女性社会の必要悪? 女友達の「派閥」はなぜうまれるのか小学生くらいから大人になった今まで、1つの組織に複数の女性が在籍していると自然と発生する。それが女性特有の“派閥社会”だ。

20代ビジネスパーソン向けサイト「コブスオンライン」による、男性を対象とした「女だらけの職場で怖そうなこと」ランキングでは、「派閥がある」が堂々1位で55.8%。もうひとつ55.8%で同率1位だったのが「うわべは仲よさそうだけど、裏ではいろいろ言っていそう」らしいが、言葉は違えど意味は派閥と大差ない気がする。

確かにこの女性特有の厄介な仲間意識は、いつの時代も女性たちを翻弄してきたように思う。だが時にそれは女性を苦しめるが、また時には「守られている」安心感を与えるのも事実なのではないか?


■派閥がこじれるとさく裂する格付け意識

「いじめや争いとかなければ、派閥は悪いことじゃないですよ」

そう主張するのは、某大手企業で派遣社員として働くチナミさん(27歳)。チナミさんには同じ派遣社員である同僚の女性が20人くらいいるそうだが、入社時に“派遣派閥”にスカウトされたという。

「私たち派遣社員はやはり正社員と境遇が違うので、派遣同士で助け合おうという意識が強いんです。だから新しい派遣の子が入ってきたら積極的に声をかけるようにしていますし、みんなでいることの安心感はすごくあります。でもそれを“派閥”という言葉で敬遠されるのはなんだかなーと。それに私たちは争いとかもないですし」

“派閥”という言葉を使うと怖そうなイメージだが、例えば「仲良しグループ」という言葉を使えば、なんとなく楽しいイメージなる。気の合う仲間同士でつるんだり遊んだりするのは、女性に限らず男性だってよくあるだろう。

しかし最初は仲良しグループだったはずなのに、気が付くとそうじゃない。女性の派閥ではそんなことが良くあるのも事実だ。

料理スクールに通うヨシコさん(35歳)は、そこで知り合った5人ほどの友達と派閥を形成(本人は意図していなかったそうだが)。しかし半年ほど経過した現在、スクール内はちょっとした派閥争いに巻き込まれているという。

「その5人は“仕事を持つ独身女性”という事が共通点。同じスクール内にはそれとは別に“専業主婦”と“子供を持つママ”みたいな派閥がそれぞれあります。やはり同じ境遇ですと話も合うし、こうなったのは自然な流れですね。

でもその後、専業主婦チームとママチームが吸収合併みたいになって(笑)。それをきっかけになぜか“独身vs既婚”みたいな雰囲気になっちゃったんですよ。それ以降、独身組が持つちょっとしたブランド品が気に食わないとか、『婚活に必死だよね~』みたいにあからさまに悪口を言われるようになりました。そうなるとお互い女特有の格付け意識がさく裂ですよ!」

「女性は格付け意識が強い」というのは、これまでもよく言われている話だ。例えば旦那の年収やマイホームの値段等で格付けが決まるという“ママカースト”などが有名だが、それ以外にも学生時代にボス的女の子が強いグループを作り支配をする“スクールカースト”などは、誰もが身に覚えがあるだろう。そういった意識はなぜ女性から生まれるのか?

■感情的な女性にとって派閥は、“隠れ蓑”に

「女同士って例えば、『○○ちゃんが彼氏を別れた』というような男性から見ると本当にどうでもいいことで1時間も2時間も楽しそうに話しますよね。男性だってそういう話は嫌いじゃなですよ。でも1時間も2時間も話はできない。男性よりも女性のほうが、他人に対していい意味でも悪い意味でも感情的になりやすい気がします。

だからこそ女性は派閥という“隠れ蓑”をつくり、自分が余計な感情を持たれて攻撃されないよう、防御する必要があるのかなと思います。逆に攻撃側に回った時は、団体戦で攻撃力を高める怖さもあると思いますが」

そう語るのは既婚者男性のAさん(40歳)。Aさんの妻もママ友関係で悩んでいた経験があり、Aさんはたびたび相談に乗った経験があるという。そのたびに「なんで女同士ってこんな些細なことでこじれるのか?」と感じるそうだが、悩む妻の話を聞いているうち、そんな考えに至ったらしい。

確かに女性に「感情的になるな」といっても無理だろう。なぜならそれは女性特有の個性だから。感情的だからこそ「○○ちゃんが彼氏と別れた」というような男性からみたら些細なことで楽しいおしゃべりが可能なのだ。

そしてそのおしゃべりは男性に何と言われようと、楽しい。そして派閥とは、基本的にはそれがいつでもできる楽しい仲間がいるグループなのだ。こじれると確かに面倒だが、それが嫌で誰ともつるまないのはやっぱり寂しい。こうして女性は気の合う仲間と派閥をつくるのだ。

独女の皆さん、上手に派閥社会を生き抜いていきましょう。(橋口まどか)

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この記事の執筆者

橋口まどか

橋口まどか

体を張った体験取材が得意。ここ2年で6キロ太り、ますます女子力に磨きがかからない。取材でモテる女性の秘訣を探ることはや5年。知り合う男性にもつい取材モードで話を聞き、気がつけば自分の恋愛のタイミングをすっかり失っている。近年はサッカー観戦にハマるが、活躍する選手のほとんどが年下なことにショックをうける。