「全くキッチンに立たない」派から「実家の野菜をフル活用」派まで 独女の自炊事情紅葉のピークは過ぎ、冷たい風が身にしみる今日この頃。師走に向けて仕事が忙しくなるうえに体調を崩しやすい季節なので、健康や節約のために自炊をしている方もいるだろう。

自宅の調理器具は電子レンジしかないというまみさん(30才)は、「定時で終わる仕事ではなくご飯を食べる時間が日によってバラバラなので自炊はしません」という。

「料理ができないわけじゃないんですけど、ひとり分の食材を買ってちゃんと調理しても無駄になるんです。コンビニかスーパーで好きなものを買ったほうが経済的だし衛生的だし。その日の気分や体調によって好きなものを食べられるのもいいですよね」

なるほど、それも一理ある。オーガニック野菜をたっぷり使った料理などモデルや有名人がSNSで披露しているような自然派生活にも憧れるが、お金とそれにかける手間や時間を考えると、現実はなかなかキビシイ。それに何しろ、食べてくれる人がいないと張り合いがなくなるものなのかも。


広めのキッチンがある部屋へ引っ越したのを機に、自炊を始めたというゆまさん(32歳)は、「作ると、幸せだったときのことを思い出して人恋しくなるメニューがある」と語る。

「市販のルウで作るカレーやシチューは、子供の時から親しんできた家族の味なんですよね。みんなでワイワイ食卓を囲んでいた風景を思い出すので、一人で食べていると虚しくなってきちゃうんです。残ってもアレンジが効くし、コスパはいいんですけど手が出なくて……」

大好きな彼と別れたのをきっかけに、あるメニューが作れなくなったというみなみさん(38才)もいる。

「ミートソーススパゲティは、3年前に別れた彼が大好きだったメニューで、何かいいことがあるとご褒美に作ってあげていたんです。友達にも好評なのでリクエストがあれば作りますが、実はまだ彼のことがふっきれてないのでひとりのときは作りません」

その一方で実家から送られてくる野菜を使って、ヘルシーライフを送っているのはあやねさん(37才)。

「リタイヤして家庭菜園に目覚めた両親が、月に2回野菜をどっさり送ってくるんですよ。夏はきゅうり10本、ナス12本、プチトマト30個とか(笑)! 最初はどうしようって思ってたんですけど、日々の食事に生かしつつ、ソースや漬物、乾物とかに加工したりと、それほど手間をかけずにできる調理法や加工法を覚えてきたら、どんどん楽しくなってきました」

とはいえ大量の野菜をさばくのは至難の技。週末は友人を自宅に招き、飲み会という名目で冷蔵庫を一掃するという。また、今年は災害が多かったため野菜が高騰。こんな時には加工しておいた食材が活躍してくれる。

「食べきれなかった大根や人参を干しておいたんです。それをきんぴらにしたり。茹でてペースト状にし冷凍保存していたほうれん草をパスタソースにしたり。けっこう使えるんですよ! おかげで1日3食、野菜をたっぷり使った食生活になり風邪をひかなくなりました」

生き生きと語るあやねさんは本当に楽しそうだった。

独女のみなさんから、自炊事情を語っていただいたがみなさんはいかがだろうか? 健やかな生活を送るうえで、正しい食生活は大切だ。しかし、一人暮らしで継続して自炊することは案外難しいのも事実。生活スタイルと嗜好に合わせて、健康的な食生活を送ろう。(パンチ広沢

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