30代の荒ぶる心を鎮めるために瞑想をやってみた!頭の中というのは常に、仕事のことややらなきゃいけないこと、はたまた友達への不満など、何かしらの思考が渦巻いているものです。そのせいで、なかなか気持ちを切り替えることができず、無駄に時間と心をすり減らしてしまった経験はありませんか?

筆者はあります。というか、年々すり減らす頻度も増えているような……。そんな考えることが山積みな30代に1つの解決策があります。なんと、瞑想が効くらしい!

瞑想なんて聞くと、新興宗教やちょっとスピリチュアル的な匂いを感じてドキリとしますが、近年続くヨガブームからの流れで、瞑想が忙しい現代人にクリアな思考をもたらすと、密かなブームなのだそうです。

大丈夫かな……という不安はありますが、効果があるならやらないわけにいかない。今日は癒し効果バツグンの瞑想を、実際に体験してきました。


■ 瞑想教室ってけっこうある

瞑想入門のような本もありますが、せっかく始めるのならどこかで習いたいところ。ネットで「瞑想教室」と検索すれば、ヒーリング系の教室からお寺、はたまた怪しそうなサイトまで、予想以上の教室数が確認できます。

調べていくと瞑想にもいくつか種類があるようで、ビジネスマンに流行っている「マインドフルネス瞑想」というものは、深い呼吸をしながら“あるがまま”を見つめる瞑想。

一方で「サマタ瞑想」という、別の対象物に意識を集中させる方法など、種類豊富なのに驚きます。どれがアラサー女子の疲れを癒してくれるのかは、この時点ではよくわかりませんので、今回は安心して参加できることを最優先にし、家からほど近いお寺で無料開催されている定期座禅会に参加することにしました。

■ いざ、お寺で座禅瞑想

瞑想って、そもそもどんな人たちがやるんだろう……行きの道すがら、怪しい人がいたらどうしよう。ご老人ばかりの会だったらどうしよう。不安ばかりが胸にありました。しかし、いざお寺へ到着し部屋へ入ってみると、意外にもこの日の参加者は8割ほどが30代〜40代の初参加女性。瞑想が流行っているというのは、どうやら本当のようです。

住職から簡単なレクチャーを受け、30分の座禅瞑想を開始します。姿勢はあぐらか椅子へ着席しての楽な姿勢でOK。深い腹式呼吸を意識して頭の中をからっぽにするよう指示があります。

お寺だから「バシーン」と叩く喝が入るかと思いきや(正式には警策(きょうさく)という)こちらのお寺では警策は自主的な希望がなければやらないとのこと。ラッキーと思って辞退しましたが、せっかくならやってもらえばよかったです。

そうして心を無にすること30分。長く感じるかと思いきや、ほのかに白檀の香る座禅堂の空気は、かなり無理なく心を無にすることができます。終了を告げる鐘の音を聞いたとき「え、もう終わり?」という感覚すらあるくらいでした。

■ お坊さんのありがたい(?)話

終了後は般若心経を本堂で読み上げるなど、お寺ならではのイベントを体験させていただき、住職のありがたい話で締めとなります。と、ここで、住職の個性的なトークに耳をうばわれました。

「あなたたちね、瞑想、退屈だったでしょ?」

え……主催者側が一体何を言い出すのか!? 驚いていると、住職はたんたんと瞑想は今流行っているけれど、世間で言われるほど劇的な効果はなく、むしろ意識を深くする行為は適切な指導者がいないと危険も伴うと教えてくれました。あくまでも呼吸を深くすることはリラックス効果は高いものの、鬱に劇的な効果があるというような触れ込みは注意が必要なんですよ、と優しく説いてくださいました。

瞑想や座禅ブームに、住職さんも少し困り気味のようです。筆者は鬱ではありませんので、今回の座禅瞑想は非常にリフレッシュ効果を感じましたが、不眠や食欲不全など具体的に心の病や健康被害を感じている方は、安易に瞑想に助けを求めるのは危険かもしれません。

荒ぶる30代の心は静まったのか。当初の目的を振り返ると「かなり静まった」と、みなさんにお伝えできると思います。しかし、住職の言葉にもあるように、やり方次第では危険も伴うという瞑想。ぜひ無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょう。(おおしま りえ

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31歳独身。人生に迷ったので坊主バーに行ってきた