「昔は欲しかったけど、今はもう要らない」と思うモノは断捨離やミニマリストなどの価値観が広がる時代。年齢による価値観の変化もあり、「欲しいものが変わってきた」という人も少なくないのではないでしょうか。独女通信では読者にアンケートを行い、“物欲の変化”について調べてみました。

■ 見栄や虚栄心が薄れ、実用性や満足度重視の方向へ!?

「昔はすごく欲しかったけど、今は要らなくなったな…と思う物はありますか?」という質問への回答は、ある(91.67%)・ない(8.33%)という結果に。「ある」と答えた9割以上の人に、「それはどんなものか、代わりに欲しくなったものはあるか」を尋ねてみました。

最も多かった回答は、「ブランドバッグや高価な服に興味が無くなった」という意見でした。理由としては、「最近は雑誌の付録でもかなり実用的なものも多いし…数あっても使い切れない」「昔は新作が欲し過ぎましたが、重くて肩凝りがひどくなるだけ」「結婚して滅多に使わなくなったから」「見栄を張りたい気持ちが薄れた。一目で高そうとわかるものより、自分の本当に満足するものがいいと思うように」など、実用性や自分の満足度を重視するようになった…という人が多数。「着飾るすべての物が不要になった。背伸びしても疲れるだけだし、そのままでいいやと思えるようになった」といった、大きな価値観の変化を語る人もいました。


「その代わりに欲しくなったものは?」という問いに対しては、「好みが変化して、ナチュラル系のワンピースやジーンズを最近は揃えている」という人もいれば、「お金」「便利家電」「家が欲しい。安心できる空間。賃貸はいずれ返すので」など、非常に実用的なものを挙げる人も(笑)。「家族との時間」や「自分らしくいられる居場所」など無形のものを欲するようになった、という人もいました。

■「より高級なもの」「より質のいいもの」が欲しくなったという人も

同じジャンルでも、より高級なもの、より質のよいものを欲するようになった…という人も多くいました。「アクセサリーが要らなくなった代わりに、高額ジュエリーが欲しくなった」という人、「(年齢を重ねてやっても無駄だと思うようになり)メイクアップ関連の化粧品が不要になり、アンチエイジングのスキンケア商品が欲しくなった」という人、「洋服やブランド物の代わりに、着物や着付けの技術が欲しくなった」という人もいました。

珍しいものでは、「SNS映えする料理の写真の代わりに、素材のいい服、靴、一生使える家具、調理器具、家族との憩いの時間など『長く使えるもの』にお金をかけたいと思うようになった」という人も。「アラフォーにもなると大体の美味しいものは食べ尽くしているし、見飽きている。公開しても、お金がかかりそうな人だなとしか思われない」とのことでしたが、この方も、見栄を張ることよりも自分の満足感を重視するようになってきた…ということなのかもしれません。

■ 恋愛や子どもへの願望を手放す人も。現実との折り合いで、欲望も変化する!?

恋愛・結婚・出産を挙げる人も複数いました。「恋愛が要らなくなった。かける時間も気力もない。しても結局、満喫できない事に気がついた」「彼氏の束縛より、自分の時間が欲しい」「夫や子どもが欲しくなくなった」など。「物心ついた時からずっと、彼氏が欲しくて仕方なかった。ついにできず見合い結婚をしたら彼氏もいらなくなったし、性欲も消えた(笑)。このまま現状維持できれば何も要りません」といったユニークな回答も見られました。

中には、「子どもを欲さなくなった代わりに、パートナーが欲しくなりました。いずれ親も旅立ってしまうし、愛する人・側にいてくれる人が欲しい。ひとりでは生きていけないですもん」という真摯な心情を語ってくれた人や、「必要なものだけあれば良くなった」としながらも「自分の欲しいものが際限なく得られるなら、すべて欲しい」という禅問答のような(!?)回答も。何もかもが手に入るわけではない人生、現実をありのまま受け止められるようになると、「あれもこれも」と膨らんでいた欲望が自然にそぎ落とされていく傾向はあるのかもしれません。

また年齢を重ねると、本当に自分の欲しいもの・必要なものを見極められるようになる、そんな変化もあるのかなと感じました。昔は「欲しい」と思っていたものに興味を持てなくなってきたら、それは人生の節目のサインなのかも。今の自分に合った暮らしを満喫したいと思ったら、まず物欲から見直し、新しい価値観での断捨離に取り組んでみるとよさそうです。(外山ゆひら

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