昨年あたりから日本各地で流行している街ぐるみの合コンイベント“街コン”。有名なのは栃木の宇都宮や広島、福島といったところで、男女合わせて2000人以上が参加しているらしい。なぜこんなに多くの人が参加するのか? 興味はあったが、筆者は首都圏在住なので参加するにはちょっと遠いのだ。

しかしここ最近は東京をはじめとする首都圏でも、数多くの街コンが開催されているという。1000人規模とはいかなくても、200人とか400人とか、どこもそれなりに規模は大きい様子。これはぜひ参加して婚活せねば! ということで早速某駅周辺のイベントに参加してきたのだが……いやーすごかった。

まず参加してビックリしたのは、皆のやる気。受付開始からイベントがスタートするまで約2時間あったのだが、余裕を持って1時間前に到着したらもう大行列! 聞くと受付開始30分過ぎにはもうこんな状態だったという。あらら~と後悔しても仕方がないので大人しく並び受付を済ませると、リストバンドと地図が配布される。リストバンドは参加者の目印で、これがあれば街でイベントに参加しているいくつかの店舗に自由に出入りすることができ、飲み食いし放題! そしてその店の情報が掲載されているのが地図。これをみながら探索するという仕組みだ。

さっそく店に入って席につくと、案内の人が参加者の男性と同席できるようセッティングしてくれた。そこでまずご飯を食べながら交流がスタート。「どこから来ました?」「年齢は?」「社会人ですか?」といった自己紹介がされ、あとはお互いを探り探りトークへ突入する。ここまでは普通の合コンと大差ないが、大きく違うのは“気に入らなかったら他にいける”ということ。そういう場合は「他の店にいってみたいので~」などと適当に理由をつけて店を出ちゃえばいいのだ。で、他の店に行けばまた違う男性と同席が可能。つまり、店ごとに違う合コンを何度もやっている感覚である。これは確かに新しい。さらに男性との交流以外にも料理を食べたり飲んだりできるという楽しさもあるし、男性以外にも女性の友達を作るのもアリだ。

実際筆者も一番楽しかったのは、バーカウンターで一緒になった同年代の女性たちとのトーク。皆男性をそっちのけで「いやー、いい出会いってないよねー」といった婚活話に花を咲かせる始末である。こんなんだから結婚ができないのかもしれないが……。

しかし参加してみて思ったのは、皆結局「出会いが欲しい」というホンネ。だからここまで全国的に盛り上がっているのだと思う。とはいえそんなホンネをダイレクトにぶつけるのは、やっぱり嫌なのだ。でも街コンなら参加する意味としても「いろいろな店で飲んだり食べたりするのが楽しい」とか「女の子の知り合いもつくれる」といった、恋愛以外の大義名分がすごく立てやすい。だから参加するほうも気軽だし、楽しいように感じる。

結局筆者は街コン参加後、トークが盛り上がった女性たちを含む男女8人くらいでカラオケ店へ。最後は「またみんなで会おうね~」という軽いノリで別れた。こういった出会いは利害関係も後腐れも一切ないので純粋に楽しいが、そこから恋愛に発展させるとなると、もうひと頑張り必要なのも事実か。そこを突破できるかどうかなんだろうな……などと思いながらも、結局何もしていないダメっぷりである。

ちなみに一応取材目線として感じたことも。参加した街は大きな大学がある学生街だったにもかかわらず、そういった学生ノリの人はごく少数。ほとんどは30歳間近の社会人が中心だった。それだけ出会いに飢えているのは社会人なのかもしれない。また今回私が参加したイベントでは遭遇しなかったが、最近では女性の体目的で街コンを荒らす男性たちも増えているという話も耳にした。そういったことには注意したほうがいいかもしれない。

ただ、だからといって警戒心を強く持つと楽しめない。大人の良識を持ちつつ気楽に楽しむのがいいように感じた。(橋口まどか)

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この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。