多い会社社長によれば、「女性の多い職場はものすごく気を使う」とのこと。他にも、「相手先に独女世代がいるオフィスやチームへの手土産は、それだけでオトコ度を計られている気がして、手が抜けない」と手土産選びに悩んでいる男性たちの声も耳にした。

そこで独女たちに「こんな手土産は嬉しかったわ」「こんな手土産はNGよ」という意見を聞いてみた。

「スポンジケーキやマドレーヌが嬉しいです。それと仕事中にお菓子が配られても、いつ食べられるか分からないから、袋に入ったお菓子だと、家に持ち帰れるから嬉しいです」(カオリさん・29歳)

「あられやお煎餅は、食べる時に音がするので、仕事中の社員に迷惑がかかるので職場ではNGです」(ヒロさん・32歳)

「美白用のパックのシートマスクをたくさん持ってきてくださったお客様がいました。一袋ずつもらいましたが、お客様のポイントが上がりましたね」(サチさん・36歳)

「並んで買う有名店のバームクーヘンをもらった時は歓声があがりました。苦労して買ってきてくださったという心遣いも嬉しかったです」(キョウコさん・27歳)

「生のケーキ類や果物は、席を外している社員の分を冷蔵庫に保管しておかなければならないので、ちょっと」(ユリさん・29歳)

「焼きたてのクロワッサンをもらったときは、みんなで奪い合って食べました(笑)」(ナツミさん・33歳)

 以上、独女たちの意見をまとめてみると、
○一つずつ袋に入っているものは嬉しい。
○有名店や地元の名産は嬉しい。
○食べる時、音がするものはNG。
○日もちのするものが嬉しい。

フルーツゼリーとかババロアは女性に人気と思われがちだが、職場では仕事中にスプーンを使って食べなければならないので、食べにくいからNGとのこと。

男性のみなさん、独女たちはわがままですみません。

この記事の執筆者

佐枝せつこ

佐枝せつこ

テレビ局勤務を経て小説を書き始める。著書に第24回横溝正史ミステリー大賞最終候補作「ベッド・イズ・バッド」「家内安全」「光冠」ほか。2007年より「独女通信」の執筆陣に参加。「婦人公論」に母親たちの極寒婚活模様が掲載。婚活、介護、婚外、恋愛など女性の様々な生き方をテーマに執筆活動を展開中。
オフィス saeda 公式サイト



モテ期はあったか?

モテ期先月27歳になったフミエさん(商社勤務)から、思いがけない相談を受けた。誕生日の前後2週間の間に3人の男性から告白されたというのだ。

学生時代も今も、同性からは「優しい安心感のあるお母さんタイプ」として慕われているフミエさんだが、恋愛といえば片思いばかり。これまで男性から告白されることはなかった。

「誕生日の2週間前に会社の同僚から『付き合って欲しい』と言われ、なんて返事をしようかと考えていた矢先に大学時代の同級生から、その翌週には友人の結婚式で会った男性から告白されました。こんなことは初めてなので、どう対応すればいいのかわからないんです」とフミエさん。ちなみに、友人たちは「フミちゃんにモテ期到来!」と興味津々なのだという。

「モテ期」は、一生に2回あるという説もあれば、一生に3回あるという説もあるようだ。モテ期の体験談は自慢話に聞こえる場合も多いので、自分からは話しにくい話題だが、「教えて! goo」や「Yahoo! 知恵袋」、「発言小町」などで、モテ期について検索すると、実はかなりの人が「モテ期」を体験していることがわかる。

「モテ期は2回ありました」と言うのはヒロエさん(37歳・専業主婦)。「1回目は19歳~21歳、2回目は24歳~25歳の頃です。1回目のときは、アルバイトに行けば必ずデートのお誘いがありましたし、スクランブル交差点の真ん中で、いきなりお茶に誘われたりもしました。2回目のモテ期では同僚から遠回しにアプローチされている間に、2人の男性からプロポーズされまして、そのうちの1人が、今の夫です」と照れながら話してくれた。ヒロエさんは、笑顔が可愛いキュートなタイプだが、特別な美人というわけではない。

今回お話を伺ってみて興味深かったのは、1回目のモテ期に交際することになった男性からヒロエさんが言われた「ものすごくキラキラして見えて、はまった」という言葉。モテ期とは知らず知らずのうちに特別な「キラキラ」を発する時期なのかもしれない。

モテ期のキラキラを感じてくれる男性がとても限定的な場合もあるようだ。「22歳から24歳の頃、外国の方にばかりモテた」と話してくれたのはコノミさん(27歳・派遣)。「都内のカフェで、ブラジル人の方にナンパされたり、旅行で知り合ったフランス人にいきなりプロポーズされたりしました。一番の思い出は、アラブの大金持ちに『私の第4夫人にならないか』と誘われたことです。さすがにお断りしましたが、記念にとアクアマリンの指輪をいただきました。今は、もう一度、モテ期が来て欲しいと思っています(笑)」(コノミさん)

体験談を聞いていると、楽しそうなモテ期だが困ったことも起こる。苦手なタイプの男性にばかりモテて困った、あるいは、自分が知らないところでファンクラブを作られ嫌な思いをしたという女性もいる。友人は「電車で一目惚れをしたという男性につきまとわれ、怖い思いをした」と話してくれた。

ライター仲間のミワさん(38歳)は、33歳で結婚するまで、夫のYさん以外に声をかけられたり、告白されたりという経験はなかったのだが…。「35歳~36歳にかけて、なぜかモテました。飲みに行っては声をかけられ、取材先でも声をかけられたりしました。不倫は嫌だし、既婚だってわかっていて声をかけてくる男性は本当に嫌なので、全部お断りしました(笑)。モテるなら結婚前の20代の頃がよかったです」とミワさん。確かにその通り!

一方、「モテ期はなかった」または「今のところモテ期は来ていない」という女性も少なくない。ただ、その中には、容姿端麗な女性もいて驚かされる。友人のミドリさん(36歳・派遣)は「夫以外にアプローチしてくれた男性はいなかった」と言うが、実は学生時代、彼女に憧れていた男子が何人もいたことを知っている。ミドリさんは、彼らにとって憧れの存在であり「高嶺の花」だったのだ。

ミドリさんに限らず、地味系のおとなしい男性にばかりモテてしまうと、自分のモテ期に気づかないまま過ごしてしまう場合も多いはず。「好きなら、好きと言って!」というのが女ゴコロだが、ときにはゆっくりと周囲を見回してみることも大切だ。

いつ来るかわからない、自分ではコントロールできないモテ期だが、仕事や住まいなど環境が変わるとやって来るという説がある。また、彼と別れた後や大失恋の後などや、人間関係の環境が変わったときに、「集中的にモテた」という話も。「モテ期はなかった」という人は、例えば、いつもは着ない色の服にチェレンジしたり、新しい習い事を始めたり、できることから自分の環境を変えてみてはどうだろうか? ポジティブに頑張る女性から発せられる「キラキラ」に惹きつけられる男性は多いはずだ。

この記事の執筆者

神田はるひ

神田はるひ

埼玉在住。メーカー勤務を経て、紆余曲折の末フリーライターに。コラムやエッセイの他、メルマガ制作やコピー制作など守備範囲は広い。趣味は料理と散歩。冷蔵庫にある物を使って作る創作料理には定評がある。占いによると「大器晩成」らしいが、まだそのときはきていないらしい。
公式ブログ




年齢とともにやせにくくなる……自分の体を厳しく仕分ける!

カダラ仕訳夏に向け、ダイエットに励んできた女性は多いことだろう。

しかし、アラフォー世代からは、「なかなかやせない!」という声が……。「年々、ウエスト周りがゆるみがちに。以前は少し食生活に気をつければすぐ2~3キロは落とせたのに、野菜中心の食生活にしても、なかなかウエストもやせません」(百合子さん・40歳)。「脚やおしりがぷよぷよしてきたので、脚の筋肉を使うタイプのウォーキングシューズを買って2カ月ほどせっせと歩いていますが、体重は横ばい。ふくらはぎには効いている気がするけれど、サイズダウンはあまりなし」(恵美さん・39歳)。

だがこれはある意味、自然の摂理。何もしないでもエネルギーを消費する基礎代謝と筋肉量は、加齢とともに低下していくもの。男性より筋肉量が少ない女性は、年々やせにくく太りやすくなるのだ。そこで、アラフォーからのダイエットには、事業仕分け的な厳しさが必要となる!
では早速、事業仕分け目線で「カラダの仕分け」をしてみよう。

1.現状の数値化と分析をする
 カラダのサイズ各所を計測し、過去と比較。一番の無駄(変化)を認識する。
2.削減の必要な箇所と手段を検討する
 欲張らず、数値のいちじるしく増えた箇所にポイントを絞る。そして効果の高そうな手段を比較検討する。
3.削減目標を設定する
 厳しくとはいえ、無理な目標数値は達成しにくい。さらに短期での過激な削減は反動(リバウンド)が見込まれるので、長期的な視野で、段階的な目標設定にする。
4.数値ばかりにとらわれない
 何のための削減かということを見失わないこと。健康を損なっては何にもならない。

そんなことを踏まえた、前出の彼女たちの「仕分け」後はというと……。
ウエストが気になっていた百合子さんは、「胃のあたりにもお肉がついていて、胴回り全体が太くなっているなと改めて自覚。野菜中心の食事だからと食べ過ぎていたかも。夜食べる量を減らしながら、ウエストだけでなく背筋や脇腹も鍛えて、胴回り全体のサイズダウンを目標にします」。ちなみに当初の目標値はマイナス10センチだったが、少しずつでもいいから減らしていくことを前提に、目標ハードルを緩めた。

体重減と美脚の両方を、と欲張っていた恵美さんは、時間のかかる脚やせよりも、まずは見た目の「やせた印象」にポイントを置くことにした。「以前ジムに通っていたとき、体の中でも大きな筋肉である、腿とお腹、背筋を鍛えると代謝がよくなると教わったんです。そうしたら、体重は変わらないのに“やせた?”とよく聞かれて。その頃は体重しか測ってませんでしたが、たぶん筋肉量が増えていたのかなと。今度は自宅で取り組んでみます」と、体脂肪や筋肉量が測れる体組成計を買って、日々の数値を励みにしている。

ダイエットの基本は摂取カロリーを抑え消費カロリーを増やすことだが、基礎代謝が低下するアラフォー世代が意識したいのは、インナーマッスルを鍛え、代謝をあげること。それによってカロリーが「燃えやすい」カラダになるのだ。ヨガやピラティス、バレエエクササイズなど、それほどハードでない運動で、インナーマッスルは鍛えられる。トレーニング時間がないという人は、「正しい姿勢」を意識するだけでも違うという。

大切なのは続けること、あきらめないこと。47歳とは思えない見事なくびれ(58センチ)とボディラインをこのごろメディアでよく披露している、フィットネストレーナーの樫木裕実さんも、雑誌のインタビューでそう言っていた。

また、近年はやりのゆったりしたチュニックにレギンス、という楽で体型をカバーできる服装を控える、というのもひとつの方法。緊張感を忘れた体は油断する! 夏だけでなく、1年中誇れるカラダづくりを目標に、皆様の「カラダ仕分け」がどうか実り多きものでありますように。

この記事の執筆者

オオノマキ

オオノマキ

一人より二人、そして……と、とある現場で知り合ったフリーランスのライター仲間に声をかけ、ときに協同して仕事をするため誕生したユニットライター「オオノマキ」。健康、旅、科学、歴史、映画、演劇、街ネタ、文化……興味ある事柄をさまざまな視点からながめ、刺激しあいながら執筆しています。




恋愛相談で頼れるのはアノ友人

仕事に趣味に忙しく、恋愛なんてすっかりご無沙汰。そんな独女だって、ある日、突然恋に落ちることもある。だが恋愛経験が少ないばかりに効果的なアプローチ方法がわからない。うっかり色気のない友情関係を築いてしまったり、モタモタしているうちに他の女に獲られてしまったりという悲劇も。

そんな独女たちにとって、頼れるべき恋愛相談相手は意外にも既婚女性。いや、ただ結婚してるってだけではなくて「元モテ女」だった既女たちだ。

幸子さん(34歳)の場合。彼女は取引先の男性との関係に悩んでいた。相手と毎日メールをするまでの仲になったが、食事に誘うとうやむやにされてしまう。メル友から一歩も進めない状態が続いていた。

「そこで恋愛マニュアル本を読み漁ったんです。『まったく男の影のない女性に、男性はなびかない』『女性からの告白はNG』などのルールに納得して、実践。彼と仕事で会う時に右手の薬指に高価な指輪をはめたり、駆け引きのつもりで彼からのメールに数日間、返事をしなかったり…」

幸子さんの作戦は大失敗。あまりにも素気ない態度に彼のほうが引いてしまい、彼からのメールがまったく届かなくなってしまった。

「既女の友人に相談すると、『恋愛本なんか捨てちまえ』と一喝されましたね。メル友レベルで駆け引きするのは早すぎるって。中途半端に彼がいるそぶりを見せるのも、意味不明だそう。彼女の意見としては、相手のテンションを見計らいながら、積極的にアプローチを続けろ、というものでした」

食事の誘いは3回目で成功。どうやら彼も恋愛に奥手なタイプ。幸子さんの再三のアタックで重い腰を上げ、ようやく交際するまでに到った。

「自分も含め、独女って一度断られるとなかなか次のアプローチができないんです。だけど元モテ既女は基本的に肉食系。誘ってダメだったら軽く流して、またチャンスを見てアタック…を繰り返すようにアドバイスされましたよ。積極性がぜんぜん違うと感心しました」

真由子さん(35歳)も、恋愛相談は元モテ既女に持ちかけるのが常。この友人は2人の子どもがいる平和な専業主婦だが、かつての恋愛スキルは衰えていないようだ。

「既女はすでに恋愛を卒業している立場。だからこそ、私の相談を興味深く聞いて自分のことのように考えてくれます。彼女自身、恋愛シミュレーションを楽しんでいるのかもしれないですね。あと既女たちは、夫がいるので男の本音を結構理解しているようにも思える。『アラフォーの男は、男としての自信を失っている半面、まだ男として認められたがってる。クールに対応するのではなくて、優しくしろ』とか。独女の友人は彼氏のいない子が多いので、恋話を繰り返すとうっとうしがられる感じで自粛してしまいます」

独女と既女は共通の話題がなくなり、次第に疎遠になってしまうことがある。だけど、「恋愛」に限ってはいまだ共通言語。誰にも言えない恋の相談は、信頼できる既女友達に話してはどうだろう? 結婚に持ち込むまでのテクニックも、彼女たちなら熟知しているかも。

この記事の執筆者

来布十和

来布十和

出版社、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。中学生向けから主婦系まで女性誌を中心に幅広く執筆活動を行っている。得意分野は美容、料理、30代女性の恋愛&結婚ネタ。






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