「夏太り」予防の鍵は?「朝食」と「食物繊維」にあり総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、全国の20歳~69歳の男女1000名を対象に「夏太り」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。夏は他の季節に比べて三食しっかりと食事を摂れているかという問いに、「摂れていると思う」と回答した方は全体で29.9%に留まる結果となりました。「摂れていないと思う」、「どちらかというと摂れていないと思う」を合計すると39.6%となり、性別で比較をすると、男性は38.6%、女性は40.6%となっています。わずかではありますが女性の方が三食しっかりと食事を摂れていないことがわかります。

また三食しっかり「食事を摂れていない」、「どちらかというと摂れていない」と回答した方が最もしっかり摂れていなかったと答えたのは「朝食」。54.0%と半数以上の方が回答しています。とくに夏に太った経験のある方の64.1%が「朝食」とも回答しています。また、「夕食」は夏太り経験がある方より、夏太り経験がない方に多いようです。「朝食」を摂らないことが夏に太ることに関係があるのかもしれません。


■ 管理栄養士 麻生れいみ氏 考察

そもそもなぜ夏は太りやすいのでしょうか。夏は夏バテなどの影響で食が細くなり、どちらかというと痩せてしまうというイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、夏だからこそ起こりうる“糖質中心の食生活”や “運動不足”などが深く夏太りと関係しています。

夏太りを解消するためには、こまめに適切な水分補給を行ないながら、日中に活動するのは危険なほど暑い日もありますので、ラジオ体操や朝晩の涼しい時間のウォーキングなどをして、適度に運動する習慣は持ちましょう。

また、食生活については、糖質を含む食べ物を控えることが大切ですが、なかなか控えることが難しい人も多いはずです。そこで注目して欲しいのが「セカンドミール効果」です。「セカンドミール効果」とは、その日の最初に摂る食事(ファーストミール)が、次に摂った食事(セカンドミール)のあとの血糖値に影響を及ぼすことを指しています。つまり朝食で何を食べるかが大切ということです。

もともと私たちの体は、食事を摂ると血糖値が上がりインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。インスリンは糖をエネルギーに変え、血糖値を下げる働きを持っています。しかし、血糖値が急激に上がってしまうと、インスリンが多く分泌されてしまいます。結果、インスリンには余った糖分を脂肪に変える働きもあるため、そのことが太る原因となってしまうのです。

ですから、血糖値を急激に上げないことが重要になってきます。海外の研究では、朝食に食物繊維が豊富なものを食べると、昼食での血糖値を下げる効果が期待できることがわかっており、今回の調査で“朝食を食べていない人ほど” 夏太りの傾向があるという結果が出たことにも納得ができます。

よって、食生活での夏太り対策としては、朝食に食物繊維の豊富な野菜類や大豆類などを摂って頂くことをお勧めします。食生活の見直しと意識的に適度な運動を摂り入れることで、しっかりと夏太り対策を行ないましょう。

■麻生れいみ氏プロフィール

大手出版会社の編集・ライターを経て、服部栄養専門学校栄養士科卒業。
「夏は冷しゃぶ、冬は鍋」の食事で、健康的に20kg減量に成功。ダイエット指導においては、約6000人を指導。自ら痩せたその理論であった「食べて痩せて健康になる」ダイエット法は、体験を生かした細やかな指導が好評で、減量成功した主婦からその家族、その友人と波及的に広がっている。レシピブログ「食べて痩せる糖質オフ・低糖質ダイエット」は、ダイエット・ビューティ部門で常時上位ランキング。

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