頼むからほっといて…独女の悲喜こもごもな指輪事情薬指に指輪をしていたら、右は恋人、左は結婚を表すと言われている。

しかし、最近はあまりその意味を成していないことも多いようだ。

仕事に熱心な自営業のタカコさん(36)は、クリスマス以降、右手の薬指に指輪をはめだした。

「だいたい突っ込まれます(笑)彼氏出来たのなんて。やっぱり普段恋愛の影も形もないんでしょうね。すぐみんな気づきます。これは、そういうことを言われたくないからつけ始めました。いなきゃいないで気を使われるし、ほっといて欲しい。だから、『安心してください、彼氏はいますよ」アピールです。彼氏の設定? 遠距離にしてあります。そうすれば休日一人でいても自然ですから」

周囲の無言の気遣いにうんざりしているのだそう。タカコさんは「他に関心事ないのかって思いますけど、しょうがないですよね」と、非常にめんどくさそうだった。


口説かれ防止として右手に指輪をし始めたのはカホさん(32)だ。経営者で事業を複数行っている関係上、年上の男性とのお付き合いが多い。そのぶん、お誘いも多いそうだ。

「今は仕事がとにかく忙しいし、彼を作るつもりもありません。そんなことを言うと、無理しちゃってとかいろいろ心配されるんです。その心配に応対するのも面倒になってきて…それで指輪をしてます。相手のことを聞かれたら笑ってごまかしています」

また、販売員のアキコさん(35)は左手に指輪をしている。これは100%男性よけだという。

「販売の仕事柄お客様を無碍にできません。たまにですけど、閉店すぎてもお店から帰ろうとしないお客様がいて、困ったことがあります。私はけしてモテるタイプではないので、どうして良いかわからなくなりました。最初から既婚者を装えば、危なくないだろうと思って指輪をするようにしています」

効果は「しないよりマシな程度。とにかく安全第一です」とのこと。

独女がいきなり指輪をはめていたら、めでたい報告ではなくなんらかの諸事情によりつけているのかも。周囲からの「無言のめんどくささ」は非常に共感できる。見つけたら、できるだけ見なかったことにするのがよさそうだ。(北村美桂)


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北村美桂

北村美桂

企業のWEBコンテンツアドバイザーや講師・ライターのほか、戦国時代と柴田勝家が好きすぎて「カツイエ」という戦国メディアを立ち上げ運営中。初心者向け戦国イベント「名古屋歴史ナイト」も主催。