結婚となると急にハードルが!? 「外国の方との交際」を考えるときにアラサー世代の独身女性を描いた人気漫画『東京タラレバ娘』が遂にドラマ化。第1話では、「このままだと“ひとりオリンピック”になってしまう!」と連呼していたのが印象的でした。オリンピックムードも高まるなか、近年は来日外国人の数も急増中。日本政府観光局のデータによれば、訪日外国人の数は、この12年で約4倍も増えているそうです。必然的に外国人との出会いも増えるなか、いざ付き合うとなるとどういう点が楽しいの? 友達にはなれても、一生のパートナーになるのはやっぱり大変じゃないの?…などなど、経験者たちに改めてそのあたりの実情を尋ねてみました。

■ 年齢より個性を見てもらえる! 外国の方との恋愛、「ここが幸せ」

まずは、外個人との交際でよかった点から。よく言われるのが、愛情表現ですよね。「何でも言葉にしてくれる(かわいいねなど)」「誉める、からかう、のバランスが良い」と言葉面をあげる意見もいれば、「人前でのスキンシップを恥ずかしがらない」「楽しませようと頑張ってくれるし、外出デートも頻繁にしてくれる。日本男性は“家でまったり”が好きで、外出に積極的ではない人が多かった」といった行動面での意見も見られました。世界的に見ても、拘束時間が長いと言われる日本企業。仕事で疲れを溜めすぎているのも、外デートを頑張れない人が多い原因のひとつなのかもですね…。


そして、「年齢を気にされず、全てを個性として見てもらえる」「彼女からパートナーになったときに感じた愛情の大きさ」といった意見も。特に欧米は“パートナー文化”なので、一対一の対等な関係を築きたい女性には向いているのかもしれません。「家族ぐるみの付き合いが多い」という意見もありましたが、結婚を約束していない恋人でも家族の場に気軽に連れてくる、というのも日本にはあまりない文化のひとつですよね。

「言葉が違うと、聞き流せることが多いのは意外なプラス面。喧嘩も途中で諦めるので深刻化しない」「一生懸命に会話して伝え合っている感じが楽しい」なんて意見も見られました。“言葉の壁”が良いほうに作用することもある様子。細かいニュアンスまではどうせ伝えあえない、育った文化が違うし…などと良い意味での諦めがある分、うまくやっていきやすい側面もあるのかもしれません。

そのほか、「エスコートがスマート」「レディーファースト」「料理をしてくれる」など紳士的な振る舞いを挙げる人や、「海外生活が長かったし、日本の息苦しいしきたりになじめないタイプなので、日本人と付き合うよりスムーズ」という人もいました。

■ 結婚となると、急にハードルが高くなる!? 言葉の壁より大変なことは?

続いて、外国の方との交際で大変なところも尋ねてみると、「なんだかんだ言っても、言葉の壁がある」「伝えたいことがストレートに伝わらないことがあるし、私が知らない単語が出てくると困る」などなど、前項と反し、言葉の違いのマイナス面を挙げる人が複数。「言葉というより考え方の違いに戸惑う」という人もいました。

軽めのハードルでは、「付き合う以前の共通項がない(昔見たテレビやマンガ、流行ったこと等)のが寂しい」「好きなドラマや俳優の話ができない」など文化背景の違いを挙げる人や、「彼に付いて海外にきましたが、日本食が日々恋しい」「外国人の旦那が、納豆と卵かけご飯を嫌いなことがハードル」など食生活面を挙げる人もいました。

一方で、深刻なハードルも。「結婚予定の彼と、永住ビザの関係で半年会えないことに。手続きの面倒くささに驚いた」「在留資格を取る申請の途中で、心折れそうです」などなど。日本人同士のように、婚姻届を出せば完了とはならないのが国際結婚。国によっては煩雑な手続きが発生し、何度も申請に行かねばならないことも。偽装結婚や不法滞在を避けるために必要な手続きとはいえ、「平日日中に役所や大使館に何度も通う」というだけでも結構な負担ですよね(汗)。

そのほか、親や家族の問題を挙げる人(「結婚を決めたときに、親の猛反対を受けた」「英語を喋れない相手の親と、仲良くなれない」)もいれば、住む国を変えることや今ある環境を捨てなければならない悩み(「どうしても今の仕事を辞める決心がつかず、一旦別れたが復縁した」「最終的にどちらに住むかでお互いが譲れず、別れに至りました」)を挙げる人もいました。

結婚となると、急に深刻な問題が出てくるのだな…と思い及んだところで、「まあ、それは日本人同士でも割と同じかもしれないな」とも思った次第(笑)。国策や国政の影響を受ける…といった特殊なリスクはありますが、日本人相手でも親の反対を受けることはあるし、急に転勤や退職をしなければならないこともある。一時的にマイナスに思えることがあっても、長い人生で見ればプラスに作用したりもするもので、外国の方相手でも、相手との未来を前向きに考えられる人だけが、国境というハードルを超えられるのかもしれませんね。

皆さんは、外国の方との恋愛や結婚を考えたことがありますか?(外山ゆひら

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