「気楽に遊べる対象」として見られがちな既婚女性。遊びで近づく男には割りきりが必要「結婚をしたら独身男性から誘われることは一切ないかと思っていたのですが……結婚してみると案外そうでもないことを知りました。結婚しても合コンとか誘ってもらえるんですね。『私結婚しているけどいいの?』っていっても『そんなの全然問題ない』って。人妻と遊びたい独身男性って多いみたいです」

そう語るのは昨年結婚した瞳さん(35歳)。瞳さんは結婚しているが子供がいないため、基本的に夜の外出に支障はない。結局誘われるまま合コンにいったそうだが「楽しく飲んだたけで何事もなく帰宅しました」とのこと。

結婚願望を持つ独女にとって、既婚女性は「もう恋愛をする必要がない人」という認識を持ち、普通に考えれば自分の恋愛においてライバルとなるべき人種ではないはずであった。しかし世の既婚女性に話を聞くと、皆けっこう恋愛のチャンスがあるというのである。

日本の男性は若い女性が好きなのだと思っていたけど……。

「そもそも結婚している女性=若くない、という認識が間違っています。僕いま38歳ですけど、周りで結婚している女性のほとんどはかなり年下。恋愛対象としてOKの年齢です」

確かに最近は男女問わず30代後半から40代にかけても独身の男女はたくさんいる。つまり結婚していないから若い、という図式はなくなっているのだ。
「でも別に離婚してほしいとか奪いたいとかっていう気持ちはないです。僕はそもそも結婚願望がないので。人の奥さんと遊んでいるというちょっとした優越感と罪悪感を楽しみたいという気持ちがあるのかも?」

“人の奥さんと遊んでいるというちょっとした優越感と罪悪感”というのは、既婚男性との不倫にハマる独女が良く口にする言葉と似ているが、そういった感覚はもはや女性だけのものではないのかもしれない。

一方で「性的な意味でも人妻が好きな男性は実は多い」と断言するのは、レンタルビデオ店でのアルバイトの経験があるBさん(36歳)。

「だって人妻のアダルトビデオ、ものすごく人気でしたから(笑)。借りる層も中高年からものすごく若い層まで幅広かったですね」
 
また結婚願望アリのCさん(37歳)は「性的には若い女性の方が好き」と言いながらも、最近結婚適齢期の独女と合コンするのが疲れると語る。
「今僕は彼女いないんですけど、年齢的にも次の彼女=結婚相手になる、と考えると二の足を踏みまくりますね。だったら結婚している女友達と気楽にしゃべっているほうが楽しいなって最近思う。そういうふうに思うから結婚できないんだって自分でも分かっていますが……」

そんな男性たちのラブコールに対し、既婚女性はどう感じているのか? しかし実際話を聞いてみると、手放しで「うれしい!」と感じている人はほとんどいない。やはり皆、夫や子供のことを考えると二の足を踏むようだ。

「独身男性が主婦を都合のいい遊び相手と思っているのは自分を下に見られているということだと思う。相手が若い独身男性なら、なおさら自分を下に見られていそうで嫌ですね」
こう断言するのは2人の子供を持つ真理恵さん(既婚・36歳)。真理恵さんは以前仲のいいママ友達から独身男性との合コンに誘われたそうだが「子供の顔もちらつくし、夫にこそこそしてまで参加するのは面倒」と断ったそうだ。
「でも結婚するとときめきってなくなるから、独身時代のように恋愛したいっていう気持ちは分かります。だから本人がいいと思って遊ぶならいいのかな?」(真理恵さん)

一方由美さん(既婚・36歳)は「そういえば学生時代の独身の男友達がいるんですけど、私が結婚してからのほうが頻繁に『会おうよ』って連絡してくるようになりましたね。なんとなく甘えている感じ」と語る。
「もう年齢的にも恋愛したら結婚を意識せざるを得ないみたいだから、結婚している私に愚痴を聞いてもらいたいのかなと思います。でもいくら友達でも頻繁に会うと夫がやきもちを焼くから、あまり会っていません」(由美さん)

今の時代、独女が恋愛のチャンスを得るには“婚活”という努力をしなくてはいけないといわれている。しかし一方で、もう恋愛の必要がないはずの既婚女性が予想外のアプローチに戸惑う現実……。正直いって独女にとってはやりきれない話である。

しかし男性は「既婚女性なら独身女性と違って気楽に遊べる」というが、それは本当に正しいのだろうか?
「女性は割り切って遊ぶつもりでも、いつの間にかハマってしまうパターンが多いですよね。そこを見極めないとダメじゃないですか?」
そう断言するのは前述の由美さん。確かに、最初は既婚女性側も割り切って恋愛しているつもりがいつの間にのめりこんでしまい、ついには離婚などの騒ぎになると、独女との恋愛よりもよっぽど男性にとって面倒なことになる危険性もあるだろう。都合のいい楽な恋愛というのはやはり難しいのだ。

この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。