“金の切れ目が縁の切れ目”。

誰でも聞いたことがある、そして一度は思い返したことがあるであろう、この言葉。貸し借りだけでなく、使い方そのものにズレを感じ、友人や恋人との関係にひびが入ることも多い。財産を共有する夫婦となればなおさらだ。


■性格は問題ないのに…育った環境による金銭感覚のズレ

金銭感覚の相違が原因で4年前に離婚したというアミさん(34歳・メーカー事務)は当時をこう振り返る。

「元夫の実家は古くから事業をやっている、いわゆる地元の名士の家。小さい頃から湯水のようにお金を使わせてもらっていたらしいんです。だから、節約どころか、自分たちの収入以上にお金を使ってしまい、挙句の果てには私に黙って消費者金融にお金を借りていて。気づいたときには借金が300万円にも膨れ上がっていました。一口に300万円といってもいざ返すとなるととても大変。実家に頭を下げて借りに行き、月々少しずつ返し、やっと完済。しかし、しばらくするとまた隠れて借金している、その繰り返しで」

-ちなみにお金の使い道は?

「高級なお店に行って、友達に気前よくおごってあげちゃったりするなど、他愛のないものばかりでした。営業先への接待も自腹で払ってしまっていたようです。性格上の問題は全くなく、離婚に至ってしまったので“ああ、この金遣いさえなければなー”と悔しく思いましたが、でも逆にいえば性格がいいから、その金銭感覚のズレに気づかぬふりをしてしまっていたのかも」

■ギャンブルで借金…結婚には致命的な金銭感覚

「私の元旦那はギャンブルにはまり、隠れて100万円の借金をつくっていました」というのは2年前に離婚したサユリさん(38歳・会計事務所)。

「付き合っていた時も競馬はやっていましたが、そこまで熱を上げているようには見えず、まぁ普通の趣味程度かな、と」

しかし、結婚して半年後に借金が発覚。

「お互いに仕事をしていたため、折半で生活費を払っていたのですが、どうも出し渋るんです。それである日詰め寄ってみたら、消費者金融に借金をしていることが分かって。私にはやれ買い物に行くだの、友達とごはん食べるだのと嘘をついては競馬場に行っていたようです」

借金を返しつつ、元旦那から競馬への関心をそらすよう、ゴルフを一緒にやったり、小旅行へ誘ったりと努力を重ねたサユリさん。しかし「気がつけば、また競馬で負け、同じように100万円単位の借金をしていて」あぁ、これはもう治らないなと思い、離婚に踏み切ったという。

一方で、家計をすべて管理し、飲食代どころか、生活雑貨などの生活必需品代すら出し渋るケチな夫の話もよく耳にする。これもキツそうだが、経済観念がないために足りなくなると隠れて借金を作るタイプの方がかなりイタい気がする。ともあれ、結婚する前には女関係だけでなく、お金についても洗っておいた方が離婚リスクは減るのかも。(オフィスエムツー/島野悦)

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この記事の執筆者

島野悦

島野悦

PR会社、企業広報、出版社を経て、ライターに。過去にオランダ・アムステルダム近郊、現在は中国・上海に在住。あらゆる業界の狭間を行き来し、泥まみれになった経験と苦し紛れの海外生活で培った洞察力を武器に、独自の独女論を展開していきます。