「アラフォー独女」と聞いて周囲が求めるリアクションにウンザリ…独身である=肩身が狭い思いをしているだろうという思い込み。周囲にそういうリアクションを期待されているのが嫌だという独女が多数いる。

ミサさん(40歳)は「部署の女の子が全員結婚してしまい、独女は私だけになってしまいました。『そろそろミサさんにも誰か紹介してやらないとな!』と悪びれず、上司に言われたことがありました。それを聞いた周りの既婚の女性たちが『ひどいセクハラだ!』と私の代わりに怒ってくれていますが、正直困惑しました。全然なんとも思っていませんでしたし、上司は気をつかえない無邪気な性格なので…むしろ、いちいち敏感なのは周囲の女性だと思います」


休みの度に帰省しては、姪っ子甥っ子と出かけているサヤカさん(41歳)は、「ただ甥っ子や姪っ子をかわいがっているだけで、『本当は子供欲しいんでしょう』と慰めにかかった既婚の先輩には困りました。女は子供を産んでわかる幸せがあると引き下がらない。『将来は子供欲しいんですけど、独身なので甥っ子や姪っ子をかわいがって母性を満足させてるんです』 と言ってあげれば良いのかもしれませんが、わざわざそんなことで気を使う必要はないですよね。独女が甥や姪をかわいがることが、可哀想だと言いたいのでしょうか。。。」

職場の人間関係だけでなく、親戚も厄介な様子。ユミコさん(34歳)は「最近、結婚相談をはじめた叔母がかなり強烈です。『おばあちゃんがユミちゃんの花嫁姿を見たがってたよ。生きているうちに、花嫁姿を見せてあげないと』と、かなり踏み込んでくるんです。仕事のために私を勧誘しているのかと最初は無視していましたが、おばあちゃんを引き合いに出されると気にしてしまいますね。親戚だから無下にもできないので、極力叔母がいる集まりは避けています」

アラフォー独女は、自虐的になったり世間に怒ったり、現状を変えるべく焦ったりしないといけないのか。本心から結婚を必要としていない人だっているはずだ。なのに、独女がそういうと「強がっている」とか、「かわいそう」と思う人さえいる。思うくらいなら問題ないが、それなりのリアクションを期待されるのはさすがに疲れる。アラフォー独女は世間がいうほど、焦ったり困ったりもしていない。多様な生き方を認めようという風潮なのに、なぜか独女という生き方はそれには当てはまらないのが不思議だ。(北村美桂)


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北村美桂

北村美桂

企業のWEBコンテンツアドバイザーや講師・ライターのほか、戦国時代と柴田勝家が好きすぎて「カツイエ」という戦国メディアを立ち上げ運営中。初心者向け戦国イベント「名古屋歴史ナイト」も主催。