「やっぱり子育ては母親がするべき?」フリーアナウンサーの雨宮塔子さんが、7月からTBSの報道番組『NEWS23』で現役復帰した。その裏で、離婚した元夫とその妻が2人の子供を引き受けることになったことから、雨宮さんは「母親失格」とバッシングを受けていると報道された。

このニュースの裏には、「女が子供を育てるべき」「子供がいたら仕事や夢をあきらめるべき」という考え方があるような気がする。
結婚、出産後も仕事を続けたいと思う独女にとっては、家事や育児を夫と協力しあって進めることは不可欠で、現代のライフスタイルには合わないのではないだろうか。

そこで、3歳の女の子を持つくみさん(35才)とせいじさん(37才)の共働き夫婦が、どんな工夫をしながら協力し合って子育てや家事をしているのか聞いてみた。


不動産関係の事務をしている妻のくみさんは、結婚するまで実家に住んでいて身の回りのことは母に頼りきっていたため家事が苦手。一方、大学進学と同時に上京し、一人暮らしをしてきた会社員の夫・せいじさんは家事全般をソツなくこなす。


「結婚してから母と夫に少しずつ家事を教えてもらい、今ではひと通りできるようになりました(笑)。保育園のお迎えは、勤務時間に融通が利く私が担当。繁忙期には仕事を持ち帰らなければならないときも……。そんなときは彼が食事を作ってくれたりとフォローしてくれます。また、子供がグズって手がつけられないときは、夫が外に連れ出して家の周りを一周してくれたり、毎晩入浴や絵本を読んで寝付かせたりと子育てに協力的なので助かります」(くみさん)

一方、わりと家事が好きだというせいじさんは楽しそうに語る。

「結婚して5年経ち、彼女も今ではすっかり家事が上達しました。子供が生まれてからは食事や洗濯、ゴミ出しなど毎日必要な家事は当番制にして、週末は家族全員で細かいところまで掃除をする感じです。子供もお手伝いが楽しい時期なので、テーブルを拭いたり部屋のごみを一箇所に集めてくるといった役割を与えて、家族全員で一気に掃除します」(せいじさん)

夫は子供との生活時間と合わず、平日はほとんど顔を合わせないという家庭もある。すると子育てには協力できないので子供は夫に懐かず、子供と遊んでくれていても、ぐずりだしたら妻でないと泣き止まない。そのため、妻はなかなか休むことができない……ということはよく聞く話。

「仕事も大事だけど、妻に任せきりではなくちゃんと子供の成長を見たいんです。仕事と生活を両立していくのは簡単なことではないですが、それは妻も同じ。大変なぶん、あとになっていい思い出にもなるし、妻と支え合っているから絆も強くなっている気がします。考え方を変えれば、家事も育児も半分の負担で済んでいるんですから、楽なもんですよ」(せいじさん)

確かに、雨宮塔子さん、青木定治さん夫妻の場合は離婚しているので、どちらか一方に子育ての負担がのしかかる。雨宮さんは何かしらのフォローはしているかもしれないが、くみさん一家のように労力も半分というわけにはいかないだろう。

「ときにはケンカもしますよ! 仕事が忙しく余裕がないときはぶつかることもあります。でも、そういう態度になるときは頑張りすぎているのが原因なので、お互いに忙しいときは可能な範囲で家事サボる(笑)。夜、食器洗いをしなくても、掃除を1日くらい休んでも死にませんから!」(くみさん)

もしかして雨宮&青木(元)夫婦も、こんな風にお互いを思いやれる余裕があれば、円満な家庭を築けていたかも。結婚相手の条件はいろいろあると思うが、妻が働き続けたいと望むなら、夫が家事・育児に協力的なことは外せないだろう。(パンチ広沢

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