メディアで壇蜜を見ない日はない。身長 158 cm、公表スリーサイズは85・60・89 cm。藤原紀香のようなナイスバディではなく、標準的な身長や体型の壇蜜からエロスを感じるのはなぜなのだろう?

「壇蜜の身体のどこのパーツにぐっとくるか?」と男性に聞いたアンケート結果によると、

1位 おっぱい、2位 くちびる、3位 おしり、
4位 黒髪、5位 目元、6位 ふともも、7位 白肌。

「結局おっぱいなのね」とひがみたくなるが、唇が堂々2位にランクインした結果を受けて、「やっぱり目より口なんですよね」と淳さん(30歳)。彼女は20代の頃、カラコンとメークでうるうる目にして、好みの男に迫っていたことがあるという。

「君の瞳にキスがしたいと言われたこともあるんですけど、その時もキスは目ではなく唇。即戦力となるのは唇なんですよ。それが分かってからグロスは必須。濡れてふっくらした唇になるよう、口元のメークに力を入れています。今の彼氏には会ったその日にキスをされました」

セクシーな唇とは、思わずキスがしたくなる唇と解釈してよさそうだ。

「壇蜜さんのお尻、けっこう大きいんですね。モデルのように引き締まったお尻がかっこいいと思ったけど、お尻は大きい方がエロス度が高いんですね」
と律子さん(32歳)。

「飲み会で知り合った既婚男性が、好きなタイプはお尻の大きい女だと公言していました。きゅっと上に持ちあがった小さなお尻には色気を感じないけど、大きなお尻は惹かれるんだそうです」

アンケートでお尻を選んだ男性からも「ボリュームのあるお尻は男性の本能を呼び覚ます」との声もある。

「色白でむちむちした身体にはそそられます。僕のどんな無理な注文も受け入れてくれそうな包容力がいいですね」
檀蜜ファンを自認する俊幸さん(35歳)は、お尻や太ももに包容力を感じるという。

「特に彼女の太ももは細すぎずむっちりしているから膝枕にするにも最適そう」とは、ちょっとずうずうしい。

贅肉は女の敵ではない。男たちは筋肉質の引き締まった身体ではなく柔らかな贅肉に色気を感じているようだ。
肥満を気にする女性にとっては希望となるが、檀蜜人気は身体だけではない。

「卑猥な発言の中にも教養を感じます。巨乳を売りにしているタレントはバカっぽいけど、壇蜜はセクシーに知性を加えたところがすごいです」
セクシートークに頭の回転の速さを感じるという律子さん。

「ぶりっこしていないところがいい。過激なセクシートークは厭らしさがない」美和さん。(32歳)

「どこが色っぽいが分からないんですけど、セクシーを売りにしているのに男に媚びていないところが好きです。トークも自分で考えているのが分かって、頭がいい人だと思います」由里さん。(35歳)

色気のある女は女に嫌われやすいのに、壇蜜に女性たちからの支持が高いのは、知性が感じられるからだろう。そしてもうひとつの魅力は品格。

「顔立ちに品がありますよね。茶髪や金髪ならあの雰囲気は出せません。僕の周りに黒髪がいないから、あのさらさらな黒髪は新鮮です」
と俊幸さん。

そうだった。黒髪が4位なのも忘れてはいけない。
茶髪で着物を着る人が多いが、髪をアップにしたとき、首筋に垂れる髪は、黒髪がいい。黒くて背中まである髪には昔から憧れていたという男性の声もある。


ところで、檀蜜のセクシー発言が下品な言葉づかいや弾丸トークだったら、あの匂いたつような色気は感じられるだろうか?

かつて一世を風靡した黒木香という国立大学出身のAV女優がいた。わき毛を剃らないことでも話題になったが、いつも「わたくし」という一人称を使い、卑猥なことを口にしても必ず「〇〇でございます」と丁寧な言葉づかいで世の男性たちを魅了していた。檀蜜のことは「平成の黒木香」とも言われているが、両者に共通するのはセクシーさと知性と丁寧な語り口だ。

どんなに熟した身体をさらけ出されても、下品な言葉づかいではエロスなど吹き飛んでしまう。エロスを表現するには、丁寧な言葉づかい。

かわいいだけの女は年齢を重ねれば魅力はなくなるが、知性とエロスを身に着ければ、男を魅了する女としての人生を長く、長く楽しむことができそうだ。 (オフィスエムツー/佐枝せつこ)

参考引用:anan No.1842 マガジンハウス



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この記事の執筆者

佐枝せつこ

佐枝せつこ

テレビ局勤務を経て小説を書き始める。著書に第24回横溝正史ミステリー大賞最終候補作「ベッド・イズ・バッド」「家内安全」「光冠」ほか。2007年より「独女通信」の執筆陣に参加。「婦人公論」に母親たちの極寒婚活模様が掲載。婚活、介護、婚外、恋愛など女性の様々な生き方をテーマに執筆活動を展開中。
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