捨てる、捨てないに迷う「グレー」なモノをどう対処する?大掃除の真っ只中という人も多いのではないだろうか?

やましたひでこさんが提案する『断捨離』ブームで、女性誌各誌を見ると捨て方、片付け方のテクニックの特集がいっぱい……。

今年のうちにどさっと捨てようと思うものの、いざ取り掛かってみると「これ、どうしよう…」と悩むモノがある。


「書類や資料の捨てどきがわからない」というフリーライターのまなみさん(30才)。「原稿のやりとりや校正などはパソコンでやりますが、自分が書いた記事の掲載誌や取材ノートや取材先から受け取った資料がなかなか捨てられません。取材ノートや資料は納品してしまったら用済みなのだけど、あとで問い合わせがあるかもしれないし、別の仕事で取材したことがヒントになることもあるから」

これまでに得た情報がこの先の仕事に役立つということもあるが、取材先の貴重なデータ(担当者のメールアドレスや問い合わせ先など)も含まれているため、気軽に捨てられないという悩みもある。とはいえどんどん整理していかなければならないので、必要な書類などはスキャンしてデータ化し、シュレッダーにかけて廃棄しているそうだが「大変すぎて、挫折しそう」と語る。どうやら、年内には終わらない様子だ。

アパレルに勤務する、るなさん(30才)もモノが増えて困っているひとり。
「新アイテムが出るたびに、実際に着てみるのが会社の決まりなので、どんどん服が増えていきます。それに加えてテレビが大好きな私はDVDがいっぱいで…」

状態がいい服は、友人と物々交換して整理できはじめたが、DVDのほうが問題だとか。最近、テレビに買い変えHDDをつけたので、DVDのデータを移しあらかた捨てたそうだが、掃除をしていたときにHDDを床に落として故障。大事なデータが飛んでしまった。

「頭が真っ白になりました。いろいろ試しましたが自力では復旧できず、メーカーに修理を依頼すると『データの復元には8万円かかる。しかし、それでも全てのデータを復元できるかやってみなければわからない』と言われました。HDDに入れてしまえば安心って思ってたけど、水や衝撃に弱いし無敵ではないんですよね…」

完全復元の保証はないが、テレビから録画したデータは手に入らないので、復元を検討中。「今世紀イチの大ショック。こんなことくらいでバカみたいと笑われるかもしれないけど、涙が出ました」と落胆を隠せない。

散らかったものを整理してスッキリしたいが、“買えないものは捨てない”ことは鉄則だ。

とはいえ、「あれも大事、これも大事」では家のなかが溢れてしまう。

「ものが溜まったら引っ越しをします。そのときに一気に捨ててさっぱり!を繰り返します」というあみさん(32才)はかなりの力技。

「生きていくために、たくさんのものは必要ない。だから捨てて後悔する大事なものはダンボール1箱くらいに収まるんじゃないですかね。だいたい2〜3年に1度引っ越していますが、ものの寿命もそんなものでしょう?」という。

あみさんのように割り切れればいいが、前出のまなみさんやるなさんのように捨て方に悩む人は多い。

後悔しないものの捨て方について、以前、取材させていただいた整理収納アドバイザーのmocaさんが、「自分に必要なもの、いらないものの基準を作ることが大切」と語っていたのが印象的だった。

大掃除を早く終わらせたくて、勢いに任せあれもこれもと捨ててしまいがちだが、捨てようか迷っている“グレー”のものは、時間をかけて判断してみよう。(パンチ広沢)


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パンチ広沢

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今ごろになって東京スカイツリーに行ってみようと思います。登りながら独女らしい切り口が見つかったら記事にします。独女らしい楽しみ方、募集中!