どこまでできている? 独女たちの防災準備気象庁は今年の8月の西日本を中心にした大雨について、30年に1度の異常気象と発表した。被害を被っていない人はとくにこうした報道を見て警戒しながらも、どこか自分だけは大丈夫という気持ちを持っていないだろうか。

『備えあれば憂いなし』というが、仕事もプライベートも忙しい独女たちは、どんな防災対策をしているのか聞いてみた。

「独り暮らしなので2ℓのペットボトル6本入りを一箱、缶詰やレトルト食品、手回し式ラジオ付き懐中電灯、エマージェンシーシートにウエットティッシュやアルコール消毒液などをコンパクトにまとめて非常持ち出し袋を持っています」(みゆきさん/32才)

「非常持ち出し袋には水や食糧のほかに、目が悪いのでメガネと目薬、ナプキンやケータイ充電器、避難所に行った時少しでも不安を和らげられるように大好きな小説を一冊だけ入れています」(ももかさん/33才)


「家に備蓄をしているのは当然ですけど、ふだんのバッグにも携帯食や水を入れています。ご飯を食べ損ねたときに小腹を満たせるのでいいですよ。あとはオフィスにスニーカーを置いています。実は東日本大震災のときにオフィスから家まで3時間かけて歩いて帰ったんですけど、パンプスを履いていたからひどい靴擦れになってしまったんです。その教訓から置くようにしました」(ゆうきさん/29才)

「先日の広島の災害報道を見て、両親の家の地盤などを調べました。結果として、洪水、地震、火事すべてにおいて我が家が一番ダメというある意味、安心な結果になりました(苦笑)」(れいこさん/32才)

こうして筆者が話を伺った独女のほとんどは何かしらの備えをしていると答えたのだが、「特に何も準備していない」と答えたのはよしこさん(35才)。

「毎日仕事が忙しいし友達と外食することが多いので、家にいることが少ないんです。家で食事は一切しないので、冷蔵庫もほとんど空の状態。実家からたまに乾物とか缶詰とか送られてくるのでなんとなくキッチンの戸棚にしまってありますけど…賞味期限はいつだったかな(笑)」

年に1度は防災グッズの点検を怠らない筆者は、よしこさんの丸腰ぶりに驚いた。もし、寝ている間に災害が起きたらどうするのだろう?

「そうなったら、そうなったで考えますよ。確かに備えがあったら安心かもしれないけど、いつどこで災害が自分の身に降りかかるかなんてわからないでしょう? そんなこと言ったらふつうの生活をしていても死ぬときは死ぬんです。たとえば道を歩いていたら車に追突されるかもしれないし、出張のために乗った飛行機が墜落するかもしれない。いつ起こるかわからないことにヤキモキしているヒマはありません」

うむむ、それも一理ある。

確かに災害が起きた時、たまたま財布ひとつ持ってコンビニにいるときだったら? 手荷物を預けて美術館で絵画鑑賞をしていたら? ハイヒールに動きにくいドレスを着て出掛けた友人の結婚式だったら? そう思うとぞっとする。

もちろんこれらは“たられば”の話だが、やはり備えをしておくことがもしものときの助けになると信じたい。

各地方自治体で地域のハザードマップを公開しているほか、災害に備えて用意しておくべきグッズや、避難場所、災害対策などを公開しているので一度チェックしておこう。また、一般的な装備品だけでなく、自分が最低限の生活を送るうえで欠かせないもの(薬やメガネなどの装備品)を判断し入れておくようにしよう。

もしものときに最も必要なのは何だろうか。それは、冷静な判断力と行動力だ。とはいえ、わかっていてもそのときになれば慌てない人はまずいない。そんなときのために、何を優先すべきか瞬時に判断する、心の避難訓練をたまにしておくといいだろう。(パンチ広沢)

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パンチ広沢

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今ごろになって東京スカイツリーに行ってみようと思います。登りながら独女らしい切り口が見つかったら記事にします。独女らしい楽しみ方、募集中!