2015-09-14-14-08-16「クリスマスまでに恋人を作らなきゃ!」「バレンタインに彼氏がいないとみじめ」

ここ最近、そんな嘆きの声が聞こえてこなくなったと思いません? SNSにつながれば、イベント時でも普段通りの平熱トーンで過ごしている人が大勢目に入ってくる昨今、もはや独身=生きづらい時代は終わりかけているのかも?


■ 女ひとり、でもクリスマスだって別に寂しくない

「クリスマスだからカップルで高級ディナーに行ってその後はホテルへ…なんてデート、恥ずかしすぎ。たとえ彼氏がいてもしませんよ(笑)。クリスマスは普通に仕事して、夜は近所の居酒屋でスマホ見ながらおでん食べてから、一人暮らしの部屋に帰りました。いつもより空いていてよかったですよ」

今年のクリスマスをクールにそう振り返るのは会社員のまどかさん(28)。

「『ビール片手にはんぺんでクリスマス☆』とか自虐っぽくネタにしてTwitterに投下したり、女友達とのLINEのグループトークに送ったりしていれば、ひとりでも全然退屈しませんよ。まあ傍目にはかわいそうに見えてるかもしれませんけど、みんなそんなに他人に興味ないでしょ」

どうやら世間のイベントに「カップルで一斉参加」する空気が蔓延する時代はもう終わりかけているのかもしれません。SNSで誰かと繋がっていれば寂しさはまったく感じない。それが平成元年生まれの実感のようです。


■ そもそも独身女の絶対数が増えてきた

一方、バツイチになってもうすぐ10年目の優子さん(42)も、ここ数年で「独身女」がわりと生きやすい時代になっているように感じているそうです。

「30手前で結婚して2年半後に離婚。以来ずっとバツイチですが、ここ数年で独身女への風当たりがグッと和らいできた感じがします」

そう思う要因のひとつは、「お仲間が増えてきていること」だそう。

「私が20代の頃は、職場に“お局様”と呼ばれる独身女性はせいぜい1人いるかいないか。で、若い女子社員が『○○さんみたいになる前に結婚しなきゃ!』なんて影で言ってたりする。でも最近はそもそも独身の30代、40代女性の数がすごく増えてきている。20年前のものさしで測れば、大企業なんて今じゃどの部署もお局様だらけですよ(笑)」

そう、絶対数が増えてきたことで、独身女はもはやレアな存在ではなくなっているのです。少なくとも都市部においては。

「連帯感とまでいうと大げさだけど、同じ40代の独身女性が近くに結構いるおかげで、愚痴を言い合えたり、悩みを共有できたりするのは大きいですね。『どこの白髪染めがいい?』『腰痛に効くコルセットは?』とか20代の女子社員とはできない歳相応の健康トークもできるし(笑)」

優子さんは別に結婚そのものを否定しているわけではないそう。

「チャンスがあればまた結婚もしてみたいですよ。独身友達の中にはずっと独身の人もいれば、私のように一度は既婚者になったものの“出戻り”になってる人もいる。そういう“お仲間”同士でひとまずはゆるく繋がっていると、独身でもあんまり寂しくないですよ」

SNSで他者と繋がりやすい時代になったこと、同じ独身仲間の絶対数が増えてきていること。これらの技術革新と世相の変化によって、独身=孤独の単純な方程式が成り立った時代はどうやら終わりつつあるようです。独身女性の皆さん、結婚するか・しないか、できるか・できないかはひとまず脇において、目の前の独身ライフを存分に謳歌しましょう!(小鳥居ゆき)

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小鳥居ゆき

小鳥居ゆき

女性誌・カルチャー誌を中心に活動するフリーランスの編集&ライター。少女マンガ、女性向けエッセイ、女性向けファッション誌リサーチ、サブカル畑などが大好物。