リアルな「女として終わってる」瞬間独身女性の心をガリガリと削り取っていく。そんなリアルで辛辣なヒット漫画「東京タラレバ娘」が1月からドラマ化され、毎話放送されるたびに話題を呼んでいます。

主人公は脚本家の倫子30歳。同い年のネイリスト香と、父の居酒屋を手伝う小雪の独身3人が、自分に悩みながら改めて恋愛に挑むけど……というお話です。


■ ドラマからはなぜ、悲壮感を感じないのか?

主人公はことあるごとに「女として終わってる」という事を、作中のイケメンモデルKEYや現実から突きつけられるのですが、ドラマには、原作のようなヒリヒリする悲壮感を感じないという感想も寄せられているようです。

例えば第2話で、KEYが倫子の部屋に上がり込んだとき、倫子の部屋には下着が干しっぱなしで、慌てて取り込みズッコケ!「私、女として終わってるでしょ?」と投げやりに言い放つシーンがありました。

確かに、男性を部屋にあげて洗濯物が干しっぱなしなのはいただけませんが、干された下着はピンクや水色の上下セット。デカパンやブラトップなどは1枚も干されておらず、全く終わってる感を覚えません。

実際に終わってる女はもっとひどいぞ! という思いがどうしても拭えず、女性たちがどんな瞬間「あ、私女として終わってる」と思うのか? 筆者も赤裸々に終わってる感をぶちかましながら、ご紹介したいと思います。



■ リアルな女が思う「私、女として終わってる!」瞬間

最初は、私のどうしようもなく女として終わってる瞬間からお話しましょう。

筆者の仕事は主に文筆業。つまり倫子と同じように、打ち合わせをしたり家にこもって原稿を書いたりする仕事をしているわけですが…女として終わってると一番感じるのは、あまりの忙しさに洋服も着替えないまま2日くらいお風呂にも入らず、ひたすら原稿を書き、お腹が減っても食事の時間も惜しいから、棚にあった羊羹を貪りながら仕事を続けている時。

そんな嵐のような時間が去ったあと、痒くなってきた頭をかきながら「ああ、私女として終わってんな」と思うのです。

思うものの、問題はそんな瞬間が1ヶ月に2回はあること。最長3日半で頭が痒すぎてギブアップしたこともご報告しておきます。


■「女として終わってる」感に焦るとどうなる?

続いてご紹介するのは、契約社員として事務業務をするアラサー女性。彼女の場合は「自分探しが止まらない点」が女として終わっていると思うそうです。

元々、デザイナーなどクリエイター職につきたかった彼女ですが、就活で失敗し挫折。現在も何か自己発信をするわけでもなく、クリエイターとして再就職も考えられず、人生迷走。

FPを取得してみたり、読書会に通ってみたりしたものの、特に人生が好転する気配もない。最近は迷走が過ぎてスピリチュアル系にハマり「自分を認めましょう」的なワークを愚直に遂行。しかし、減る貯金と若さを前に、「あー女として終わってる」と冷静になる瞬間があるそうです。

他にも「30代になってナンパや合コンで知り合った男と立て続けにセックスして自己嫌悪に陥る」「仕事のストレスで10キロ増量。でも仕事がやめられなくて最近愚痴っぽい」「30代の老化にあせって40万円近いエステを勢いで契約」などなど、「女として終わってる」感は人によってバラバラですが、共通しているのは根本に「女としての終わりに焦りを感じて、何かを加速させること」なのかもしれません。

それが自分探しなのか、仕事に没頭しすぎるのか、はたまたオンナを磨きすぎたりお金を使ったり、何をするかは人それぞれ。

独身女性にとって仕事、自分、恋愛のバランスをとりつつ生きるのは、とても難しいことなのかもしれません。ドラマの「東京タラレバ娘」からは、この3つのバランスがどこかで「けっこう取れてるよね?」と思えてしまうから、共感度が下がってしまうのかもしれませんね。(おおしま りえ

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