いい男はSNS上に存在しない説を検証する学生時代にひそかに気になっていたイケメン男子や合コンで知り合ったよさげなメンズ。Facebookで彼らの名前を検索して、たとえプロフィールページが見つかったとしても、たいていは登録しているだけで、彼らがまめに投稿していることはめったにない。

Twitterしかり、mixiしかり、LINEしかりである。SNS上に真のリア充はいないといわれるが、いい男もほとんどいないのだ。コレってなんで?


「SNSは自己顕示欲の強い男性が集まりがち」とは、最近、SNS疲れでFacebookから距離を置いているエリカさん(33歳)。

「SNSは他人の発言や生活を垣間見ることができる分、つい自分と比較してしまいます。全友達に対するマウンティングのような投稿も少なくありません。ここで他人の投稿をスルーできない男性は、負けじと虚栄心バリバリの俺様エピソードを投下してきますが、自慢話なんて、本人以外誰もおもしろいとは思いませんよね。結果、SNSは自己主張の強い人ばかりの投稿が目立つようになり、異性からモテるような冷静沈着な男性は影を潜めるのではないでしょうか?」


プライドの高い男らにとってのSNSは虚栄心の発露の場。花乃さん(33歳)のように、「実際に会ったときは印象がよかったのに、その男性のSNSを見て引いてしまった」というケースも起こりがちだ。

「以前、友達の紹介で某ベンチャー企業の30代男性と知り合いに。物静かな感じで見た目も悪くなく、内心、『掘り出しものを見つけた!』とときめいていたのですが……。彼のSNSを見ると『通勤電車が嫌なら、僕のように港区に住めばすべてが解決するのにww』といった上から目線の金持ち(成金)自慢が延々書かれていました。あまりにがっかりして、『国税局に届け~!』と祈りを込めながら一連の発言を拡散。ギャップ萎えしましたね」


逆パターンもある。美由紀さん(30歳)の同僚男性は、20kg以上痩せていた10年前の写真をSNSのプロフィール画像に使用。その投稿内容もワールドワイドな経営論に言及することが多く、SNS上ではどこかのイケメン企業家に見えるそうだ。

「だけど、弊社は地域密着型の小売企業です。SNSで自分を盛りたくなる気持ちはわかるけど、逆に恥ずかしくないのか不思議。その男性のことは陰で“ホラッチョ”と呼んでいます」

ホラッチョ○○、SNS上にはたくさんいそう。


里美さん(35歳)は元同僚男性のかまってちゃんっぷりに手を焼いている。

「『○○食べた』『電車に乗った』『会社に着いた』『外回り行ってきます』などなど、1日に何度もどうでもいい投稿をしている。うっとうしいので非表示にしたところ、『最近、僕の投稿を非表示にした?』とメッセージが届きました。怖っ!! どうやら彼の投稿に“いいね”をしなくなかったことから、非表示疑惑をもたれみたい。私と彼は単なる知人の関係で、彼はネット上にたくさん友達がいます。なのにこの粘着ぶり。もはやリアルでは近づきたくありません」


インターネットは本性がつまびらかになる世界。本人ですら気づいていなかった性質が引き出されてしまうこともある。SNS上にはいい男がいないという通り、うっかり内面を丸裸にされた男たちの展覧会場なのだ。理性という名の海パンを履いているつもりかもしれないけれど、履けてませんよ!

ってことは、まれにいる「SNSにどっぷりつかりつつも周囲に嫌悪感を与えないネットイケメン」は真のイケメンといえる。でもそういう人に限って結婚しているんだよねー! そのあたりのジレンマはSNSでもリアルでも同じなのだった。(来布十和)


<関連リンク>
気になる異性や元彼を「ネット検索」して良かったこと、悪かったこと

この記事の執筆者


来布十和

来布十和

出版社、漫画雑誌編集部バイト、編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーランスライターに。アイドル誌、育児誌、主婦雑誌から不動産パンフレット、パワースポット紹介まで手当たり次第の執筆活動を行っている。食べていくため仕事は選ばない主義。