お盆の帰省シーズン……小姑としてすごす独女の憂鬱とは?2016年お盆シーズンも終了し、夏の終わりを感じる今日この頃。一人暮らしの人は実家へ帰省したり、はたまた実家住まいの人は結婚している兄弟が家族を連れて帰省してくる、ということもあるだろう。

久々に会う親や兄弟から「まだ結婚しないの?」などと小言を言われて肩身の狭い思いをするのは定番の〝独女あるある〟だが、さらにこんなことも。

「お盆シーズンになると毎年結婚した兄一家が帰省してくるけど、小姑の立場としてはけっこう気を遣うんですよね……」

こう語るのは独女の里美さん(34歳)だ。まず兄夫婦が来た初日は宴会になるので、家にいなくてはいけない。そして甥っ子におもちゃを買ってご機嫌をとり、お嫁さんとともに台所仕事を手伝う。お嫁さんがかいがいしく働いているのに、自分だけゴロゴロするわけにもいかない。


「で、2日目はどうするかというと、あえて出かける。これは私が面倒だからという意味もあるし、兄嫁も私がいないほうが気楽だろうという二重の気遣いです」

兄夫婦は2泊したら帰っていくというが、毎年里美さんはこう感じるという。

「あくせく働く兄嫁を見て思うのは『やっぱり結婚って面倒だな』と。それを手伝うわけでもなくゴロゴロしながらお酒を飲む兄を見ると『うわーこんな旦那嫌だわ』と、妹ながら微妙な気持ちになりますね(笑)」

■ 嫁の立場からも「正直気の毒」と同情

結婚適齢期を過ぎて独身の場合、自分の兄弟が先に結婚してしまうケースは珍しくない。そして兄弟は家庭を築き、お盆シーズンになると自分の親元へ帰ってくる。そうなると独女は〝小姑〟という何とも微妙な立場で、その場にいなければならないのだ。

一方嫁の立場として、独女の小姑はどう映るのか?

「私の夫の妹さんは、毎年帰省すると両親から『孫の顔が見たい』『誰かいい人いない?』と責められっぱなし。こう言っては上から目線かもしれませんが、正直気の毒です」
こう語るのは結婚4年目の利恵さん(35歳)。さらに義妹への集中砲火の火の粉が利恵さんに降りかかってくることも。

「義母が途中で『ちょっと利恵ちゃんからも一言言ってよ! ほんとこの子はどうしようもないんだから!』とか言ってくる(笑)。もうやめて~と思いますよね。あと微妙に私に気を遣うために義妹をサゲているというか、『この子に比べて利恵ちゃんはしっかり者ね』とか言われると、もうどうしていいのか」

帰省時に既女が嫁の立場で気を使いまくるという話はよく耳にするが、その陰で小姑の独女も気を使うし、時には矢面に立たされて批判される。独女もなかなか大変だ。

■ お盆シーズンに遊んでほしくても誰もいない

こうなると小姑独女はお盆シーズン家にいてもいいことがない。だったらいっそ、外出という形で〝逃亡〟というのも手だが、そこには悲しい事情も。

「結婚した友人はまずこの時期構ってくれないですし、独身の友達でもけっこうみんな帰省しちゃいますよね。つまりお盆って、遊んでくれる人が誰もいない時期なんですよ。あとせっかく自分の兄弟の家族が遊びにきてくれるんだから、一応自分も大人として1日くらいいないとダメだと思っています」こう語るのは前述の里美さん。

また「夏休みはフェスに参加することが生きがいだけど、お盆シーズンってフェスが全然ないんですよ」と語るのは独女の葵さん(30歳)。「フジロックは7月、ロックインジャパンは8月上旬、サマソニは8月20日。そうなるとお盆は暇というのはすごくありがちです。フェス参加しているとそれだけでけっこうな出費だし、お盆は例年実家で過ごすのはよくありますね」

かくしてお盆シーズンは実家で過ごし、なんとなく小姑として気を使いながら両親のイヤミを受け流すという、微妙な日々を送る独女たち。嫁という立場とは違い何かと気楽な生活を送っているように見られがちだが、彼女たちもけっこう大変なのだ(橋口まどか)。


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