既婚女性やドラマに学ぶ!幸せなはずの結婚が“地獄”になった瞬間不倫を中心に、大人の男女の恋愛模様を描いたドラマ『美しき罠〜残花繚乱〜』が先日(3/12)ついに最終回を迎えました。各々が欲しい愛を求めて周囲を振り回し、一方で大いに振り回されてもいる男女の様子はどこか滑稽であり、しかし切なくもあり、結婚のなんたるかについて考えさせられることしきりでした。多くの独身女性にとって、憧れてやまない結婚。でも、結婚すれば必ずしも天国というわけではない。決断の前の教訓として、ドラマと実例に学びを求めてみました。


■「愛を失った時、女は鬼になる」

まずはドラマから。主人公・西田りか(34)は上司の柏木(54)と2年ほど不倫関係にありましたが、それに気づいた妻・美津子(47)は、その仕返しに、昔から自分を慕っている青年・落合(33)を使ってりかを誘惑させます。しかしその思惑は外れ、りかは彼に本気で惹かれていき、不倫も清算して結婚が決定。「さあ、これから幸せになれる!」と意気込むバージンロードの前のりかに、美津子は耳元でこうささやきます。「結婚は天国じゃないわ。むしろ地獄よ」と。

度重なる夫の浮気に苦しみ続けてきた彼女だからこその、重みあるセリフ。その予言どおり、りかも結婚後すぐに落合の過去や浮気疑惑に悩まされるようになります。社長令嬢である美津子は、その地位とお金の力で探偵を雇っては浮気相手を陥れ、したたかな策略を繰り返してきた女性ですが、そんな妻になってしまったのも、元はと言えば、浮気ばかりする夫が原因。美津子が毎日、夫の一挙手一投足に敏感になっている姿を見ると、「結局は旦那さんに自分だけを愛してほしい、それだけなんだな」と不思議に可愛らしく見えてくる瞬間もしばしばありました。夫の愛を失うと、妻は“鬼”にもなってしまう。そんな教訓を得たドラマでした。

■ 幸せなはずの結婚が“地獄”になったエピソード

幸せなはずの結婚が“地獄”になってしまったエピソードは、実際でも聞かれます。例えば、今やひと言も口をきかない夫婦だというAさん。お子さんも2人いますが、夫の不倫発覚をきっかけに、冷戦状態になってしまったのだとか。子供のために離婚の決断は見送っているそうですが、同じ家のなかにいて夫と言葉を交わさない関係というのは、ある意味、一人暮らしよりも辛く寂しい気持ちではないかと想像します……。

また、クリエイターTさんは、夫の浮気をきっかけに現在別居中。若くして結ばれ、10年以上も夫婦だけで仲睦まじく暮らしていた二人ですが、ある日、夫の浮気が発覚。Tさんは信じられず、ドラマの美津子と同じく探偵を雇い、証拠を突きつけて叫び散らしてしまったそうですが、それでもまだ夫を愛していたため離婚は言い出せず。諍いと話し合いに疲れた二人は、「しばらく冷却期間を」と決めたそうですが、夫はその後、浮気相手の家に行ってしまったとか。元々は陽気な性格のTさんでしたが、すっかり元気を失い、今は心療内科にかかっている日々だそうです。

■ 女の願いはひとつだけ!? 気持ちの出し方を間違うべからず

ドラマの最終回、美津子は初めて夫に「愛してるから結婚した、って嘘でもいいから言ってよ……」と涙ながらの本音を訴えます。そして「野心だけで(君と)結婚したわけじゃない」という夫の一言に救われ、「たとえ愛されなくても、私はこの家族を愛していこう」と強く決意します。つらい不妊治療に挑んだ過去も、夫に「なんでも欲しがる君のエゴの延長だ」なんて残酷な批判をされながら、それでも家族を死守した美津子。愛のために喜び、笑い、一方で強がり、憎しみ、時には嫉妬の鬼にもなってしまう複雑な女心ですが、その奥にあるのはただ一つ、「好きな人と、愛し愛される人生がおくりたい」という思いなのでしょう。

ただ、そうした本音を素直に出せず、ヒステリックになればなるほど、男性はわかりやすく微笑んでくれる別の女性に心を奪われてしまうこともある様子。夫に浮気されて、「私はあなたに愛されたい、だから悲しい」なんて素直に言える妻は少数でしょうが、万が一そんな事態が起きてもなお夫を失いたくないのであれば、できる限り、本音を訴えた方が男性には伝わるのかもしれません。

とはいえ、幸せで平穏な結婚生活を望むならば、やはりそもそも“鬼”にならなくて済む相手を選ぶのがベスト。確実な将来予想は誰にもできないものですが、ほかならぬ自分のために、見る目はしっかり持っておきたいものですね。(外山ゆひら)

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外山ゆひら

外山ゆひら

心や生き方に関する記事多めのライター。恋愛相談コラムや作品レビューなども。カルチャーやエンタメ方面を日々ウォッチしています。