アラフォー独女が思う。正直迷惑「結婚は?」という要らぬ問い「年齢を言うと、『旦那さんとは…』とカマかけて結婚しているかどうかを聞いてくる人、結構いますよ」と話すのは、エミさん(39歳)。

その探られ方に憤りを隠せない。「この年齢で結婚していないと、ダメなんですかね。正直結婚していようが、していまいがバックグラウンドとかどうでもよくないですか。聞いてくるのは図々しい系の女性に多いです」(エミさん)


結婚していないことを恥じることはない、卑下することはないと、世間では「多様な生き方」を責めない風潮にはなっているが、そこまで浸透してはいないようだ。未婚かどうか聞く方は悪気がないかもしれないが、言われた方は「責められている」ように取ってしまうのも、なんだかわかる気がする。

また、「入りたてのパートの方と話していて、流れで独身だと答えると、『まあ、最近は40歳過ぎて出産する人も多いからね』と、謎のフォローを入れられたことがありました。結婚したいとも、子供がほしいとも言っていないのに、三段飛ばしくらいの解釈でフォローされて困惑しました。
他の女性からは『彼氏とは結婚しないの』と、なにか事情があって独身なのかを遠回しに聞いてくる人もいましたね。彼氏なしのアラフォー独女という存在が、そもそもありえないという前提条件にぞっとします」と語るのは、ヒロコさん(40歳)。「そうなんだ」の一言で流してもらった方が、かえって気が楽だろう。

なぜアラフォー独女・彼氏なしという存在に、周囲は探りを入れたくなってしまうのだろうか。同じくアラフォー独女のノリコさん(42歳)に聞いてみた。

「私は逆に何も聞かれません(笑)。きっと『あ、この人、独女なんだな』と周囲が悟ってくれているのではないでしょうか。きっと2人は仕事がバリバリできたり、女磨きをしていたりするから、好奇心の対象になったのかもしれませんね」と、ストレスフリーな発言が返ってきた。

ノリコさんは決して女磨きを放棄しているようにはみえない。趣味の映画鑑賞を極めていて、週末はほとんど映画館かDVD鑑賞ばかりしているが、楽しいからやっていると割りきっており、悲壮感は一ミリもない。そんなノリコさんを慕って、老若男女問わず付き合いも広い。「独身かそうでないか」という質問を投げかけるのが、愚問なほどの存在になっているのだろ。

しかし、そんな風になるのは案外難しい。多様な生き方を尊重する世の中になるというのなら、結婚しないという選択をした人のことも、「へーそうなんだ」でアッサリ流してもらいたいものだ。(北村美桂)


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北村美桂

北村美桂

企業のWEBコンテンツアドバイザーや講師・ライターのほか、戦国時代と柴田勝家が好きすぎて「カツイエ」という戦国メディアを立ち上げ運営中。初心者向け戦国イベント「名古屋歴史ナイト」も主催。