顔も性格も悪くないアラフォー女が結婚できない理由は?「私たちって、ブサイクでもないし、性格も悪くない。彼氏だって過去に1人や2人はいた。それなのに、なんで結婚できないのかなぁって独女仲間とよく話しているの」と、筆者にこぼすのは某出版社に勤める、リカコさん。39歳、都内に一人暮らし。

友人共々、5年以上彼氏がなく、40代も間近となり、だんだん「一生、独身」の言葉がリアルに感じられるようになってきたという。「なんでかなぁ」「なぜでしょうねぇ」。


■年収700万円・1000万円以上の女性は未婚率が高い

総務省「就業構造基本調査」をベースに、30代後半の婚姻率を比較したデータがある(※データえっせい)。これによると、男性は収入が低いほど未婚率が高く、女性は1000万を超えるとグッと未婚率が上がって、なんと70%に! より細かく見ると年収700万円台の女性も未婚率45%弱と高めだ。誰もが知る大企業の総合職、公務員の一般行政職や専門職に就く人などが未婚率の高い年収ゾーンに入ってくる。

見た目も中身も悪くない。それなのに独身という場合、高収入がネックになっているのではないだろうか? 

30代後半の女性の平均年収は292万円。一般的な女性が安定した生活を得るために「早く結婚したい!」と婚活に励んだり、彼氏にじりじりプレッシャーを与えたりするのに対し、高収入女性は「そのうち結婚できればいいな」と希望的観測を抱くにとどまりがち。なお、「そのうち」に明確な期限はなく、「そのうち」は「そのうち」だ。高収入でなくても、実家が裕福だと婚活に対する真剣味は薄くなりそう。「妻が夫の3分の2以上稼ぐと離婚率が上がる」との説もある。

■結婚を決めるのは「恋愛感情」と「現実的な結婚の必要性」

責任の伴う結婚に踏み切るには、何らかのきっかけや勢いが必要。たいていの男性は結婚に消極的なので、女性のひと押しが決め手になる。ただ「何のために結婚するのか?」と考えた時に「彼を好きだから」という恋愛感情以外に、「ぶっちゃけ、もう仕事がきつい」とか「出産のタイムリミットが近い」「老後の生活が不安」など具体的な動機が見当たらないと、女性もなかなか一歩を踏み出せない

■30代前半、仕事に熱中して婚期を逃したアラフォー独女

リカコさんは年収700万円台で、ばっちり高未婚率ゾーンにいる。ただ、結婚の機会を逃したのは「年収ではなく、恋愛より仕事を重視したためだった」と振り返る。

「大学卒業後、4年間勤めた会社を辞めて編集職に転職。ずっとやりたかった仕事だったので、がむしゃらに働いた。徹夜も珍しくなく、芸能人のインタビューページも持っていたから、土日出勤も普通にあったんです。でも仕事はめちゃめちゃ楽しかった」

29才当時、交際3年目の彼氏がいたというリカコさんだが、馬車馬のように働いていたため、休日は彼と会うよりも自宅で休養することを優先。彼も納得してくれ、リカコさんは「私の仕事に理解を示してくれる」と喜んでいたのだが、実態はまったく違った。

「彼氏の誕生日は仕事を入れず、ふたりで食事に行くことに。ところが、なんとその場で『彼女ができたから別れてほしい』と切り出されました。想定外のことだったのですが、よく考えたら私、仕事仕事で、2カ月くらい彼とまともにデートしていなかった。彼を疑う時間すらなく、今思えば、振られても仕方ない状況ですよね。その後、『仕事で彼氏を放ったらかしにしていたら、振られちゃいました』と仲のいいライターさんに話したところ、『この業界ではよく聞く話だよ』と笑われたんです」

時間と体力と情熱には限界がある。仕事に熱中しているとき、恋愛と両立させることは難しい。「浮気をされなくても、結局、彼とはうまくいかなかったと思う」とリカコさん。あの時点で、もしも彼にプロポーズされても恐らく「YES」と答えられなかったからだ。

「当時の私のような働き方では、まともな結婚生活は送れません。35歳くらいになって、仕事が落ち着いてから結婚できればいいと思っていたのですが、そこまであの彼と続いたかは疑問」

“寿退社”という言葉は死語になったが、女性にとっての結婚は今でもなお、仕事からの引退を想起させる。東京23区の女性の平均初婚年齢は29.9歳。結婚適齢期といわれる30才前後の期間に、やりがいのある仕事に出会ったり資格取得の勉強を始めたりすると、ずるずると結婚のタイミングを逃してしまうことが起こり得る。

■仕事も結婚も手に入れるには

「結婚」へのモチベーションを高めるには、男性に対して恋愛感情を抱くと同時に、現実的な結婚のメリットを感じる必要がある。若いころは、彼氏などがいて恋愛面はクリアしていたのだが、キャリアダウンやしがらみ、束縛など、デメリットばかりが頭をよぎったもの。ところがアラフォーになると「出産年齢」「老後の生活不安」「遊び友達がいない」など切実な結婚への動機が生まれてくるのに、今度は好きな人が見つからなくなっている。

ここで冒頭のデータに戻る。アラフォー独女が結婚を考えるなら、同じく未婚率の高い低収入の男性に目を向けるのも方法ではないだろうか。年収250万円ゾーンの30代後半男性の未婚率は約45%と、700万円女子と同率。人数的にはぴったり。いわゆる「格差婚」ってやつである。エキサイトが行った「自分より年収が高い女性との結婚は?」という設問に対し、男性の約7割が「かなり高くてもOK」と回答。一方、女性側は「考えられない」が約6割だった。あくまでいちデータでしかないが、女性側が納得すれば結婚は近づくかもしれない。

同じ環境にいる人だけではなく、たとえばまったく違う職種に就く同級生や知り合い、10歳以上年下の男友達までストライクゾーンを広げてみる。条件だけで結婚できるほど器用ではなかったアラフォー独女だからこそ、恋をしなくちゃいけない。(来布十和)

参考:データえっせい http://tmaita77.blogspot.jp/2013/09/blog-post_5551.html
エキサイト恋愛結婚「自分より年収が高い女性との結婚は?」 http://wedding.excite.co.jp/vote/result/?id=V1346982460043

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この記事の執筆者

来布十和

来布十和

出版社、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。中学生向けから主婦系まで女性誌を中心に幅広く執筆活動を行っている。得意分野は美容、料理、30代女性の恋愛&結婚ネタ。