結婚できないのではなく、しない。アラフォーで独身と聞くと、「子供」「結婚」とさまざまな締め切りが近いためか、周囲が定型文のように心配する言葉をかけてくる。

しかし、そんな心配をどこ吹く風と、一切気にしないのが結婚する意志のない女性たち。

彼女たちは周囲のこうした心配を、どう感じているのだろうか。


5歳年上の彼氏と付き合って10年、同棲して5年目のアイコさん(39歳)は、結婚には興味はないという。その理由は、特に結婚する理由がないから。

「子供がほしくないんです。子供が嫌いなのではなく、自分の人生に子供は考えられないというだけ。彼はバツイチで特に結婚という形にもこだわっていないので、結婚を必要だとなおさら感じない。
ずっと一緒に住んでいるし、寂しくないんですよ。親もお互いの存在を知っているし、一緒にご飯を食べることもあります。付き合って時間は経っていますが、倦怠期もほとんどなく、今でもすごく仲がいいですよ。結婚する理由が全くないんですよね」

アイコさんは、結婚しないことにこだわっているのではなく、必要が無いからしないだけだという。もし結婚することがあるとすれば、お互いの両親や家族が亡くなってしまった時だとか。この先、大きな手術など家族の同意がないといけないケースなど、いざという時に助け合う必要がありそうであれば、籍を入れようと話し合っているそうだ。将来の話までしているとは、一過性の恋愛ではなく、籍を入れていないだけで結婚しているような間柄なのだろう。

また、バツイチ同士カップルのカナさん(39歳)は、付き合って3年になる彼氏とは一緒に住んでいないという。週に1~2回会うくらいの距離感がちょうどいいのだとか。

「彼には前の奥さんとの間に子供がいますが、今でも定期的に会っていて、仲がいいみたいですよ。私の方は気を使っているとかではなく、毎日一緒にいなくても、週末だけで十分満足だし幸せ。結婚は一度しているし、形に拘らなくてもいいかなという結論です」

いまの関係に満足しているので、特にこの先も結婚するという選択肢はないそうだ。

最後に、二人に周囲からいろいろと言われないかと聞いてみたところ、「たしかに何十回と言われますよ。でも、私達が今の形を望んで選んでいるわけで、周りがどうとかは関係ないのではないでしょうか」(アイコさん)と、全く気にしていない様子。

ちなみに、結婚していないメリットは「親戚付き合いをしなくていいこと」だと前出のアイコさんは話す。年末はどちらかの家で過ごさなければならないなど、煩わしいことは一切ない。お互いの実家でのんびり過ごして、また2人の家に戻るのだという。

「結婚すれば絶対大丈夫なんてことは言い切れないはず。なのに結婚しないことが、危ういと思う気持ちがよくわからないんですよね」(アイコさん)

二人の生き方を考慮したうえで、「結婚」が適切かどうかを考え、違う道を選ぶ人もいる。年齢と既婚かどうかを聞いただけで「なぜ結婚しないの?」と質問するのは、野暮というものだ。(北村美桂)


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北村美桂

北村美桂

企業のWEBコンテンツアドバイザーや講師・ライターのほか、戦国時代と柴田勝家が好きすぎて「カツイエ」という戦国メディアを立ち上げ運営中。初心者向け戦国イベント「名古屋歴史ナイト」も主催。