【オトナ女子映画部】「SATC」に学ぶ!相手を愛しているのに女が結婚に踏み切れない理由とは?放送から10年経った今でも不動の人気を誇る「SATC」。人気の秘密は、華やかなファッションやセレブの世界ではない。普段なかなか知ることのできない女の本音が赤裸々に描かれているからだ。今回は、シーズン4のエピソード15にフォーカス!

「一緒に住むのはOK。でも結婚はしたくない……」

愛しているし、一緒に住むのも問題ない。ずっと一緒にいたい。でも結婚となると本能がイエスと言わない。

コミットしてくれない相手と付き合っている時には、相手にコミットして欲しいと願うのに、いざコミットしてくれる相手と付き合うと怯んでしまうキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)。

女心は難しい。


自分のものにならないミステリアスさがあるからこそビッグ(クリス・ノース)を求め、簡単に自分のものになってしまうエイダン(ジョン・コーベット)に対しては、今度は自分がコミットできないのだ。

“幸せ”とは結局何なのだろう。

キャリアを確立できる時代になった女にとって、“結婚”はもはやゴールではない。それと同時に“結婚”のメリットが見えにくくなっている。子供が欲しいとでも思わない限り、自立した女性が結婚を望むこと自体がレアになってきているのかもしれない。

キャリーの拒否反応は、“一生誰かを愛し続けることを誓う”という“束縛感”からきたもの。21世紀のアラサー/アラフォー女性の心理を鋭く捉えている。20代で“結婚願望”が芽生えず、35を過ぎても“子育て願望”が芽生えなければ、キャリーの道を辿る独女は少なくなさそうだ。

女の幸せは、時代と共に変わりつつあり、女も“自由でいたい”時代になっているのだろう。だからこそ、自由な男に惹かれ、自分のものになって欲しいと願う男には距離を作りたくなってしまうのだ。

どんな人生を送るのか、何をもって幸せと感じるのか、現代の女性には、無限の選択肢がある。だからこそ迷い、もがき、苦しみ、幸せ探しの旅は結婚適齢期を過ぎても終わりを迎えない。

キャリーが結局最後まで結婚することなく「SATC」が終わるのは、今の時代に生きる女性のハッピーエンドが“結婚”とは限らないからだろう。その一方で、“理想の結婚”を望む独女たちは、何が“現実”で、何が“夢物語”なのかを「SATC」から学び、本物の幸せとは何なのか、自分にとって大切な人とは誰なのか、考えさせられる。自らエイダンとの幸せを手放したキャリーを見て、当たり前に側にいてくれる“宝物”の価値に、多くの女性が気付くにちがいない。

自分自身の幸せは、自分にしか分からない。自分が何を望んでいるのか、必ず答えは自分の中にあるものだ。でも時に、自分の本当の気持ちに気付けないことがある。そんな悩める女性のバイブルこそが、「SATC」である。自分自身を見失いそうになった時こそ、「SATC」を手に取り、自分と向き合うためにぜひ役立てて欲しい。

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この記事の執筆者

安部沙織

安部沙織

ニューヨークで映画制作を学び、30本以上の映画製作に参加。帰国後、映画『R246STORY[CLUB246](2008)』で脚本家デビュー。国際的に活躍出来る映画人を目指し、ハリウッドで活躍する田中靖彦氏(脚本分析家)に師事。脚本家・脚本分析家として活動中。オフィシャルサイトは→コチラ