駅や街中で見かける数がグングン増えている1,000円カット。男性のための場所というイメージが強いのだが不況の影響もあり、普段はカット&ブローで5,000円前後という美容院に通っている独女世代にも1,000円カットに興味を持つ女性が増えているらしい。

メーカーの企画室に勤務する早苗さん(33歳)もそんな女性の一人。「美容院はリフレッシュの場。“自分へのご褒美”だと思っていたんですけど…。最近は少し節約できればいいなと思うようになりました。ただ、正直なところ仕上がりにも不安があるし、美容院代を削ると女子力が低下するようで抵抗感もあるんですよね」と話してくれた。

スタッフのアタリ・ハズレが大きいといわれる1,000円カット。「思っていたようにカットしてもらえなかった」、「1~2cmカットをお願いしたのに、5cm以上切られたので二度と行かない」といった声もあるが、1,000円カットの特徴を生かして上手に利用している女性もいる。

「美容院には4ヵ月に一度、その間に1ヵ月に一度の割合で1,000円カットに行っています」と話してくれたのは、寛子さん(29歳・不動産関連)。利用しているのは自宅の最寄り駅近くのお店だ。「いつもほどよく混んでいるし、ときどき20~30代の女性客を見かけるので利用してみたいと思っていました」と話してくれた。

美容院と1,000円カットの利用方法についてお聞きすると…。「1,000円カットでは、前髪のカットやボリュームの調整をお願いしています。少し手を入れてもらうだけでも、ヘアスタイルが保てるんですよね。待ち時間を含めても20分くらいというのも気に入っています。ヘアスタイルを変えたり、カラーリングやパーマをするのは美容院ですね。時間をかけて頭皮ケアやトリートメントもお願いしています」

「美容師さんとアレコレ話さなくていいから1,000円カットを利用しています」と言うのは、英里子さん(38歳・図書館司書)。「短時間のカットだから、切ることだけに集中してくれるので気が楽です」と話してくれた。女性はおしゃべり好きだと思われているが、英里子さんのような人も少なくない。

英里子さんが1,000円カットを利用するようになったきっかけは、お母様からの口コミ。ただし、同じお店でもスタッフの技術にばらつきがあるのは否めない。「何度か利用していると上手なスタッフさんがわかるようになります。でも指名はできないから、イマイチ君に当たったときは無難そうなカットをリクエストします。1,000円だからと諦めがつきます(苦笑)」

ところで、男性たちは1,000円カットを利用する女性たちをどのように思っているのだろうか? 広告代理店に勤務する小林さん(36歳)にお聞きした。「似合う・似合わないはわかりますが、どこで髪を切っているかなんてことはわかりませんよ。1,000円カットの店内で見かけたとしても『若い女性も利用するようになったんだ』って思うくらいです」

「もし、同僚や友だちの女性と1,000円カットの店内で会ったなら、女性は嫌なんじゃないかなあ」と話してくれたのは塾講師の宮下さん(28歳)。

「でも、女性だって節約になっていいと思います。高いお店でも美容師や理容師のアタリ・ハズレはあるし、それは男性にとっても悩みのタネなんです。“掘り出し物の美容師・理容師”と出会いたいですよね」。

1,000円カットを利用するなら、寛子さんのようにお店選びが大切だ。カットを終えて出てくる人の仕上がり具合をチェックするのもいいだろう。自分にあったお店と利用方法を見つけて上手に使い分けたなら、節約と女子力アップを両立できるかもしれない。(オフィスエムツー/神田はるひ)

独女通信 配信中!フォローして下さいね!

この記事の執筆者

神田はるひ

神田はるひ

埼玉在住。メーカー勤務を経て、紆余曲折の末フリーライターに。コラムやエッセイの他、メルマガ制作やコピー制作など守備範囲は広い。趣味は料理と散歩。冷蔵庫にある物を使って作る創作料理には定評がある。占いによると「大器晩成」らしいが、まだそのときはきていないらしい。
公式ブログ