シニアになったらワンチャンあり!? 熟年結婚のメリット長らく“独女”として活躍していた阿川佐和子さんに結婚報道が出たのは昨年の11月。

結局阿川さんは現在のところ入籍に至っていないようだが、芸能界では実際に桃井かおりさんが64歳で結婚したほか、59歳で夏木マリさん、57歳で小林幸子さんなどが結婚している。

長らく独女生活をおう歌し、経済的不安もおそらくないだろうスターたち。なぜ彼女たちは熟年期に“結婚”という選択肢を選んだのだろうか? 適齢期にはない、熟年結婚のメリットとは一体何なのか?

まず考えられるのは、老いによる体力的な衰えや介護の不安の軽減。不安を感じつつ1人で暮らすのは、やはり心細いだろう。また若い頃は多かれ少なかれ誰かがちやほやしてくれたかもしれないが、年齢を重ねるとそうはいかない。そしていつまで仕事ができるかという不安もある。

そんな不安を持つ男女同士が出会い、寿命までの残された日々を一緒に寄り添う。熟年結婚はそんなイメージだ。


■ 同窓会、スポーツクラブ……出会いの場は若い世代と大差ナシ

だが問題は、そんな不安を持つ男女がどこで出会うのか? ということだ。若い頃でも限られている出会いの場。熟年となって、一体どこでチャンスがあるのか?

「私の母は熟年恋愛中ですが、出会いは同窓会だったそうです」

こう語るのは20年前に父親を亡くしているユミコさん(36歳・独女)だ。ユミコさんの母は65歳の頃に同窓会で再会した同級生と恋愛中。聞くとちょうど定年退職の時期で暇になった人が多く、頻繁に同窓会が開催されていたという。

「65歳にもなると、夫や妻が他界したという人がちらほらいるそうです。母の相手も同じで、やはり若く妻を亡くしていたそう。頻繁にデートを重ねていますが、母がどんどんキレイになっています。いくつになっても恋すると女性はキレイになるんだなって(笑)」

一方「私の女上司が60歳で熟年結婚した」というツカサさん(40歳)。聞くと出会いの場は「スポーツジムでナンパされたらしい」とのことだった。

「相手はもう70歳近いらしいですが、最初から積極的だったそう。確かにスポーツジムってシニア層がかなり多いので、そういうことがあっても不思議じゃないなと思います」

「スポーツジムが出会いの場」というのは若い世代でもよく聞く話。時間があり健康に関心が高いシニア層は熱心に通っている人も多く、自然と接点が生まれるのだろう。

そのほか出会いの場としては「パチンコ屋で隣に座っていた男性からナンパされて、付き合い始めた」という熟年カップルの話も聞くことができた。案外ナンパというパターンが多く、団塊世代は今どきの男性と比べてかなり積極的なことがうかがえる。


■ 煩わしい親戚とのかかわりもナシ!2人きりで生きる心地よさ

そして熟年結婚が適齢期の結婚と大きく違うのは、“出産”が基本的にないこと。もちろん最近50歳で出産したジャネット・ジャクソンの例もあるが、普通に考えて還暦近くで妊娠や出産は考えづらい。そうなると自然と夫婦2人での生活となるだろう。またよく考えれば双方の両親や親戚もほとんどが年齢的にもほとんど他界しているので、適齢期の結婚にある「家同士のわずらわしさ」や「義実家とのかかわり方」なども存在しない。

余計なしがらみがそぎ落とされ、ただ2人で寄り添う。ちなみに前述の桃井かおりさんが熟年結婚した理由は「夫婦は老後がいいのよ」と知人にアドバイスされたからだそう。まさにそれが熟年離婚の良さなのだ。


■ お互いの生活スタイルに、今更合わせられる?

だがもちろん熟年結婚にはデメリットもあるだろう。

まず考えられるのは「長年1人で過ごした生活スタイルの変化に対応できるか?」という不安。例えば「朝はごはん派かパン派か?」といったことから、ドアの開け閉めなどの些細なことまで、自分のスタイルに相手が合わないと、妙に気になることもありそう。若い頃だと我慢できても、先行き短い熟年結婚の場合は「残り少ない人生で我慢したくない」という気持ちが芽生えても不思議ではない。その不満が積もり積もって起こるのが、こちらも増えていると言われる「熟年離婚」だ。

そのほか再婚の場合は「子供など家族の理解」なども問題になりそうだが、その点独女なら心配ない。ただ相手が再婚の場合は、そこも当然考慮する必要はあるだろう。

今は独身でも、老後に結婚という第二の人生が選択できる可能性があるということは決して悪いことではない。今は独身をおう歌している独女の皆さんも将来の選択肢として、視野にいれておくといいかもしれない(橋口まどか)。

Photo credit: stevendepolo via Visual Hunt / CC BY

<関連リンク>
女ひとりでも素敵に頑張れるかも!? 憧れの“独身”女性芸能人は?