ここ数年、各自の性格を“○○キャラ”と称することが増えている。たとえば天然キャラや突っ込みキャラなどその分類はいくつもあるが、中でも最近一番耳にするのは“いじられキャラ”ではないだろうか?

いじられキャラとは、自分の言動が意図しない方向で周囲から突っ込まれたり冷やかされたりしやすい人。芸能人では男性なら出川哲郎さんやダチョウ倶楽部の上島竜兵さん、オードリーの春日俊彰さん、狩野英考さんといった人気者がずらりと並ぶ、旬で美味しいとされるキャラといっていいだろう。

しかし問題はそれが女性になる場合だ。芸能人で思いつくのはモーニング娘。時代の保田圭さん。最近だとAKB48の指原莉乃さん(現所属はHKT48だが)がそのポジションか。単体だとmisonoさんも当てはまる気がする。

しかしこの面子、男性タレントに比べるとそれほど美味しいキャラと思えないのは気のせいか? もちろん各自それぞれ人気者だが、女性としてモテにつながっているかといえば、ちょっと微妙である。もしかすると、独女のいじられキャラは、あまり美味しくないのかも?

「はっきりいって美味しくないです! モテないのは言うまでもないし、恋愛対象から一番に外されることも多いと思います」

そう主張するのは、周囲の友達から「いじられキャラだよね」と言われることが多いという美加さん(35歳)。美加さんは運動が苦手で何もないところでもすぐ転び、待ち合わせをすると場所と時間を間違え、食事をするとこぼす……といったところがいじられるらしい。

「自分でも本当にバカなんじゃないかと自己嫌悪に陥ります。よく天然系女子がモテるとか言われますけど、そんなの所詮『ただし美人に限る』ってやつですよ(笑)。並のルックスだといじられて終わりだし、そもそも美人はいじられないと思う。私の立ち位置的にはドラえもんののび太に近い」

ちなみに美加さんは彼氏ができたと友達に報告した時「美加のくせに生意気」と突っ込まれたそう。まさにのび太くんポジションである。

またいじられキャラの友人を客観的にみて「そんなに得していると思わない」と語るのは、自身は「どちらかというとしっかり者キャラ」という真由美さん(35歳)。

「その子はダメな男性ばかり好きになってダメな恋愛ばかりするのがいじられポイント。傍からみて『どう考えてもダマされているだろ!』という男ばかり好きになるんです。その子の話としては面白いし、みんな上から目線で説教することに気持ち良さもあると思うので、男女限らず彼女はすごく人気者。でも、自分がそうなりたいかと言われれば、当然ノーです」

確かに恋愛でこじらせているいじられ系は、恋愛対象として敬遠されるのも仕方ないか。

しかしその一方で「男性のいじられキャラは案外いい女を捕まえている気がする」と語るのは、いじられキャラの男性に友人が多いというレナさん(37歳)だ。

「1人は仕事中に居眠りして会社を首になったことがあるヘタレキャラの男の子。友人としてみんなに『おまえはダメだ』と説教されまくるタイプなんですが、突然10歳年下の可愛い女の子とできちゃった結婚をし、周囲を唖然とさせました。で、やっぱり『おまえが養っていけるのか!?』と総突っ込みでしたが(笑)。あともう1人も見た目童顔でマスコット的ポジションを確立しているんですが、案外恋愛は攻めるタイプで上玉をゲットするんです。今付き合っている彼女も清楚系のお嬢様なんですよ」

男性のいじられキャラの場合、ダメな要素が女性の母性本能と結びつくことによりモテる武器として上玉をゲットすることにつながるのかもしれない。とはいえもちろん女性の場合も、どこか頼りない言動が男性に「守ってあげたい」と思わせる武器になることもあるだろう。

しかしいじられキャラの女性はそうならないのはなぜか? 前述の美加さんが「美人はそもそもいじられない」と語っていたが、男性にとって女性をいじるというのは、その時点で恋愛対象から外れていることを意味しているのかもしれない。だからいじられキャラの女性はモテないのではないか。

しかしだからといって人の性格は簡単に変えられるものではないだろう。たとえ恋愛対象から外れていても、いじられるということは少なくともコミュニケーションにはなっているはずだ。人の気持ちは変化するものだし、それを逆手にとって恋愛に持ち込むことができれば、いじられキャラも悪くない気がするのだが(橋口まどか)



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この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。