面倒な存在?それとも共感?女たちが語る「こじらせ女子」ライター雨宮まみさんの著書「女子をこじらせて」から生まれた「こじらせ女子」。女性としての自分への評価が低く、自意識を「こじらせた」女子を表す言葉だ。モテ系リア充女子とは対極にある「こじらせ女子」。女性の生き方が多様化しても、女の王道はやはりモテ系リア充女子。その陰にひっそり隠れていた女子の生態を一言で言い表した「こじらせ女子」という言葉に、共感を抱いた女子も多いはず。

テレビでも、「こじらせ」はじわじわとその存在感を発揮している。「久保みねヒャダこじらせナイト」(フジテレビ系)は、漫画家の久保ミツロウと能町みね子、ミュージシャンのヒャダインら「こじらせ系クリエイター」が、「こじらせ」をキーワードにトークを展開。モテ系女子向けとも言える雑誌「anan」がこの番組を取り上げるなど、非モテ非リア充女子以外にも、「こじらせ」は広まりつつある。


■独女たちは「こじらせ女子」をどう見ているのか。

「ちょっと苦手」と話すのは、リツコさん(仮名)。

「わざわざ自分からこじらせてます、と言わなくてもいいのに、とは思います。自分の劣等感にクローズアップしてると、どうしてもそういう話が多くなりますよね。でも、女同士だからといって、女子がみんなグチの言い合いをしたいわけじゃないし…。やっぱり、前向きな人と一緒にいる方が楽しい。それは男子でも女子でも同じでは」

アイさん(仮名)は、「こじらせ」を連発するこじらせ女子にモヤモヤするという。

「こじらせって、本来は自分の内面の葛藤や劣等感を言い表しているはず。なのに、なんでもかんでも『私、こじらせてるから』とこじらせを前面に出してぐいぐい来られると引きます。ダメエピソードやネガティブコメントって、一つ二つなら面白いけど、それが続くと、聞いてるこちらが汚いものをぶつけられた、みたいな気持ちになるんですよね」

また、「こじらせ女子」独特の自意識の強さも苦手だという。

「もちろんそうでない人もいますが、こじらせ女子は自意識が強すぎるのか、ガーッとまくしたてるように喋る人が多い。一方的なトークを聞いていると、『みんなだって、ホントはこじらせてるでしょ』『私って人と違う見方ができるの。すごいでしょ』という、劣等感の裏にある優越感みたいなものを感じてしまうんですよね」

■こじらせ女子の活路はエンタメ力

一方、「久保みねヒャダのこじらせナイト」で「こじらせ女子」に好感を抱いたと話すのはモモコさん(仮名)。

「男にモテるのは、男を笑わせる女より、男の話を『面白ーい!』と笑ってあげる女。それができないからこじらせているわけですが、久保さんなどを見ていると、こじらせ系の観察力と自意識の強さがエンターテインメントに昇華されているんですよね。こじらせ女子は内省的だから、視点が鋭いし、こだわりが強いので好きなジャンルの知識が豊富で話が膨らみやすい。こじらせ系女子の活路がここにある、と思いました。ただ問題は、こじらせ女子がみんな、話術を持っているわけではないということ。こじらせトークのポイントは、どれだけ相手をうならせ、笑わせられるかだと思います」

女らしさに抵抗を感じ、劣等感を感じてしまう、こじらせ女子。同性としてその葛藤に共感しつつも、そこだけをクローズアップすることへの抵抗を感じる独女もいるだろう。こじらせを自称するなら、その観察眼と自意識の強さを生かしたトーク力のアップが必要かもしれない。(栗頭渋子)

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栗頭渋子

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