ポニーテールが許されるのは何歳まで?■ 揺れるしっぽにチラリズムを感じる

世の中には、ポニーテールが結べる女と結べない女の2種類が存在する。ポニーテール、それは女子マネ―ジャーの髪型。ポニーテール、そういえば小保方さんも結んでいたっけな。ポニーテール、それはモテの象徴。

そもそもなぜ、男たちはポニーテールが好きなのか? SEのタケオさん(32歳)は「見えそうで見えないうなじがタマらない」と言う。


「ツインテールやショートカットの丸見えのうなじも好きですが、ありがたさでいうと、断然、ポニーテール! 結んだ髪の毛がゆらゆら揺れて、すきまからうなじがチラっと見えるとドキドキします。一種のチラリズムなのですが、パンチラやブラチラは凝視していたら犯罪じゃないですか。その点ポニーテールなら、いくら見たって問題ありません。また、女のコはうなじがボサボサだと恥ずかしがるようですが、僕はナチュラルなうなじも好きですよ。むしろ手入れをしていないうなじにこそ、相手が見られたくないところを見ちゃった♪ というチラリズム的エロチシズムが……以下略)」

見えそうで見えないうなじにこそ、ポニーテールの真髄があるようだ。お団子ヘアでメガネをかけた女性(例:ロッテンマイヤーさん)には萌えないが、ポニーテールのメガネ女子には妄想がさく裂する男心。秋元康は『ポニーテールとシュシュ』のなかで、「束ねた長い髪 恋の尻尾は捕まえられない」「ポニーテール(ほどかないで) いつまでもはしゃいでいる 君は少女のままで」などと表現したが、男たちは揺れるしっぽに勝手に処女性を見出すのだろう。(ほどかないで)とコーラスしてしまうほどに…。


■ アラサーのポニーテールは耳の位置が無難

そこで出てくるのが「ポニーテール限界年齢問題」である。ざっくりいえば、おばちゃんのポニーテールは許されるか否か。独女通信アンケートで限界年齢を尋ねたところ、「何歳でもOK」が約50%、「20代まで」が約30%、そのほか「30代~50代」が約20%だった。

「何歳でもOK」と回答した人からは「実際は、アラサー以上のポニーテールなんて完全アウトだと思いますが、年齢によって“してはいけない髪型”なんてない」との意見が散見された。正論だが、純粋に「ポニーテールが似合う年齢」に限れば、個人差はあれど「20代」が妥当なラインかもしれない。

30代でポニーテールを結んでいる編集者のユキさんは「30歳を過ぎたら耳の高さまで」を基本にしている。

「ヘアスタイルは基本的に、髪を結ぶ位置が高いほど幼い印象が強くなり、低いと大人っぽい雰囲気になります。加えて、ポニーテールは女子力の高いヘアスタイルだから、上の位置で結ぶとどうしても若作りの印象になる。年齢差別ではなく、年相応のおしゃれを楽しむのなら、30代でAKBのようなポニーテールはあり得ません」

ポニーテールの普及に努めている団体「ポニーテール部」では「ポニーテール美人が集まる部活」をコンセプトにしているが、サイトを見ると若々しいモデルがズラリ、30代ポニテ女子はどうやらお呼びではなさそうだ。若さ(処女性)という武器をなくして高い位置のポニーテールに挑むには、相応の自信が必要になってくる。

いやそれでも偏見に負けず、高い位置で結びたいという独女はアンジェリーナ・ジョリーをめざすしかない。文化圏のあちら側には、モテとかチラリズムとは無縁の闘う女としてのポニーテールがある。日本でいえば太田光代的ポニーテールとか。ここまでくれば、誰にも「イタい」なんて言われないし秋元康も追ってこないだろう。(来布十和)

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来布十和

来布十和

出版社、漫画雑誌編集部バイト、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。アイドル誌、育児誌、主婦雑誌から不動産パンフレット、パワースポット紹介まで手当たり次第の執筆活動を行っている。食べていくため仕事は選ばない主義。