女は結婚すると「占い」に興味がなくなるって本当?「私、この先どうなるんだろう…」と不安に駆られたとき、占いをチェックするという人は多いのではないでしょうか。星占い、タロット占い、風水、四柱推命など、占いの世界はオールシーズン百花繚乱。「年に1度の雑誌の占い特集はつい買ってしまう」「お気に入りの占い師のところに定期的に通っている」という人も女性なら珍しくありません。

ところが、あるときを境に女性は占いと疎遠になるタイミングがあるのだとか。占いにハマっていた過去を持つ一般女性とベテラン占い師、それぞれに話を聞きました。


■ アラサー女子が占いにハマる心理

「私のなかの占い熱が最高潮に達していたのは28、29歳のとき。学生時代から付き合っていた彼氏にフラれた上に、仕事が忙しくて毎日ほぼ終電帰り。殺伐とした日々を送っていたなかで未来が不安で、頼れるものが欲しかったんですよね。そんなときに友達が当たる占い師がいるよ、って紹介してくれたので試しに観てもらったら、ずっぽりハマっちゃって(笑)」

会社員のミクさん(38)は10年前の自分をそう振り返る。

「当たるか当たらないか、で言ったら別にそんなに当たるわけじゃなかったんですよ。でも自分の悩みをバーッと打ち明けて、優しく聞いてもらえて、『あなたにはこんないいところがあるから、こういう方向で頑張ってみたら?』とアドバイスをもらえる。そういう一連の流れが当時の私にはすごく癒やしになったんです。カラッカラの砂漠に水が染み込むみたいに」

多いときは1カ月に1回、少なくとも半年に1回はその先生のもとに通い続けたというミクさん。恋愛や仕事の悩みは、すべてその先生のアドバイスを踏まえた上で決断を下していたそうですが、35歳で結婚した直後から、占い熱がスーッと冷めていったそう。

「『あの情熱は一体どこ行っちゃったの?』と自分でも不思議に思うくらいに、ピタッと占いに行かなくなりましたね。結婚生活に100%満足してるとかそういうわけでもないんですけど、もう自分には必要ないかな、って。雑誌の占いコーナーもまったく読まなくなりました」

■ 占いは不安定な人生を灯す道しるべ

実はミクさんのような女性は少なくありません。というか多くの女性が「結婚」をきっかけに、占いから離れていくのだそう。

「20~30代の独身女性が占いにハマるのは、未来が見えない、足場が定まっていないという不安感の裏返し」と分析してくれたのは、占い師として20年超のキャリアを持つNさん(50代)。占星術、タロット占い、ルーン占いなどをメイン占術とし、対面鑑定から電話占い、イベント出演まで幅広くこなすベテラン占い師です。

「人生は真っ暗な洞窟を歩いていくようなもの。占いはいわば、その洞窟を照らす“灯り”なんです。独身でいるあいだは不安で“灯り”が欲しくなるけれど、一緒に歩くパートナーができると『もう灯りなんかなくても歩けるわ』となる。それは当然のことでしょうね」

ところが、結婚で安定を手に入れ、占いから離れていったはずの女性たちは、時を経て再び占いに戻ってくるのだとか。

「夫婦関係、子どもの教育、義理の実家との付き合い…。結婚が日常となってしまえば、必ずまた新たな悩みが生まれます。そんなとき、かつて頼りにしていた占い師のもとを再び訪れる人は多いんですよ」

長い人生、“灯り”を求めたくなるときが再びまた来るでしょう。その灯りが他人なのか、お金なのか、占いなのかは人それぞれ。人生に不安を感じたら、占いを賢く利用するのもひとつの手だと覚えておきましょう。(小鳥居ゆき

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