そこで断るか!? 本当にあったお見合いびっくり破談事情お見合いは交際から結婚までが非常にスピーディーなところが魅力。しかし、そのスピーディーさの裏では波乱の破談物語も生まれている。

ちなみにお見合いでいうところの「交際」というものは、非常にハードルが低い。最初の顔合わせで、次も会いたいとお互い思えばもう「交際」なのだ。この時点では何人と「交際」してもかまわない。そしてそれを経て、結婚前提に付き合おうと決めた時に「結婚を前提とした交際」というステータスになり、他の人からのお見合いや交際は受けず、一人の人に集中するというシステムだ。


交際から1ヶ月で結婚を前提とした交際に発展し、その1ヶ月後に破談になったエミさん(38)。断ったのはエミさんのほうだ。相手は2歳年下の男性で、見合い相場では珍しい35オーバー女と年下男性のカップル。仲人さんにも「あなたは運がいいわ」と絶賛されたのだという。その絶賛が裏目に出て、エミさんは本心とは違う行動に出てしまった。「良い人だけど、なんだか違う」という違和感を常に感じながらも「年齢も年齢ですし、他にピンとくる方もいない中、ようやく出会った方だし、断ったらもう出会いはないかもと強迫観念にかられました」と、交際を続けた。

しかし、実際に結婚の話が具体的になるにつれ「このまま進んだら大変! 断らなければ…」と決心、行動に移すこととなった。さすがに断ったあと数週間は罪悪感やこれでよかったのかとの思いから落ち込んだようだが、今は「勇気を出して断ってよかった」と晴れ晴れとした表情を見せている。

また、半年前に40代の前半の会社役員とお見合いし交際からプロポーズ、新居の物件内覧などを済ませたユミコさん(29)は、新居探しの段階で結婚を断ったという。その理由は「地元を出たくないから」。ユミコさんいわく、彼の会社の都合で都内で暮らすことが条件であったものの、地元の北関東をどうしても出たくないという思いが強くなってしまい、断ってしまったという。正直、最初から分かっていたことでは? と思うが…。

一度ならまだしも、断ってもまた復縁して交際する人も多いと仰るのは、個人で結婚相談所を営む須田さん(仮名)。「1回断って、やっぱり復縁したいという人は結構います。女性に多いですね。女性のほうが気持ちが揺れやすいのかもしれません。復縁の場合、2度目のお断りは基本的にはしないでいただきたいのですが、ある会員の女性のかたはやっぱり復縁、やっぱり破談にされたことが。さすがにあの時はお相手の面目も丸つぶれで、フォローが大変でした」

お見合いの場合タイミングの悪い破談宣告や、あまりに自分勝手な行動は周囲に迷惑をかけてしまう。相手に違和感を感じた時点でその気持ちと向き合い、結論が出たらなるべく早く断るのが吉かもしれない。案外、その直感は正しい可能性が高いはずだ。(北村美桂)

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北村美桂

北村美桂

企業のWEBコンテンツアドバイザーや講師・ライターのほか、戦国時代と柴田勝家が好きすぎて「カツイエ」という戦国メディアを立ち上げ運営中。初心者向け戦国イベント「名古屋歴史ナイト」も主催。