なぜ素直に喜べない!? 「サプライズ嫌い女子」の心理とは?女性なら誰もが憧れるとされる「彼からのサプライズ」。

定番の舞台となるのはプロポーズや結婚式の余興など。彼が彼女のためを思って一生懸命企画し、時には仲間たちや身内まで参加することもあるだろう。さらにはテレビ番組で「彼女へのサプライズ」が企画となることも数多く、そうなるとタレントまで巻き込む一大プロジェクトになる。そこにあるのはただ「喜んでほしい」「感動してほしい」という善意のみだ。

だがそんな一大プロジェクトによるサプライズを受けた女性が、〝サプライズ嫌い〟だったら? テレビ番組の企画ではまずそんな危機的場面は訪れず必ず感動に着地するが、実際のところ感動に着地せず困惑したり、ひどい時にはドン引きしてしまうタイプの女性はけっこう存在するのだ。


■ ケース1 トランクのバラの花束に困惑

誕生日に彼氏とドライブをしている最中、「ちょっと後ろのトランクに荷物忘れたから、悪いけれど取ってきてくれない?」と頼まれたマリさん(30歳)。

「その不自然な前フリに、『まさかトランクを開けたらプレゼントが! みたいな展開だったらどうしよう』とドキドキした」と勘付いてしまったそうだが、とりあえずトランクを開けると、そこには抱えきれないくらいの大きなバラの花束があったという。

しかし、その瞬間マリさんが真っ先に思ったのは「どうしよう……うまく感動できない」という焦り。

「たぶん期待されているのは感動の涙。でも涙は見事に一滴も流れず(笑)。とにかくどうすれば彼が喜んでくれるリアクションがとれるか、そればかり考えたのを覚えています。もう仕方ないので最終的には『すごくうれしいけど、うまくリアクションできなくてごめんね』と素直に謝りました。以来サプライズ恐怖症ですね」

■ ケース2 男性側の意見「そこまで嫌がる理由は何?」

Aさん(男性・35歳)がかつて交際していた女性は筋金入りのサプライズ嫌い。交際初期から「私サプライズとか無理だから」と宣言され、記念日などでプレゼントを渡す際は、必ず事前に「何が欲しい?」と確認。「●●が欲しい」という意見を採用し、それをプレゼントしなくてはいけなかったという。

「『これってプレゼントじゃなくて、単なる買い物じゃない?』と思わなくもないですよね。やはり男としては感動のサプライズまではいかなくても、彼女が喜びそうなプレゼントをこちらで考えて、ちょっとくらいビックリしたり喜んでほしい。でもその子には『サプライズは結局する側の自己満足』とまで言われました」

結局Aさんとその女性は間もなく破局。ちなみにAさんはその後交際する女性に対しても、迂闊にサプライズ演出をするのが怖くなったという。

■ なぜサプライズ嫌いなのか?

「相手に喜んでほしい」そんな善意は理解しつつ、それでもサプライズを嫌がる女性たち。そこにある心理は一体何なのか?

前述のマリさんはその心理について「うれしくないわけではないんです。でも一番のネックは〝恥ずかしい〟こと。もともと人前で喜怒哀楽を表すのが得意じゃないし、学生時代も卒業式などで泣いたことが一度もないタイプ。どうリアクションをとればいいのか分からないんです」と語る。

ちなみに筆者も学生時代一度も卒業式で泣いた経験がないが、やはりサプライズは苦手なタイプ。うれしい気持ちはもちろんあるのだが、一気に喜びが爆発して涙したりハイテンションになったりすることは決してない。うれしい感情はじわじわと沸きあがり、後になって感動したりすることも多い。だがそれだと相手に喜びはなかなか伝わらないだろう。だからサプライズは苦手というより「喜びが足りなくて申し訳ない」という気持ちになってしまうのだ。

またAさんの彼女が言う「サプライズは結局する側の自己満足」という意見も当然苦手な女性にはあるだろう。サプライズを嫌がる人に無理やり仕掛けて感動を強要されたら、確かにそう思うのは理解できる。とはいえ人の善意には多かれ少なかれ誰でも自己満足的要素が存在するものだ。それを全否定せず、やはり歩み寄りは必要だろう。

そして最後に1つ言えるのは、善意を素直に喜べないことにマイナスはあれど、プラスの要素はほとんどないということ。恥ずかしい気持ちやリアクションが薄いという特性は努力してどうにかなるものではないが、正直喜べるなら素直になるほうが絶対得だ。わかっちゃいるんですけどね。喜びベタもツライのです(橋口まどか)。

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