SATC-S3-E7放送から10年経った今でも不動の人気を誇る「SATC」。人気の秘密は、華やかなファッションやセレブの世界ではない。普段なかなか知ることのできない女の本音が赤裸々に描かれているからだ。今回は、シーズン3のエピソード7にフォーカス!


「私たち、いつでも簡単に会えすぎて、お互いに都合が良すぎると思うの」byキャリー

ビッグ(クリス・ノース)に振り回され続けて来たキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)がやっと見つけた理想の男性、エイダン(ジョン・コーベット)。優しくて、誠実で、ルックスも性格も良く、何よりもキャリーを大切にしてくれる最高の彼氏。そんな完璧な彼氏が見つかったというのに、ビッグを追いかけ続けて来たキャリーにとって、エイダンとの関係はうまくいきすぎて、どこかしっくりこない。

恋愛は、平和すぎるとなぜ物足りなく思うのか?

“困難な目に遭わずに幸せを掴むヒロインはいない”

確かに、簡単にことが運びすぎると、逆に不安になり、真実みがなくなり、何か困難を乗り越えたくなる、というのが人間という生き物なのかもしれない。

「両親に会って欲しい」byエイダン

キャリーがビッグにずっと言って欲しかったこの言葉。そういう付き合い方を望んでいたはずなのに、エイダンから言われて動揺してしまうキャリー。ビッグに期待していたことをエイダンはすべてしてくれるのに、今度は自分がビッグと同じことをエイダンにしてしまう。

「両親になんて会ってしまったら、この先、別れることがあったらあなたも気まずい思いをするし…」by キャリー

「別れようと思ってるの?」byエイダン

「そうじゃないけど…」byキャリー

人は幸せすぎると自ら幸せを壊してしまうことがある。そして失って初めてその大切さに気付くパターンがほとんどだ。

エイダンの両親に会うことを拒否し、シャーロット(クリスティン・デイヴィス)とオペラに出かけたキャリーは、妻と来ていたビッグの姿を目撃する。ビッグを見かけたことで、キャリーはどれだけ平凡な男がありがたいか気付くが……。

エイダンは電話に出ない。両親に紹介したいと言ってくれたエイダンの気持ちを踏みにじり、取り返しのつかないことをしてしまったのかも。今まで当たり前に側にいてくれると安心しきっていた人が、突然目の前からいなくなることは、追いかけ続けている好きな人に振られることよりも、ある意味でずっと恐ろしい。

しかし、キャリーの不安をよそに、エイダンが電話に出なかった原因は……?

「都合が良すぎるっていうから、都合の悪い男になろうと思って」byエイダン

ああ、エイダン。どこまで可愛い男なのっ!(笑)。

「SATC」に登場するキャリーの彼氏の中で、エイダンほどイイ男はいない。キャリーと同じく、ビッグのようなミステリアスな男性にはまる女性たちにこそ、ぜひエイダンの行動をじっくり観察して、“ドラマ”ではなく“幸せ”をくれるイイ男を見る目を養って欲しい。エイダンの発言や行動は、いつどんな時も、温かく、愛情に満ちあふれている!

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【オトナ女子映画部】「SATC」に学ぶ!彼にとって自分が“本命”か見抜く方法は?

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この記事の執筆者

安部沙織

安部沙織

ニューヨークで映画制作を学び、30本以上の映画製作に参加。帰国後、映画『R246STORY[CLUB246](2008)』で脚本家デビュー。国際的に活躍出来る映画人を目指し、ハリウッドで活躍する田中靖彦氏(脚本分析家)に師事。脚本家・脚本分析家として活動中。オフィシャルサイトは→コチラ