感動した? 引いた?「男の涙」についてサッカーのブラジル代表を率いるドゥンガ新監督が会見で、決勝トーナメント1回戦でメンバーが泣いたことに触れ「男は泣くものじゃない」と選手たちを批判した。また、今年7月には兵庫県議・野々村竜太郎さんが不明瞭支出について会見し、取材陣の追求に耐えきれず号泣したことが話題になった。本題についてはもちろんのこと、泣きじゃくる姿は「子どものよう」であり、いろんな意味で物議を醸した。

野々村さんの泣く姿は意図的な部分も垣間見えるが、男性の涙はそんなにいけないものなのだろうか。

いい年をした男性が号泣する姿は「やっぱりドン引き」というみゆきさん(32才)はこう語る。

「私は人前で泣きたくないタイプなので、映画館とかで男の人に先にワーワー泣かれると引いちゃうんですよね。泣く行為は感情だから自然に涙が出るのは仕方ないけど、男でも女でもワーワー泣いてるのを見ると引いちゃう」

かつては女の武器とされた涙。「そんな武器、使ってたまるか!」と気炎を上げるみゆきさんのような女性がいる一方で、男性が人前で涙することへのハードルも下がっているのではないだろうか。そこで、独女通信では「男の涙」についてアンケートを行った。


■女たちが見た! 男の涙

「別れ話をした時、(彼が)トイレに入って大声で泣いていた。引きました」(カスミさん・仮名)

「元カレがすぐに泣く人でした。交際を反対する私の両親の前で『同棲させて』と泣き落とし。仕事で事故った時は、相手が100%悪いのに泣いて謝り、相手をドン引きさせる。喧嘩で私が彼の非を責めると泣いてふて腐れる。女々しく、子どもっぽすぎるので別れました」(ミカさん・仮名)

「彼に手料理を振る舞った時、『美味しい。こんな料理をずっと食べたい』と涙を流していた」(リサさん・仮名)

「攻略情報ナシですごく難しいアドベンチャーゲームをクリアした時。ストーリーも独創的で切なかったので、彼と一緒に私も号泣しました」(仮名・シオリさん)


■女が許せないのは「泣くことで自分の要求を通そうとする男」

恋愛中のカップルにとっては、男の涙がお互いへの思いを再確認するきっかけになることがあるようだ。

「今の夫と遠距離恋愛中、『お願いだから空港で別れる時、悲しい顔をしないで。離れるのが余計に辛くなるから』と言われ、ベンチに並んで座り、笑顔で明るい話をしながら頑張って前だけを見ていたんです。ふと『そろそろだね』と彼を見たら、真っ赤な目で必死に涙をこらえていました。それを見て私も涙が溢れ、彼のことがますます愛おしくなりました。結婚前の素敵な思い出です」(アイさん・仮名)

では、受け入れられる男の涙とドン引きしてしまう男の涙はどう違うのか?

「受け入れられるのは『大切な人やものを失くした時、失くしそうな時の男の涙』。許せないのは、人をだまして得をするために嘘泣きしていた知人男性。最悪です」(アヤさん・仮名)

「スポーツなど、精一杯頑張って流す涙は美しいし、娘をお嫁に出す父の涙も素敵。一方、自分のワガママが通らずに泣く男は許せない。でも、情に流されやすい女性には効くでしょうね」(アイさん・仮名)

「悲しい」「悔しい」「寂しい」「嬉しい」は自然な感情であり、涙が出るのも当然のこと。しかし、溢れる感情をぐっとこらえた末の涙なのか、泣くことで自分の要求を通そうとするかによって、女たちの印象は大きく変わる。

「ふだんはどんな場面でも毅然としていて涙を見せない男が、感動したり悲しいことがあったりしたときに思いがけずこぼれてしまう涙は、けしからんとは思えず逆に美しいと思います」(まいこさん・仮名)

そういえば筆者も芸人で俳優のマキタスポーツさんに、まいこさんと同じ感情を抱いた。TBSラジオ『たまむすび』に出演していたマキタさんが、自らとても泣き上戸だといっていた。ドラマや映画を見てすぐ泣いてしまうほどで「よその子が“あんよ”をしたのを見ただけで号泣しちゃう」とのコメントを聞いて、とても人間味のある優しい人なのだと感じた。

冒頭のドゥンガ監督は「男は泣くな」というけれど、選手たちにとってみればこらえきれない涙だったのだろうと思うので筆者としてはアリである。自らの過失を機に開かれることになった会見で、号泣してしまう野々村さんとは全く違う。それでも「男は泣いてはいけない」と思う人はいるとおもうが、時と場所をわきまえれば、ふとこぼした涙によってより男ぶりが上がる場合もあるものだ。(パンチ広沢)

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パンチ広沢

パンチ広沢

今ごろになって東京スカイツリーに行ってみようと思います。登りながら独女らしい切り口が見つかったら記事にします。独女らしい楽しみ方、募集中!