子宮を大切にすれば幸せになれる?注目が集まる「子宮力」と女性2016年を振り返ると、「子宮」というキーワードに注目が集まっていたように思います。

たとえば「願いはすべて、子宮が叶える 〜引き寄せ体質をつくる子宮メソッド〜(河出書房新社)」や「子宮の中の人たち リアルタイム妊娠まんが(KADOKAWA)」といった、描く内容は異なっていても「子宮」をテーマにした書籍がちらほら。

2015年には「ジェムリンガ」という膣に入れるパワーストーングッズが衛生面で問題になりましたが、そのときからすでに健康面だけでなく、心の面でも「子宮」という場所に注目が集まっていたのかもしれません。

■ “子宮系女子”とは何者か

2015年頃から聞くようになった「子宮系女子」。そもそも彼女達は一体何者なのでしょう。


子宮の声を聞くことで理想のパートナーに愛される、お金が手に入る、子宮は女性だけが持つパワースポットなどといったことを唱え、提唱する内容には個人差はあれど、“子宮を大切にすることで幸せになれる”という女性たち。

そういったスピリチュアル的な流れが元々「子宮系女子」として語られていました。

しかしここ最近はそういったトンデモ理論だけでなく、もっとシンプルに「子宮の健康」や「子宮を整える」といった、女性ならではの臓器である子宮を大切にし、尊重した生き方をする人のことを広い意味で「子宮系女子」と呼んでもいいのではと思っています。

男性にはない子宮があるということは、“特別”なことであることには間違いありません。年々社会での女性の活躍に注目が集まっていますが、それと並行する形で、子宮をはじめとする“女性性”への認識も高まってきているのかもしれません。


■ 子宮は影響力が大きいと思う?

「男は頭でモノを考え、女は子宮でモノを考える」というような言葉を昔から耳にするように、子宮は直感や感情などを比喩するものとして使われてきました。

実際に子宮(直感)で考えて生きているかは個人差がありそうですが、体感として周りの女性達に話を聞くと、子宮が感情や決断にもたらす影響力を感じている人は少なくないのかもしれません。

「生理前になるとイライラしたり、落ち込んだり感情が揺さぶられることは多々あります。これって子宮に振り回されているなーと常々感じるので、影響力はあるのだろうなと思います」(28歳・デザイナー)

「なんでも子宮のせいとは思いませんが、私は体質的にストレスが生理の不調につながるなと思って生きてきました。ハードワークが続くと経血の量が多くなったり、短期間で太ると生理が遅れたりするんです。
もちろん病院にも相談していてケアはしているものの、起きるたびに『体は心と繋がっている』と強く感じるし、子宮はよりそういったつながりの強さを感じます。もちろん胃とかにも感じる話ではありますが」(32歳・IT関連)

PMSで感情に変化がおきるのはホルモンが原因です。それをわかっていても、影響力が大きい(と感じる)子宮に対して、特別な意識を持つ「子宮系女子」は今後も増えるのかもしれません。

「子宮を大切にすれば幸せになれる」とは思わないものの、子宮自体は臓器のひとつですから、そりゃ健康な方がいいですし、大切にした方が幸せになることもあるでしょう。昨年から注目が集まる子宮。子宮自体を痛めつけるようなおかしな器具をいれるのはもってのほかですが、健康のためにも、少しだけ目を向けてみるとおもわぬ気づきがあるかもしれません。(おおしま りえ

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