「ポケナン」にいい出会いはあるのか?7月から大流行しているポケモンGO。あなたはもうプレイしましたか? 実際の街を歩きながらモンスターをゲットし、育成していくこのゲーム。家の中にこもって行うゲームとは異なるため、新しい交流ツールとしての可能性を感じている人も多いようです。

ゲームの仕様は特定の人との協力プレイや対戦はできないため(ジム戦を除く)、本格的な交流要素はないまでも、同じ場所にいれば同じモンスターをゲットできたり、ポケストップ(アイテムがもらえる場所)をお互いタップしたりして楽しむことが可能。

そのためゲームをダシにしたナンパ、通称「ポケナン」が流行っているんだとか。子供の頃の憧れだったポケモンがまさか恋愛ツールになるなんて……許せない? それとも興味が湧いてきますか? 今日はそんな「ポケナン」は実際に行われているのか、筆者が体を張って確認してみました。


■ 週末昼間の新宿ソロプレイヤーを逆ポケナン?

「この辺〇〇が出るらしいですよ」「お姉さん、ポケモン中ですか?」こんな声がけとともに行われるポケナンですが、ネットを見ると遭遇報告も多々確認できます。

まずはナンパといえば繁華街。土曜昼間の新宿に筆者も繰り出してみることに。南口を出れば、ポケモンの出現率がアップするアイテムがバンバン置かれていて、友達同士にカップル、そしてソロプレイヤーもチラホラ確認できます。

ソロプレイヤーが数名たむろしているポケスポットの近くへ寄って、周りを見渡します。スマホをいじりながら隣に立つ男性のスマホをのぞけば、なんとバトルの真っ最中!これは邪魔しちゃいけない。

続いて別の男性のスマホを除けばまさにモンスターをゲット中。「ポケナンも一緒にどうですか?」と心の中で叫んでみましたが、彼は画面の中の「コイキング」に夢中。モンスターをゲットしたら、サクサクっと歩いていってしまいました。残念。


■ 夜の新宿中央公園はガチプレイヤーばっかり

土日の昼間の繁華街は、どうやらガチのプレイヤーや待ち合わせ前のついでプレイヤーが多いよう。ウロウロしたのちにそう結論づけ、今度は夜に仕切り直すことに。次の舞台は平日22時の新宿中央公園。ここにはレアポケモン「ピカチュウ」が出るとの噂で、連日プレイヤーが押し寄せているのです。

早速公園に行ってみると、いるわいるわポケモンマスター予備軍が! おじさん、お兄さん、お姉さんにカップルまで。みんな黙ってスマホをいじりながらウロウロしています。中には会社の仲間同士という感じの男性グループもおり、いくらでもポケナンチャンスはありそうです。

筆者も一人ウロウロしたりベンチに腰掛けたりして、ポケモンをゲットしつつ周りの様子を伺います。しかし、土曜の昼間よりもポケナンが起きそうな空気はありません。なぜだか考えてみると、理由は3つありました。

1:夜の公園にいる多くのプレイヤーは、本気でポケモンGOをプレイ中のため出会いに興味なし。
2:公園内でポケナンに失敗すると、もれなく園内から離れないと恥ずかしいためポケナンには適さない。
3:プレイヤーが多すぎて目立ったことをすると視線が痛い。

このような理由からポケナンは筆者を始め周りの女性にも全く起きていないようでした。ポケナン、意外と難しい。

結果から言いますと、わざわざポケナンが盛んそうなエリアに繰り出しましたが、全くといって成果はあげられませんでした。

しかし、後日筆者は2回ほどポケナンに遭遇! 最後にご報告します。

1回目は平日22時すぎの新橋駅周辺。酔っ払った筆者は帰宅ついでにポケモンGOをプレイしていると「お姉さん何してるの? ああそれ、今流行りのあれでしょー」と、これまた酔っ払った男性が声をかけてきました。

2回目は平日21時の新宿交差点。少し立ち止まってモンスターをゲットしていると「ポケモン取れました?」と40代近い男性が声をかけてきました。

こうして2件のポケナンに遭遇した筆者ですが、これじゃあ全く意味がありません! なぜなら、ナンパされた場所はどちらも前からよくナンパに遭遇するエリア。つまりポケモンGOが流行ったから新たな出会いが広がったのではなく、今までの普通のナンパが、ポケモンを口実に行われるようになっただけということです。

今後のアップデートで「モンスター交換」や「近くの人と対戦」などの要素が加われば、また話は変わってきそうなポケモンGO。しかし現状は、まだまだ出会いのツールとしては発展途上なのかもしれません。(おおしま りえ

<関連リンク>
「BARは出会える」は本当か?アラサーが単身乗り込み大実験