世の女性たちから寄せられた相談を、毒舌オネエトークでぶった斬る大人気ブログ「あの女」

いまや悩めるアラサー独女の駆け込み寺的存在となっているこのサイトの主の名はゴマブッ子。『専業女子』はそんなカリスマブロガーによる辛口指南×爆笑エッセイです。

仕事、恋愛、婚活、結婚、女の友情、自分磨きにSNS。
いつの世も女子の悩みは尽きないもの。

自分磨きの最初の一歩として、「私ってどんなタイプかな? 癒し系? コンサバ? 意外とセクシー系でもいける?」と雑誌片手にカテゴライズしてしまいたくなる女子もいるでしょう。
が、そんなあなたの「どこかに属して安心したい願望」を本書はのっけからぶった斬ってくれます。

男から見た女のカテゴリーはたったの4つだけ!
すなわち、

「抱ける」「おっぱい」「家政婦」「圏外」

女がどんなに一生懸命がんばっても、男はこの程度にしか見てないのよ!!!

どうです、この潔さ!
悩み多き女性たちが「ゴマブッ子先生、私をぶった斬ってください!」と涙ながらに縋りつく気持ちもよくわかるというもの。

こんな調子でゴマブッ子先生が女子たちのお悩みをバッサバッサとぶった斬っていくのですが、これがとにかく痛快、そして鋭い、さらに独自のゴマブッ子語録も交えて語る文章が面白い!

SNSで元彼の近況を調べあげてメソメソ落ち込んでいる女には、「あんた、いつまで引きずって悲劇のヒロインぶってるのよ? 思い出迷路にはまってないで歩け!」と背中を押し、モテる女友達への劣等感に悩む26歳女子には「女の友情なんて男が絡んだとたん夏場のメイクよりも崩れやすいんだから! 彼氏を紹介するなんてもってのほか」と一刀両断。

気になる彼からどうでもいい(としか思えない)メールが来たことに喜ぶ女子には、「メルマガ並に内容のない男からの一方的なメールはただの“俺通信”」とバッサリ。

辛辣な言葉の中にも愛を感じられるアドバイスが満載。
もはやゴマブッ子さんは、もはやネット界の瀬戸内寂聴のごとし!

ちなみにタイトルの『専業女子』とは、女は「女子という生き方」からは一生逃れられないという意味だそう。
ブスでも美人でも、結婚してもしなくても、朝はやって来る。顔を洗ってメイクして自分に気合を入れて、学校や職場へ向かって私たちはまた「女」になる。一生はその繰り返し。

そんな「専業女子」という生き方に、ちょっと疲れたな、と思ったらぜひ本書を手にとってください。「こんな女いる~!」「やばい、まるで私じゃん…」と思いながらも、ゲラゲラ笑ってふむふむ頷きながらページをめくるうちに、肩の力がふっと抜けて、気づけばスッキリ前向きな気持ちになれるはず。お疲れ女子の心にビシバシ沁みる、栄養ドリンクのような一冊です。(小鳥居ゆき)

『専業女子』
ゴマブッ子 ヴィレッジブックス 1000円


独女通信 配信中!フォローして下さいね!

この記事の執筆者

小鳥居ゆき

小鳥居ゆき

女性誌・カルチャー誌を中心に活動するフリーランスの編集&ライター。最近編集を手がけた書籍は『別冊サイゾー タブー破りの本300冊』『この芸人を見よ!』など。ダ・ヴィンチ電子部にもレビューを寄稿中。実家が本屋だったため、マンガと小説は節操なく何でもよく読みます。
twitterはこちら