プロカメラマンに聞いた「美しくみえる写り方」「ハイ、チーズ!」カメラを向けられると長年の癖か、うっかり10代、20代の頃と同じポーズをしてしまうことってありませんか? 後で見ると、何だか自分だけ浮いている…いや、ちょっと痛い? そんな気持ちになることも。

では、どうしたら美しくスッキリとしたベストな写り方ができるのか、フォトグラファーの江上 嘉郁氏にお話を聞いてきました。


■ Lesson1.アゴは下げる!

「ちょっとアゴを引いて」と言われたとき、みなさんはどうやってアゴを引きますか?
この“アゴを引く”という動作は意外に難しいと江上氏は言います。

「アゴを引くというよりは、アゴを下げる、そんな感覚で下に下げてみてください。鏡の前でやってもらうとわかりやすいのですが、正面を見つめアゴが上がっている状態から、アゴを下に下げてみると、顔の輪郭がシャープになるはずです」

単にアゴを引くと二重アゴが強調されてしまうので、どのくらいアゴを下げるのが一番シャープに見えるのか、ぜひ鏡の前でチャレンジしてみましょう。

■ Lesson2.角度を変える

アゴを下げてシャープさを出したつもりでも、やっぱり二重アゴが気になったり、真正面過ぎて小じわが気になったりというパターンもあるかと思います。そんなときは、横顔で勝負しましょう。

「これは人それぞれの好みもあるんですが、正面の写りが満足できないなら、角度を付けて横から写るようにするのも一つの手です。二重アゴやシワ対策にもなるし、正面より鼻や唇など立体的な部分も強調されるので、コンプレックスを解消しチャームポイントを引き出す写り方と言えるかもしれません」

確かに集合写真など、斜めの角度で写っている人の方が品が良く感じられる印象がありませんか? 正面がダメなら横! 覚えておきたい小技ですね。

■ Lesson3.洋服で印象は変わる

「白系のトップスはカメラマンが使用するレフ版の役割を担ってくれるので、顔を明るく見せたいなら白系のトップスを意識しましょう。着席した撮影であれば、膝の上に白いハンカチを置くだけでも効果があります。ただ、明るみを出す利点はありますが、影が作りにくい分、膨張して見えるので、スッキリ感を出したい場合は黒のトップスがオススメです」

つまり明るさを出したいときは白系を。スッキリと締まった印象を作りたいときは黒系を着るのがベストだそう。自分がどう写りたいかで洋服選びにも気を配ってみると良さそうです。

■ Lesson4.上の歯を見せて笑う

「口を閉じた笑顔より、歯を見せて笑った方が健康的だし若々しい印象を与えます」と江上氏。じゃあ歯並びが悪い人はどうしたらいいの? と質問すると、「正直言って、超ドアップでなければ歯並びまでは見えません。サイズ的にも画素数的にも普通の写真でそこまでは見えないはずです」と回答。

確かに拡大してまで誰かの歯並びをチェックするなんてそうそうないですよね。コンプレックスが気になるのは自分だけで、案外まわりはそこまで気にしていないのかも? ただ、口の開き過ぎは下品に見られる場合もあるので、上の歯だけを出すような心持ちが良いそうです。

■ Lesson5.ポージングは恥ずかしがらずやりきる!

「ポージングで最も大事なのは、恥ずかしがらずやりきること! 例えばダブルピースをするなら、下手に顔の輪郭を隠そうとするよりも、オーバーめで元気さが伝わるような力のこもったダブルピースをした方が気持ちの良い写りになります。男目線から言わせてもらうと、下手に取り繕った姿を写真に残そうとする女性よりも、元気でいい子だなといった好感が持てる気がします」

最後は江上氏の個人的主観もありましたが(笑)、結局は自然体な表情が一番美しく写るそうで、コンプレックスを隠すポージングを考えたり、可愛く見せる努力をするよりも、「ニコッと上の歯を見せるようなつもりで思いきり笑う」のが一番写りがいいのだとか。

いかがでしたか? ぜひ上記5つを意識して、あなたならではのベストショットを生み出しましょう!

<協力>
フォトグラファー 江上嘉郁氏
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