オワコン? それとも穴場? 大ブームから4年「街コン」の今人肌恋しいこの季節。出会いの場を求めて心がざわざわする人も多いだろう。そんな折、ふと、こんなことを思い出した。

「そういえば今街コンって、どうなっているのだろう……」

筆者は2012年に街コンに参加し、当連載で「一度参加すればハマる? 噂の“街コン”に参加してみた!(http://dokujo.jp/archives/51738482.html)」という記事でレポートした経験がある。ちなみに2012年の流行語大賞にも「街コン」はノミネートされていた。とにかく当時は新たな出会いの場所として大流行していたのだ。


■ 街コン開催情報が去年からストップ!


まずは4年前にチェックしていた街コンの某ポータルサイトへアクセス。すると11月開催の街コン情報がズラリと掲載されていたので「お、まだちゃんと開催されているんだな」と、うち1つの街コンのタイトルをクリックしてみたが、そこにはこんな文字が!

「開催日時 2015年11月 8日(日)14:30~18:00(14:00~)」

つまりこれらは去年の情報。なんとそこから時が止まったように更新がストップしていたのだ。続いてほかの街コンポータルサイトへアクセスしてみると、こちらはちゃんと今年開催の情報がズラリと掲載されていた。「なーんだ、街コンはまだまだ健在か」とホッとしたが、こちらも開催の詳細情報をチェックしたところ、あることに気が付く。

「あれ? 会場がレストラン1店舗しかない」

2012年に参加した街コンは、〝街〟というエリア内で複数の店舗がイベントに参加しており、参加者は自由に店を行き来して飲み食いができるシステムだった。しかし現在開催されている街コンは、特定のレストラン1店舗を貸し切って行うのが主流らしい。つまり会場となるのは〝街〟ではなく、店単体。これでは単なる婚活パーティと差がない。


■ 今時街コンに参加しようと思う人にレベルの高い人はいない!?

つまりポータルサイトを確認する限り街コン文化はやはり衰退しており、現在では〝街コン〟と名乗りながらも店単体を貸し切るパーティ形式で細々と維持しているというのが現状のようだ。やはり街コンは完全に〝オワコン〟となってしまったのか?

「ブームは完全に衰退し、特に都内の街コンはまったく人が集まらない状態です。地域の店をはしごしながら街歩きを楽しむスタイルではなく、店1軒を貸し切ったパーティのようなスタイルで開催しているところがほとんどですね」

こう語るのは以前街コンの運営に携わっていたというA氏。では現状街コンに参加するメリットはあるのだろうか?

「しいて言うなら参加者が少ないので、特定の人とじっくり話すことができるというメリットはあるかもしれません。でも今時街コンに参加しようと思う人にレベルの高い人はいない、というのが正直な感想ですね」(A氏)


■ 行政の関わり 地方の街コンは活況!

都内における街コンの衰退化を語るA氏だが、「でも地方の街コンは活況なんですよ。参加するメリットは十分ありますね」とのこと。なぜ地方は都内と違い盛り上がっているのか?

「町おこしのために行政が関わって街コンを開催するケースが増えているんです。地元で出会って結婚して定住してもらい、少子高齢化を少しでも解消させるのが狙い。行政から補助金も発生するので参加費もリーズナブルなのも利点です」(A氏)

つまり街コン文化というのは完全に死んだわけではなく、地方では町おこしイベントとしてしっかり生き残っていたのだ。ただやはり都内をはじめとする首都圏で街コンという形態を維持するのは難しく、参加するメリットも正直あまりないのが現状だろう。

それにしても流行語大賞ノミネートからたったの4年でこうなるとは……。かつての参加者としては寂しい限りだ。(橋口まどか

<関連リンク>
一度参加すればハマる? 噂の“街コン”に参加してみた!