配られるものが変わってきた? 手配りティッシュにみる客観的な私駅前や賑やかな街角で配られている「ティッシュ」。何気なくスルーしている人も多いと思うが、ぜひ受け取って、自分にどんなティッシュが配られたのかを見てみてほしい。実はそのティッシュによって、一般的にあなたがどれくらいの年齢に見られているのかがわかってしまうのだ。

「20代はテレクラのティッシュが多かったですよ。30代からは携帯電話、パチンコの新装オープンですねー」というみつきさん(35才)はこう語る。「最近増えたのは『マンション分譲開始!』です。配っている方は年齢を見ているのだと思います」

みなさんご存知だと思うが、街頭で配っているティッシュは広告の役割を果たしている。ポスティングのように不特定多数の人に配るものに比べて、配布する人をある程度限定できるのがいいところだ。裏を返せば、見た目で自分が何歳ぐらいと思われているのかが推測できてしまう。

というわけで、試しに筆者(39才)は4月中旬の吉祥寺駅周辺を歩いてみた。


まずは北口を出てサンロード方面へ。最初に渡されたのは、ケータイショップのチラシが差し込まれたティッシュだ。「今なら機種変すると0円」とか書かれている。すかさず派手なキャップを被ったお兄さんから、カラオケチェーン店のティッシュもゲット。これらは男女に関係なく、対象年齢も幅広いタイプだろう。

この2個以降は特に反応がなかったので、パルコからオシャレなお店がひしめく中道通りへと移ってみた。パルコの前では、お得なカードの案内が差し込まれたティッシュをもらう。オシャレなデザインである。

入会特典を読みながら信号を渡って、中道通りへ向かう。建設中のマンションのチラシが差し込まれたティッシュをもらうも、その後ろに控えていたキャバクラや出会い系のティッシュは素通り。

ん?気にしない素振りをしてみたが、実はちょっとだけ寂しかった。百歩譲って配っているお兄さんが1人だったら、きっとタイミングが合わなくて“渡しそびれたんだ”と思えるけれども、そうじゃない。だって、お兄さんは4人もいて、パチンコのピンのように少しずつ空間を空けて互い違いに立っていたのだから。

別にティッシュが欲しいわけじゃない。むしろ10代、20代の頃はそんなティッシュは受け取りたくないと思っていたくらいだ。だがひとつももらえなくなった今となっては、もう“女として要ナシ”と言われたようで、複雑な気持ちになった。

しかし、年相応と言われればその通りだ。吉祥寺の駅前で39才のキャバ嬢を探しているなんてことはないだろう。「だからいいのです、しょうがないのです」と担当編集M嬢(30才)にこの話しをしたところ「そういえば私も最近、その手のティッシュは少ないです」とのこと。

街頭配布業者・A社のウェブサイトには「街頭配布はターゲットになるお客様を直接確認できます。ターゲットとなるお客様の絞り込みがポスティングよりさらに確実にできるというメリットがあります」とある。

つまり、若い女性をターゲットにしたティッシュが配られなくなり、誰でもいいものが多くなりつつある場合は、“お姉さん”より“おばさん”ぽく見られているといえるのかも。たかがティッシュ、されどティッシュ。自分を客観的に見る目安になるかもしれない。(パンチ広沢)

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パンチ広沢

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今ごろになって東京スカイツリーに行ってみようと思います。登りながら独女らしい切り口が見つかったら記事にします。独女らしい楽しみ方、募集中!