未婚=不幸の決めつけはうんざり。独身であることへの無神経発言から心を守る方法教えます「女の幸せは結婚」「早く子ども産まないと」「そんなんだから結婚できないんじゃない?」

都議会のセクハラやじ騒動しかり。独身であるというだけで投げつけられる無神経な言葉に、不愉快な思いをしたことがある女性は多いのでは? そういった人に限って「善意」からモノを言っているつもりだから余計たちが悪い。プライベートな領域にズカズカ踏み込んでくるのは、一体どういうタイプの人たちなのだろう?


■一番多かったのはオヤジ世代の鬱陶しい介入

今回、独女通信で「独身者への不躾な言動を受けたことはありますか?」というアンケートを実施して、最も多かったのはやはり中高年男性からの被害の声だった。

「40~50代の既婚の上司に『今(年齢)いくつ?』『恋人いないの?』『婚活しないの?』という質問をよく受けます。雑談としてで悪意はないようですし、男性の先輩も同じようにターゲットになっているのを見かけます。会話が弾む話題だと思っている節があるのですが、正直余計なお世話」


「入社早々、バブルを引きずった50代のおじさんに『女はクリスマス(の年齢)までに結婚しないとな』と言われた。こんな古い人いたんだ~と正直引いた」

「45歳で会社役員を務めています。同じ業界の展示会で毎年『どうして結婚しないの?』と声を掛けてくるのは、みな中小企業の社長さんたち。なぜしないのかどうしても理由が知りたいようですが、『私の人生に結婚という選択肢はありません』と自分の考えのまま答えています」

やはり発言主として最多層を占めたのは、仕事絡みの上司・取引先の年配男性たち。「男は家庭を持って一人前」と刷り込まれてきた価値観のせいか、年輩男性の多くは独身女性に対して驚くほど無神経で鈍感だ。


■なぜそんなにも辛辣? 独身女を嫌悪する女たち

その一方で、女→女の独身ディスもやはり少なくはない。しかもわかりやすいオヤジ世代とは違って、同性からの独身“口撃”はさらに辛辣だ。

「陰険な人の陰口を言っていた会社の後輩(20代・独身)は、その人が独身だとわかると『やっぱり。だから結婚できないんですね』と言ってきたので、『私も独身だけどね。でも嫌な人だよね』と返した。私に対しての言葉じゃないけど、独身か既婚かで性格の良し悪しを判断してほしくなくて」

「高校の同級生が30歳でデキ婚したとき『妊娠って34までにしないとアウトなんでしょ? ギリギリ間に合って良かった~』と独身の自分に向けて言い放った言葉が忘れられず、その後は会う気が起きない」

「30前半の頃、40手前の既婚女性に『やっぱり子供産んでないと二の腕弛まないのね』『胸垂れないからそんなぴったりしたTシャツ着れるのね』など、出産経験がないことを何かにつけて言われ続けました」

最後の回答はとりわけ陰険。「羨ましく見える」ものに対して、「正論」を盾にとってちょっと意地悪なことを言う。女ならではの陰湿さが怖い。


■独身=不幸と決めつけたがるのは、自分の人生に自信がない証拠

独身は不幸、かわいそう、欠陥がある。
実はこれらの「決めつけ」はすべて発言者の勝手な評価。既婚者が独身者にNOを突きつける本当の理由は、彼ら・彼女らがその「決めつけ」によって不安な心のバランスを取ろうとしているから。「私が選んだ生き方は合っている」と確認したいから、「結婚しない人生は間違っている」と主張しているだけなのだ。

そんな身勝手な決めつけを「正論」として受け止めるのはあまりにバカバカしい話。独身だからといって自分のライフスタイルを否定する必要は一切ない。賢明な諸先輩はそんなこととうに把握済みのようなので、最後に彼女たちの暴言スルーテクを紹介しよう。リアクション、心構えとも参考に!

「不愉快である場合には、その場で態度で示す。必要以上にコンプレックスに感じないように内面を保つよう気を付ける。反面教師として自らも他者への思いやりに気を付ける」

「そんな発言する時点でかなり視野の狭い人間なので、なるべく関わらないようにする」

「『子供ほしくないの?』と後輩に言われて『いない幸せもあるよ』と返した。そういう発言には熱くならないようにしている」

「今の自分に自信を持った対応をすべきですよね。今の自分を不幸だと嘆いたら相手の思うつぼですから。今目の前にある幸せを満喫していますって堂々としていればいいと思いますよ」(小鳥居ゆき)

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小鳥居ゆき

小鳥居ゆき

女性誌・カルチャー誌を中心に活動するフリーランスの編集&ライター。少女マンガ、女性向けエッセイ、女性向けファッション誌リサーチ、サブカル畑などが大好物。