朝ドラ「ごちそうさん」に見る「男の胃袋をつかめ」は本当に有効か?平均視聴率21%を15週連続でキープするNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」。主人公め以子(杏)が、おいしい料理を通して後に夫となる帝大生の心を射止め、家族や周囲との関わりを深めていく物語だ。

第15週ではめ以子の夫・悠太郎(東出昌大)に、幼なじみの亜貴子(加藤あい)との不貞疑惑が持ち上がる。


悠太郎はめ以子に家を追い出されるが、間もなく「(亜貴子に)振られました」と戻ってくる。「振られたから戻ってきただけやないですか」と言うめ以子に、悠太郎は逆ギレ気味にこう返す。

「亜貴のカレーはそれなりにおいしかったけど、ぼくには無理です(中略)。ぼくはたぶん、どんなカレーを食べてもあなたのカレーを思い出してまうんです。あなたのところに戻ってきてしまうんです。せやからもう二度と、追い出すとか無駄なことせんとってください」

■「料理してくれるから結婚したわけじゃない」という男性も

要するに「振られたのもあるけど~、お前のカレーが一番だって思ってるから帰ってきたんだよ? それでよくね?」と言っているのだ。あっさり夫を許すめ以子に疑問を持った人も少なくないようで、この放送終了後、Twitterなどには「今日のごちそうさん、モヤモヤする」などの書き込みが多く見られた。

ここで許すか許さないかは人それぞれだが、このような「胃袋をつかまれた男は妻のもとに戻る説」は、実際に男女間で通用するのだろうか。そこで、既婚男性たちに意見を聞いてみた。

この説に懐疑的なのは、シンスケさん(仮名・33歳)だ。
「うちの妻はそれほど料理が好きなタイプではありませんからね。妻も仕事をしているので、遅くなった時はぼくが夕飯を作ったり、二人で外に食べに行きます。妻が料理を作ってくれるから結婚したわけじゃないし、家に帰ってくるわけじゃない。自分にとっての妻の存在意義は、もっと総合的な、全体的なものだと思うんですよね」

■家庭料理は、単なる料理ではなく「家族そのもの」

一方、エイジさん(仮名・35歳)はこの説を大筋で認めているという。
「食べることは本能的な欲求ですから、そこを満たしてくれる人の存在は大きいですよ。それに、妻の手料理は単なる食べ物ではなく、家族団らんを作るもので、家庭そのものなんです」

同じく肯定派のヒロユキさん(仮名・38歳)はこう話す。
「プロにお金を払って食べる食事がおいしいのは当然のこと。一方、家庭料理は、家族のために手間暇をかけて温かい食事を食べさせてくれることに意味があるんです」

また、妻が料理を作る時は、夫の好みに合わせて味や食材を調整するはず。男の胃袋をつかむのは、ただ単に技術が高い料理ではなく、そうした「愛する男への気遣いがなされた料理」なのだという。

「さらに、食べたいと思ったものがタイムリーに食卓に並ぶと、男は確実に胃袋をつかまれますよ。実際、ぼくも食べたいものが出てきますし。普段から妻が夫の話をしっかり聞いてくれているから可能なのだろうと思います」

朝ドラ「ごちそうさん」でも、怪我をした夫のためにめ以子が作ったのは、傷にいいとされる牛すじのカレー。料理を通して夫に気持ちを向けることこそが、本当の意味で「胃袋をつかむ」ことになるのかもしれない。(栗頭渋子)

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栗頭渋子

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