サンダルの季節に要注意! ウオノメそっくりの「足裏イボ」サンダルファッションなどで、裸足になる機会の多い季節に注意したいのが足裏のイボ。「イボ」というと、おできのような赤っぽい発疹がポツンとできるイメージで、オロナインでも塗れば治るような気がするが、実際は見た目も治療方法も大違い! 足裏のイボは「足底疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれるウイルス性の感染症である。

じつは、筆者は昨年、足の中指の下に「足裏イボ」ができしてしまい、歩行困難になるほどの激痛を味わった。完治まで約3カ月。とがった小石を踏みしめているような痛みが続くためヒールのある靴は一切履けず、シニア向けの楽々シューズでひと夏を過ごす羽目に……。かかりつけの皮膚科医によれば、裸足になることの多い人ほどなりやすいという。重症化するとレーザー治療(自費)が必要となるケースも。自省の意をこめて、足裏イボの予防策をご紹介!


■ 足裏のイボはウオノメそっくりで見逃しやすい
足裏のイボは、世界的にもポピュラーなヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因。皮膚にはもともとバリア機能が備わっているが、免疫力が落ちていたり傷ができていたりするとウイルスが皮膚内部に侵入。感染症を引き起こしてしまう。

足裏は体重がかかる部位ゆえ、イボは角質で硬く覆われ、皮膚にめりこんでしまう。だから症状が進むとすんごく痛い。しかも見た目はウオノメにそっくりなので、素人目にはなかなか区別がつきにくい。ただ明らかにウオノメと異なる点はいくつかあるという。

①ウオノメとは異なりイボは症状が進むと大きく成長する、増殖する
②左右非対称など、通常のウオノメとは異なる場所にできる
③削ると斑点状の出血がある


筆者もすべて当てはまっていたのだが、ただのウオノメと思い込んでいて痛みがひどくなるまで病院に行かなかった。早めに受診すれば治療はスムーズに済む場合が多いので、ウオノメ状の疑わしきできものがある人は、とにかく皮膚科を受診するのがベストである。

■ 痛い箇所に液体窒素をあててやけど状態に
風邪と同じように「足底疣贅」も特効薬がなく、気長に治療していくしかない。原因となっているウイルスは皮膚内部にめりこんでいるため、治療はまず角質をカッターなどで削るところから始まる。症状にもよるが、触るだけで痛いイボの角質を削ぐのは傷口に塩を塗り込むのと同じくらい苦痛(塗り込んだことはないが)。
ようやく角質をのぞき、柔肌があらわれたところで、-196℃の液体窒素をスプレー噴射する。患部を凍傷させることでウイルスにダメージをあたえていく治療法なのだが、こちらは傷口を針で刺すような感覚だった。

しかも初回の3回くらいまでは治療効果をあまり実感できず、イボは痛むばかり。自費によるレーザー治療を検討し始めた4回目ごろから、ようやくイボが小さくなっていったのである。それに連れて治療の痛みもかなり楽になり、ふたたびヒールのある靴も履けるようになった。

■ 不特定多数の人が集まるときはなるべく靴下を
ウイルス性である足裏イボの第一の予防法は、免疫力を上げること。皮膚のバリア機能を正常に保つことで、皮膚の疾患にかかりにくい状態をつくる。足裏に傷ができてしまった場合はなるべく靴下を履いて過ごしたほうが安心だ。またウオノメ状のできものがイボだった場合、削ることでウイルスが散らばってイボが増えてしまうこともある。皮膚の異変は早めに受診するに尽きる。

筆者はイボで足裏が痛むため、趣味のジョギング・ヨガができず、夏場なのに太るといった二次的な代償も被った。太った上に足元はシニアサンダルって、どう考えてもモテようがない。どうかみなさんも気をつけなはれや!(来布十和)

<関連リンク>
痩せている女子の驚きの共通点とは?

この記事の執筆者


来布十和

来布十和

出版社、漫画雑誌編集部バイト、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。アイドル誌、育児誌、主婦雑誌から不動産パンフレット、パワースポット紹介まで手当たり次第の執筆活動を行っている。食べていくため仕事は選ばない主義。